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2018.10.01 MON - ファイナンスコーチング

論理的に動けば稼げるが、論理だけだと心が折れて稼げなくなるのが人間

占い師や新興宗教に頼る中小企業の社長は意外に多い。と言う話を昔、船井幸雄さんのなんかの本で読んだことがある。私自身の実感としてそういうのにハマってる人は多いと感じる。船井幸雄さんは上場企業の船井総合研究所の創業者だ。もうお亡くなりになってる。

昔すぎてどの本か忘れてしまったが、船井幸雄さんがコンサルタントとして活躍してる時に自分の意見が明らかに正しいのにクライアントの社長が受け入れないことが続き、それがなんでだろうと思ってクライアントの社長に聞いてみたら「相談してる占い師の先生がダメと言ってる」「神様に聞いたらそれはやめたほうがいい」と言われたことが続いたらしい。なんの本だったっけ?

船井幸雄さんは「はあ?そんな非論理的なことで俺の論理的なアドバイス断わんなよ」と思わずに「クライアントはなんで占い師とか神様に相談するんだろう」と疑問に思って色々自分で調べるようになった。最終的には船井幸雄さん自身が中小企業の神様みたいに信仰されるようになった(笑)色々最後の方は船井幸雄さん自身がかなりオカルトちっくな事を言うようになった。

ミイラ取りがミイラになったというのはわかりやすいかもしれないけど、ある意味お客さんのニーズに応えたとも言える。一人で頑張る社長は孤独だ。誰にも相談ができない。従業員に聞いても結局最後の決断は自分でやる必要がある。

そんな時に神様のような何かに心の拠り所を求めて行くことは人間のサガなのかもしれない。それは中小企業社長だけじゃなくてみんな同じ。だったら自分がその神様になってニーズを満たしてやろうと思ったかどうかはさておき、孤独を癒して欲しいと言うニーズは確実に存在する。

船井幸雄さんが活躍したのは1970年代から1990年代の頃だろうけど、今はその役目を新興宗教や占い師だけではなく自己啓発が埋める部分もできてきたのかもしれない。しかし、私がみてる限り経営がうまくいってる会社は結局論理的な戦略をしっかり実行してる会社だ。

ただ、その論理的な戦略を実行する際に心がさみしくなる、折れる時もある、そう言う時の相談相手や心の拠り所として占い師、自己啓発、新興宗教などがあるのだろう。

人間なんでも論理だけで動こうとすると心が折れる。さりとて非論理だけに癒しなどを求めるとビジネスの世界では負ける。スティーブジョブスもお坊さんとかに相談とかしてたときあったけど、お坊さんにiPhoneやiMacの販売戦略は相談してないだろう。ここを間違えると痛い目にあう(笑)何事もほどほどか?そんな事を台風で晴れた空見ながら朝のコーヒー飲んで思った。

清水有高プロフィール

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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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