本番、覚悟、全力、自分の能力を下げる言葉を使わない方がいい、というライブをやろうと思います。この前私は述べ600人近い人達にイベントを新宿紀伊国屋書店のホールで2日間にわたって開催しました。結果的に成功に終わったこのイベントですが、参加した人ならわかると思いますが私の服装はいつも通りの服装でした。ライブを見ていたらおなじみのイッセイミヤケの半袖（夏場は汗をかくのでポリエステルのこの半袖は便利なので買っただけ）に、どこのかわからないノーブランドの短パン。そして5年以上使ってるサンダルだけでした。あと、パンツと肌着もいつものです。勝負パンツなんてはいてません（笑）メインゲストである烏賀陽弘道さんとの講演をするときだけは楽屋裏で着替えましたが、あれも一つのギャグです。

もし、私がハレのイベントだし、初挑戦の大仕事、きちんと全力を出すためにクリーニングおろしたてのジャケットを着て、あろうことか美容院に行ってきちんと散髪してきたりしたら上手く行かなかったでしょう。更に、そこで『このイベントを絶対成功させる覚悟を持って全力で取り組もう！！！』とかいってたらもう最悪です。

本番、全力、覚悟を持ってというのは一見すると自分自身の良いパフォーマンスを引き出すように見えますが、実はそれは逆効果です。何故かというとそれは潜在意識に対して『この仕事はいつもの自分では乗り越えられないから注意しろ。失敗するな。負けるな』と言ってるようなものです。

例えるなら、初めてのデートのようなものです（笑）緊張ガチガチでしょう。ましてキスとか考えてるならもう頭の中はパニックです。そこでこのデートは絶対に成功させるぞ、と意気込んで覚悟を決めて、なけなしのお金を使って新しい服を買って、美容院で気合いの入れた髪型にして、慣れない高級なレストランやカフェに行く、、、これはもう失敗の確率が上がると思いませんか？

このように、覚悟を持ってとか、全力でとか、今こそ勝負をかける大一番！という言葉は使わない方が良いです。私が良く、スタッフにいうのは

『よし！全力出すぞ！ただし1％だけ（笑）』

とジョークで言っています。全力とか必要ないのです。スポーツだって同じでリラックスして練習してるときは良い成績が出るのに、本番になると成績が悪くなる人は知らず知らずの間に自分の能力を制限しています。恋愛もビジネスも同じです。全力というのは意味が無いのです。いつも通り、平常運転でOKなのです。それが一番良いパフォーマンスを出し続ける秘訣です。

本番、覚悟、全力、自分の能力を下げる言葉を使わない方がいい
というわけでこのライブは珍しく朝6時30分からスタートします。昨日の夜本当はやりたかったのですが眠くて寝てしまったので朝やります。3時から読書して2時間ほど行ったので頭もスッキリ。皆さんおはようございます。

追伸

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今日も読書！

一月万冊　清水有高（しみずゆうこう）滋賀県出身。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70％の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。コーチングと読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中。月1,500冊以上の読書をして、それとは別腹で漫画も毎月数百冊読む。趣味はパイプ、葉巻、ドライブ、喫茶店＆本屋巡り。