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2017.11.22 WED - 動画ブログ

月1500冊以上読書する読書家が伝える日本の出版の危機と出版の新しい形。大衆受けしない本が世界を変える。

第一回万冊祭で予約受付をした私の初の著書ですが、万冊際で告知したとおり今年中には完成しそうです。遅くても今年中には完成と伝えていましたがその通りになりそうです。ただ、文字を編集してみたら40万文字以上だと言うことがわかりさすがに多すぎる(笑)通常のソフトカバーのビジネス書だと薄いと5万文字程度の場合もあります。分厚い、分厚すぎる!我ながらやばいと思います。これらの作業が今月中には終わると思います。そしたら後はデザインと印刷だけです。

この本は万冊際に来てくれて予約してくれた人にだけ表紙や概要を伝えています。まずは万冊際に来て、予約してくれた人に届けます。一般公開はその後。万冊祭という初のイベントに来てくれて、初の著書を1万円で予約してくれた人には色々報いたい。本当にありがとう。今一生懸命作ってます。一般販売は万冊際で予約してくれた人よりも高くなる予定です。1.5万円かな?かなり分厚い本になるので相当読み手を選ぶ本になります。

でもね、本来出版ってそういうものだと思います。今の出版の仕組みの方がおかしい。1冊あたり500〜1,500円が当たり前で1冊の本が1万〜2万部以上売れないと採算が合わない・・・となると必然的に『大衆受けする可能性がある本』ばかりになってしまいます。無論、雑誌や小説、マンガや写真集などのエンターテインメントはそれでもいいと思うんです。(それでも安すぎると思いますが)

例えばかの有名な『天球の回転について』の初版は300〜500部程度だと推定されています。これは1543年に出版されたニコラウス・コペルニクスの地動説を主張した著書です。今の出版の仕組みなら300〜500部程度しか売れる見込みが無い本は出版されないかもしれません。もっとも、今とは経済状況が大分違いますから一概に比較できないのは事実です。ちなみにジャン・ジャック・ルソーの社会契約論の初版部数も600部程度と言われています。

しかし、良い本を書ける著者が『それでは売れないからもっと内容を薄くしてくれ』『もっと大衆受けする本を書いてくれ』というプレッシャーに晒されているのも事実です。1万円の本でも2,000部売れたら2,000万円の売上です。こういう本を書ける著者に対して2,000部じゃ元が取れないから1万円も気合い入れなくて良いし1,000円でいいから薄くて大衆受けする本を書いてくれ、そしたら2万部売れる(かもしれない)ので頼むわ、と言うのはおかしいし、読者にとっても損失だと思います。

コペルニクスが地動説について書こうとしたときに、それは売れないから天動説よりのしかも読んでて楽しい本を・・・なんて依頼をして社会に何の価値があるのでしょうか。現実問題として、そのようなことが起きてるのが現在です。これは本当に見えないところで進行していて危機なんです。しかも、著者も出版社も食っていくために必死で悪気があるわけではありません。システム全体が疲弊してるのです。

だから私は新しい出版の形をつくりたい。著者が書きたいことを書き詰めて詰め込んで、高い本になってもコアな人が読み、共感し、そして著者も読者も成長するような本を生み出したいのです。そしてなによりその新しいシステムを私は作りたい。

とはいえ、何の実績も無いと誰も着いてこないのでまずは今、自分で本を作ってます。これが少なくとも1万円の予約価格で150冊の注文を2時間でゲット出来ました。これは一つの可能性でしょう。一般販売も開始したらあっという間に1,000冊、2,000冊は楽勝で行くでしょう。この実績を持って私は著者を説得し、この新しい仕組みで著者と読者に新しい価値を届けたいのです。これはマジで新しい出版の形を作り上げると思います。

このままだと本当に出版全体が疲弊して大変な事になります。それは著者も幸せにならないし、読者も幸せになりません。22世紀の出版の未来は本当に暗いモノになってしまうかもしれない。でも大丈夫。俺はやるぜ。その為に頑張って本を作ってます。しばしお待ちを!!出版社も設立中だしね。これも来月中には完成します。100年後から見てあの1冊が出版の流れを変えた、でも最初はたった150部の予約しか取らなかったらしいよ、そんな伝説を今作ってるのだ、と私は勝手に決めつけております(笑)

と言う訳でライブやります。

月1500冊以上読書する読書家が伝える日本の出版の危機と出版の新しい形
23時30分スタート。よろしくね!

追伸

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今日も読書!

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学で講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。コーチングと読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中。月1,500冊以上の読書をして、それとは別腹で漫画も毎月数百冊読む。趣味はパイプ、葉巻、ドライブ、喫茶店&本屋巡り。

平田悠貴(ひらたゆうき)東京都出身。吉祥女子高等学校卒業後、学習院大学文学部哲学科卒業。ビ・ハイア株式会社副社長。株式会社スピネル代表取締役。三松真由美の夫婦仲相談所マネージャー。プロのコーチ。イラストレーター、漫画家、アートディレクター。アニメは80〜90年代の作画が大好き。美術館や映画館が大好き。清水と二人でライブに出つつも常に清水より目立とう、主役の座を奪おうとする。趣味の漫画の時間が忙しいので副社長で納まって上げている、という名言を清水に放つ。年収高くなりすぎて起業してくれと清水にお願いされた猛獣系女子。(この紹介文は清水が書きました^^)
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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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