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2018.05.23 WED - ファイナンスコーチング
儲かる会社入門編のオススメ著者3分野紹介 戦略・竹田陽一&栢野克己、会計・岡本吏郎、マインド・苫米地英人 動画書き起こし約2万文字。
清水:今日は儲かる会社入門編、おすすめ著者3人を紹介します。戦略部分では竹田陽一さんと栢野克己さんでランチェスター経営になります。参考図書と「小さな会社の儲けのルール」「プロ社長」「小さな会社の稼ぐ技術」です。会計関係では岡本さんの本です。参考図書は「岡本式戦略帳簿のススメ」「成功はどこからやってくるのか?」「会社にお金が残らない本当の理由」です。マインドの部分では、苫米地英人さんの「「言葉」があなたの人生を決める」「Dr.苫米地式 資産運用法なら誰もが絶対にrichになれる!」が参考です。この辺りの本を読めば儲かるようになります。また、高収益かつ貯金がたまり、高いビジョンを持つ企業になるためにはこれらの本を読みましょう。
平田:実際、この3人の本は、私が新卒の頃から会社にありました。それに岡本さんの本は私が新卒で入ったばかりの時から薦めてもらいました。また、私が起業の時も読み返しました。
清水:儲かったり、超高収益だけの企業はあります。さらに単にお金が貯まっている会社もかなりあります。また、高いビジョンを持っている企業もかなりあります。ただ私はこの3つを実現することが大事だと考えています。
平田:この本を読んで実践すれば、高収益で、お金がたまり、高いビジョンに邁進できる企業になれます。
清水:会社の中には、儲かっているが、お金がない会社は意外とたくさんあります。
平田:昔の私たちですね。
清水:超高収益だけど金がない、サメ型経営ですね。
平田:止まれないということです。
清水:個人でも年収何千万と稼いでも貯金がなかったり、クレジットカードの支払いが滞ったりしたりする人もいます。
清水:次に高収益ではないが、金だけある会社もあります。個人でも遺産相続をした人などもたくさんいます。
平田:ビジョンだけの企業もあります。
清水:悲しいかな、ビジョンだけの企業が一番多いかもしれません。
清水:高収益かつ貯金があり、高いビジョンの3つを揃えることが重要です。この3つは意識しないとできません。
平田:会社を立ち上げるに当たって、ずっとやりたかったことがあって会社を立ち上げる人がいます。またはせっかくならもっと儲けたいと考えて会社を立ち上げる人もいます。ただ全てを満たして起業するにはかなり思考しないといけません。
清水:ビ・ハイアさんは私の会社ですが、高いビジョンを持ち、いっぱいの資本をためて、起業しておりません。単純に大きなアニメ会社に転職して、3ヶ月で辞めて失敗して、フリーターになってかっこ悪いから、社長になろうと考えて起業しました。
平田:肩書きがないとかっこ悪いと言っていました。
清水:本当の話ですが、彼女に対しても恥ずかしいなと感じて社長になりました。貯金は40万くらいしかありませんでした。
平田:資本金もそれくらいでした。それに給料も少なかったですからね。
清水:それも使っていました。そのため私のスタートも相当低いところからでした。だからみなさんもちゃんと実践すれば楽勝で成功します。起業の時にこのようなライブがあったら聞きたかった・・・(笑)
平田:しかし、清水さんが起業したときは、ガラケーの時代ですよ。
清水:当時の私は、なんで稼ぐだけでは駄目なのかと考えていたでしょう。
清水:そもそもこの3人を入門編にしたかを言えば、この方達自身が読書家です。私のチャンネルで馴染み深いのは苫米地英人さんですが、苫米地英人さんは読書家であることはご存知でしょう。竹田さんも栢野さんも岡本さんも読書家です。竹田さんは高齢な方ですが、ランチェスター戦略のためにかなりドラッカーの本を読み込んでいます。さらに他の本を読んだ集大成としたのがランチェスター戦略です。岡本さんもすごいと感じていますが、税理士にもかかわらず「成功はどこからやってくるのか?」でマイケル・ポランニーが出てきます。
平田:暗黙知が出てきますね。
清水:税理士の方の本で、マイケル・ポランニーが出てくるのは岡本さんだけです。とにかく本をいっぱい読み込んでいることがわかります。そしてこの本の岡本吏郎さんはとても面白い本を書いています。この本だけであれば、他の税理士や公認会計士の本でも構いません。しかし、難しい。だったらわかりやすくまとめてくれてある人の本を読むのがいいのではないかということで入門編になります。
清水:苫米地英人さんはマインドの使い方では、まず天台宗で僧侶です。伝統的マインドの使い方はよく知っていますし、大阿闍梨です。
平田:コーチングのコーチでもあります。
清水:さらに認知科学者です。どれだけ本を読んで修行しているんだと感じます。別にこれから比叡山に修行に行って、瞑想して、兼業はして、ハーバード、イエール、カーネギーメロン大学に留学しても構いませんが、経営者にはそんな時間はないので、エッセンスをせっかく書いてくれているのであれば、それを読みましょう。
この方達が伝えたかったエッセンスを起業の段階で知っておけば、間違いは犯さなくなるでしょう。ちなみに私は間違いを犯しました。この方達の本は読んでいましたが、欲があったので間違いを犯しました。
平田:スコトーマになっていた訳ですね。しかし今は成功しています。
清水:本を読んだおかげです。そんな清水さんも人間臭いところはあります。
清水:そのため、エッセンスを伝えて、後は勉強してください。
平田:エッセンスはあくまでも総集編です。
清水:総集編を見るよりもやはりTVシリーズを全て見たほうがいいです。アニメの話なのでわからない人は飛ばしてください。
先ずは戦略の話からしましょう。まず戦略を知らなければ、資本主義という戦争の中に、なんの作戦目標も持たずに飛び込むようなものです。
平田:サッカーにおいて、ルールは知っているが、オフェンスやディフェンスを決めずにやっているので、全員でボールを追っかける小学生のようなゲームをしているようなものです。
清水:または戦争状態の場所に一兵士として放り込まれて、どこが作戦目標なのかわからない状態です。とりあえず出てきた敵を撃つ、しかしどこがゴールかわからない、とりあえず戦う状態です。ただ起業するような方は、とりあえずバイタリティーはあるので、最初のうちは勝てますが、そのうち疲れてくるため、負けます。そのため戦略がなく、起業するとぼろ負けします。下手すると自殺します。経済的理由で自殺する経営者は大変多いです。そうならないために戦略を知っておく必要があります。ビジネスにおいて戦略が必要だということをわかって起業している人は、おそらくほぼ皆無です。99%の経営者がほとんど戦略を意識して起業しておりません。
平田:戦術は決めているかもしれません。
清水:戦術と戦略は違いますということが竹田陽一さんの「プロ社長」に書かれています。戦術は日々の業務をどうしようということです。今日は営業やろう、今日は経理やろう、今日は総務をやろうなど日々の業務をどうするかが戦術になります。一方戦略は、戦術のもう一段階高い視点でどこに営業するかを考えることになります。
平田:どういったエリアやどういった業界に営業をかけるかですね。
清水:大抵の人は経理などをどの時間にやるかは気分で決めているので、うまくいきません。
平田:「プロ社長」では、論理的に数値を交えて説明してあります。例えば会社経営において、戦略が全体の何%など書いてあります。経理の本などはたくさん出版されていますが、いくら経理を20営業日中15営業日頑張ったとしても売上が上がらなかったら経理は意味のないことになってしまいます。
清水:ランチェスター戦略を一言で表現するのであれば集中せよということです。自分の得意分野のお客さんや商品を持たない。更に言えば、自分の近くにしかお客を持たないということです。とにかく集中しろ、一点突破しろです。大抵、ランチェスター戦略を知らずに、起業する人ほど、全く関係ない事業に手を伸ばしてやりがちですが、大抵潰れます。
平田:一月万冊で言えば、本を読みたい、本を読む人向けと集中しているので、漫画も雑誌も小説の紹介はしません。
清水:一貫して書籍の紹介をしています。たまに新聞のネタが入るくらいです。
平田:そのように集中してやっているので、視聴者がつきました。
清水:一定の視聴者がついて、毎日見てくれる人がいます。そういう意味では一月万冊もランチェスター戦略的に考えたら集中しています。とにかく読書、読書の中でも書籍で、漫画や雑誌は除いています。これでもしPVだけ求めるのであれば、時事ネタやスキャンダルを追っかけた方がいいです。最近、TOKIOのタレントが被害届を出されて騒がれていましたが、このようなネタをタイトルに載せて配信した方が、おそらくPVは伸びます。しかしどうでもいい、そこに私の人生時間は使いません。本当に集中することがランチェスター戦略で言いたいことです。そもそもなぜ集中する必要があるのかは、ちなみに、日本には企業が約400万法人ほどありますが、厚生労働省の定義における大企業は、約400万法人中、果たして何万法人でしょう。
清水:答えは1万社です。大企業の定義は業界によって異なりますが、大体の1000人以上の従業員を抱えているところです。更に上場企業となると、どこの市場まで含めるかにもよりますが、更に少なくなって、2、3000社です。この1万社の大企業と、中小零細企業と比べると圧倒的戦力差があります。
平田:一つの商品を作ろうとした時も、かけられる費用も違います。更に広告費や人脈も違います。
清水:何より従業員も違うし、資金も違い、何もかもが違います。そんなところと競争する必要があります。もしみなさんが戦略なく、例えばお洒落なカフェのお店を開いたとします。そして私が大企業でカフェを運営する社長だったとしたら、そのお店の両隣にお洒落かつ安く、店員が可愛いお店で挟みます。そのようなことが普通に実際に起きています。
平田:我々はもともとアニメゲーム漫画専門求人の会社ですが、私がこの会社に入って10年が立ちましたが、その間に大手求人企業がゲーム業界専門の求人サイトを2、3回立ち上げたことがありましたが、全部なくなりました。
清水:全部叩きのめしました。大企業はたくさんの資源を持っているため、集中しなければ大企業には絶対勝てません。そういう意味ではこれから起業を考えている人や経営をされている人は「小さな会社の稼ぐ技術」を読みましょう。一月万冊でも、私が100人いるのであれば、もっとオールラウンドな話題を取り扱います。もし漫画だけを扱った一月万冊のチャンネルがあったとしたら相当PVを伸ばす自信があります。一月万冊のゲーム部門、ゲームのライブ中継もかなりPVを伸ばすことができるでしょう。しかし、私は1人しかいないので、資源の集中をする必要があります。だから「小さな会社の稼ぐ技術」はとてもいい本なのでぜひ読みましょう。
清水:ちょっと苫米地さんの話題を挟みますが、最近、「いい習慣が脳をかえる」という本を書きました。その本の中で、知識の集大成でゴールが生まれると書いてあります。だから今言った知識を知らないまま、起業というゴールを設定してやったとしてもうまくいきません。
平田:ゴールだけあってただ突き進んだとしても知識がなければうまく行くわけがないと言っています。
清水:そもそもゴール設定の段階で知識がなかったら、うまくいかないゴール設定をする可能性があります。だから知識を増やすことは大事です。
清水:後、6月3日、東京大学の安田講堂で行われる、安富さんとブローレンジの松本さん主催のイベントに私も出演することが決まりました。それでパネルディスカッションと基調講演の両方に出るのですが、それも私が読書かつ書籍に特化していたからこそ繋がったことです。一月万冊では、まず安富さん、烏賀陽さん、本間さんをちゃんとやるんだと言っているので、そう言った意味でも特化することは大事です。清水さんがいきなり東大のイベントに呼ばれるなんてすごいと感じるかもしれませんが、これも分散していたらなかったでしょう。これも集中の一つの理由と考えてください。
清水:次は会計の話です。紹介図書は岡本吏郎さんの「長く稼ぐ会社がやっているあたりまえの経営」「本気で使える経営計画の立て方・見直し方」「会社にお金が残らない本当の理由」「岡本式戦略帳簿のススメ」「裏 お金の現実」です。私はこの人の本が非常に好きです。しかしこの人は私が感じる限り、絶対変人です。
平田:そうだね。子供の教育の一環で税金をとることが書かれていましたが、恐ろしかったです。
清水:私は面白いと感じました。この岡本さんの「会社にお金が残らない本当の理由」がとても読みやすくていいと感じていますが、ちょっと古くなってしまっていて発行当時から税率が変わってしまっています。だから最近の本で「長く稼ぐ会社がやっているあたりまえの経営」という本があります。これが「会社にお金が残らない本当の理由」のパージョンアップ版になります。この方の本は、会計のことが書かれているんですが、兵站、戦争における補給の仕方に関して書かれています。ちなみに戦争を語るときに、知ったかぶりは戦略を語り、一流は兵站を語ると言われています。だからランチェスター戦略だけを言っている人はビジネスマン的にはまだ知ったかぶりです。
平田:結局、全部戦争を基にしているんですね。
清水:皆さん、忘れないでください。ビジネス社会は戦争です。
平田:ベッチーのコーチングも戦争で使われていることを考えると、全て生死をかけて考えられたものを資本主義社会にもそのまま取り入れているんでしょう。
清水:戦争とかオアコンだと考えています。戦争はやめた方がいいとは考えますが、まだ起きているのでそのような状況の中でもどのようにするかです。だから会計の話題にはなりますが、兵站の話です。
平田:補給とは会社にどうお金を残すかですか。
清水:そういうことです。会社にどうお金を残すかです。岡本さんの本には私にとっても痛いことが書かれています。「はじめにキャッシュで1億円を作る。これは私が5名ほどの零細企業に最初にいう目標です。零細企業にそんなことできるのかとあなたは思うかもしれません。しかし会社経営をしているならそれくらいはあたりまえです。そもそも日本には1億円以上の預金を持つ人たちは約108万人います。」これは2003年時点での話です。「日本の総世帯数が約4700万世帯ですから、全体の2.3%の世帯が金融資産で1億円を持っています。50世帯に1世帯が1億円を持っています。したがってこれくらいの金額はお金もちに入りません。でも実際の中小企業と中小企業の社長たちの実態はどうでしょう。資金繰りに追われているところが大半です。なぜこうなってしまったんでしょう。」これは個人にも当てはまりますね。「しかし、それはほんのちょっとした差なんです。そのほんのちょっとした差が企業の生死を分けてしまう。経営者の優秀さなんて関係ありません。どんな優秀な経営者だったとしても会社を潰す人は潰します。」潰す人は潰しますよ。私の周りにもいっぱいいます。有名なところではホリエモンや村上ファンドの村上さんもそうです。彼らは超優秀ですよ。
平田:ホリエモンは優秀なので今も経営者として働いています。
清水:企業の生死を分ける差は何かですが、「知っているか知らないかの差です。別に未来予測ができるとか、そのような次元ではなく、今現在の話です。今、自分が生きている世の中の仕組みを理解しているかだけです。世の中ではマーケティングや戦略の話が大変売れています。しかしこれらの本だけで勉強するだけいいのか。これらの本で勉強することはいいことだが、本当にそれだけで会社がよくなるのでしょうか。確かに売上は上がります。」ランチェスター戦略をやってちゃんと売上が上がりました。1億数千万のお金が入ってきました。「そのようにやっていけば実際に売上が上がっていくでしょう。でもそれで会社は良くなるのでしょうか。残念ながらそれだけでは難しいです。」
平田:難しかったですね、SUICAだけで飯を食うなんてことをしていました。
清水:そこまで困窮していた時は、負債を返さなければならなかった時の直後で2、3年で解決しました。しかしその後も儲かっているにも関わらず、お金がない時期が続きました。マーケティングの勉強も戦略の勉強もしたのになぜでしょう。私以上にランチェスター戦略を忠実にやっている企業は他にはないのではないかというくらいやっています。それでもお金がたまらないのはなぜと考えていました。それが岡本さんの本には書かれているんですよ。
平田:ただこの本は私たちがその状態に陥る前に書かれていたので、岡本さん、ごめんって感じました。
清水:本の帯にすごくいいことが書かれています。「攻めるだけでは会社は10年続かない!」
平田:攻めるだけでは10年続かない、攻めまくりでした。ITベンチャーらしく超攻めていました。
清水:お金がない時、貧乏な時、会社の現金が15万円しかない時でも、新卒たちの前で清水さんは悩んでいました。しかし私は、悩んでもしょうがないということで、全員を連れてリッツカールトンの1万5000円のハンバーガーを食べに行きました。会社の現金をおろして、ハンバーガー食って、なんとかなるよと言いながら笑っていました。
平田:そしてギリギリの売上を上げていました。
清水:攻めてますね。あほかって感じです(笑)
平田:ソリッド過ぎてやばいです(笑)
清水:皆さんはどうですか。多分このチャンネルを見ている人で高収入の方は少なくないと感じています。年収800万でも1000万でもいいですが、平均年収以上に稼いでいる、社長さんでもいいですが、それなりに儲かっている会社さんもいらっしゃるでしょう。しかし意外とお金に余裕がある人はいるでしょうか、あまり多くないのではないでしょうか。
平田:または確かにお金をめちゃくちゃ使っているからお金があるように感じているが、果たして残高はあるのかということです。
清水:資産はあるのか、貯蓄はあるのかということです。
平田:リッツカールトンのハンバーガーを食べていたらお金持ちに見えます。
清水:使えるという事は稼いでいる事なので、お金持ちに見えます。
平田:ただ残高16000円の時に、15000円のハンバーガーを食べたら1000円しか残りません。
清水:皆さんはどうでしょう。中には高収益の方もいるかもしれません。しかし、資産がたくさん、純資産もいっぱいあり、自己資本比率が高い方はどれくらいいるでしょう。個人であれば貯金が唸るようにある人はどれくらいいるでしょう。
平田:大久保さんから「会社は成功していますが、意外にキャッシュが残らず、耳が痛いです。」
清水:大久保さん、この方もITでしたね。あなたみたいな人がちゃんとチャットでコメントしてくれた。勇気があります。素晴らしい。
平田:素直に開示する事は大切ですね。
清水:これは成功間違いなしではないかな、なぜならばお金を使ってしまう人のよくあるパターンは、見栄によるものです。年収800万や1000万や2000万の人たちは、周りからすごいと言われます。そうすると「自分はすごい。」と言いたくなります。しかしそれをちゃんと「耳が痛い。」と言える人は見栄から逃れやすくなります。
平田:そのパイプもいいですね。今、使っているパイプもお金がかかりましたね。
清水:このパイプは35万くらいかかりましたが、これが残高50万の時に買ってはいけないという話です。
清水:岡本さんの言いたい事は、会社というのは長距離マラソンであるという事です。
平田:短距離のように売上を瞬発的にあげればいいというわけではなく、疲弊しないことが大事ということですね。
清水:経営は長期戦であり、兵站をきちんと整え続けないと、戦争に行って、勝つ事はできても、勝ち続ける事はできません。これはコーチング系の人に多く見られますが、例えばコンフォートゾーンをあげるために高い服を買って、これが私にふさわしいと感じたりするために買う人がいます。皆さんはどうですか。コンフォートゾーンをあげるために借金をしてでもこの商品を買うんだという事はしていませんか。その時に長期戦だとわかった上で、コンフォートゾーンを上げようと買い物をした事はありますか。
平田:我々も耳が痛いね。
清水:聞きたくないよ。
平田:どんだけヴィトンのバックを買って金がなくなったか。ヴィトンのバックは10年も長持ちするのに、月1で購入していましたからね。
清水:コンフォートゾーンをあげるという名目で、ブランドのバックには間違いなく1000万以上使った自信はありますね。皆さんは、コンフォートゾーンをあげるという名目でどんなものを買いましたか。
平田:同じ穴の狢という事で仲間が欲しい(笑)うちの場合は家賃もです。
清水:家賃もそうだけど、私が新卒の頃、その時、コンフォートゾーンという言葉は知りませんでしたが、自分に対する投資が必要だと感じて買ったのが、限度額が30から50万の小さなクレジットカードでしたが、全額本に使いました。返すのが結構大変でした。
平田:ちなみにその時の給料はいくらでしたか。
清水:月20万でした。
平田:限度額超えていたんですね。
清水:そうすると返済が大変でした。
平田:私も家庭科の授業でクレジットカードは一生作らないと考えていましたが、一度使ってしまうとめちゃくちゃ便利なことに気づいてしまうのですが、支払いが大変になるんですよね。
清水:だからあの時、私はなぜ貯金を100万円作ってから本に30万から50万使おうというコンフォートゾーンとせずに、わざわざ負債を作ったんだというのは、岡本さんの本を読んでいなかったからです。だから人生長期戦ということです。ちなみに岡本さんの好きな人は安田善次郎や本田静六で貯金を積み立てていった人たちです。
平田:本田さんは貯金の本を書いていますね。
清水:貯金をちゃんと貯めなさい。常に貯蓄を貯め続けることをやっていかないと何かがあったときに大変なことになります。にも関わらず皆さん、会社経営でも人生においても、自分への投資をしようとした時は、その月のことしか考えていません。例えば、自分に25万でも50万、会社経営なら500万、1000万でもいいですが、投資だとして買う事は構いません。しかしその時に倍の資金を貯めてから投資をしないで、その場限りの計画で投資をし続けたら、ずっとお金はありません。そのようなことを岡本さんは言っています。身も蓋もありませんがその通りです。
平田:やっぱり手に入れたお金はすぐに使いたいものですからね。
清水:気持ちはわかりますが、人生や経営や仕事は長期戦です。
平田:後戻りできませんからね。
清水:我々の決算が1年でリセットされるような短距離走だったら、私だって今年、10億円くらい使います。
平田:江戸時代みたいに12月31日の深夜0時になったら、借金帳消しみたいな徳政令があったらいいんですけどね〜(笑)
清水:それはいいけど、10億、100億投資だと言ってやったとしても、ちゃんと返済する必要があります。皆さんはそれを忘れていないかという事です。倍の資金を貯めてから使いましょうは例えですが、要するに資本を蓄積させてから投資しないと、長距離は走りきれません。また、岡本さんの本には、会社の役員報酬は半分は貯金しろ、そして資本を蓄積しなさいと書かれています。個人でいえば、サラリーマンだとしたら、貯金を貯めてある程度余裕を作ってから、それで投資したいものがあれば、貯蓄の一部を使いましょうと言っています。しかしほとんどの人が長期的視点を持っていないので、短期的に全てを使ってしまうため、自分への投資をしているにもかかわらず借金だらけになってしまいます。ただお金を使ったという知識を使ってうまく行ったりもします。しかしまた次もやろう次もやろうとしてしまうため、結局、借金に追われることになります。例えば、投資系のセミナーやコーチング系のセミナーに行きます。その結果、いいことが起こったりします。しかし人生長期戦という視点もなく、セミナーに毎月行っていたらずっと辛いままです。確実にいつか息切れを起こします。
平田:それが長距離マラソンに例えられる理由ですね。
清水:入ってきたお金の一部は、貯めておきましょう。それが長距離走に勝つ秘訣です。金遣いの荒い社長は見た目が派手なので格好良く見えます。自分への投資だと言って新しいものを買うのは格好良く見えますが、そのような事はしてはいけません。
平田:岡本さんの本はそれだけでなく、マイケル・ポランニーの暗黙知についても書かれていますが、それも一つ一つの細かいことの積み重ねで、ある時突然、創発が起こりますよということも書かれています。
清水:それは「成功はどこからやってくるのか?」に書かれています。この兵站、補給が大事ということです。先ほどのランチェスターでは戦略の話でしたが、その戦略を続けるためにも補給が重要です。経営における補給、個人であれば人生における補給でも構いませんが、いかに継続的に補給を厚くして戦えていけるかです。高いビジョンを掲げる事は構いません。また100万や1000万を投資に使っても構いません。しかしそれでお金が無くなっていたら長距離を走りきる事はできません。言われてみればわかる話ですが、結構、そのような思考を無視してしまっている人が少なくありません。だからしっかりと補給という概念を入れましょう。また岡本さんは税理士なので、どのようにB/Sに貯めていくかをきちんと説明しています。
平田:しかも実戦的です。
清水:「長く稼ぐ会社がやっているあたりまえの経営」に「戦略を語らずに兵站を語れ。」と書いてあります。またお金の兵站にフォーカスしていくとかいてあります。中小企業が兵站である内部留保をどのように確保するかは、運の影響度の警備に働きかける重要なものです。つまり不運なときや幸運が巡ってきたときに内部留保や貯金がなかったら、不運の時には耐えられないし、幸運なときに勝負ができません。例えば私の好きな会計を実践している経営者、稲盛和夫さんがいますが、彼の方は京セラの時にすでに、1500億から2000億くらい貯めていました。そして稲盛さんは時価総額10兆円の企業を作ったりしましたが、なぜそれをできたかを言えば、当時国営の企業であったNTTが自由化することになって、その時の稀代のチャンスの時に、それまで一生懸命貯めた2000億がありました。その時に役員会議で確か1000億から1500億円を使い、勝負をさせてくれと言いました。その結果、第二電電を作り、KDDIを作り、京セラだけでなくとんでもなく大きなauを作りました。つまり幸運が来た時に勝負に出られたおかげです。
平田:これで1000億円しかお金がなくて、ギリギリの勝負をしようとしていたら、役員会議で止められていたかもしれないから、うまくいかなかったでしょうね。
清水:「長く稼ぐ会社がやっているあたりまえの経営」ではスキームとしての兵站を推奨しています。スキームを軸に沿って兵站を行っていく。そして兵站を万全にして戦略を語っていくと書かれています。戦略やマーケティングだけを語っている人は少なくありませんが、資金繰りと兵站も勉強しましょう。また資金繰りや兵站は地味だからあまり書かれませんが、岡本さんは資金繰りや兵站をわかった上で書いているので非常にお薦めです。みなさんどうですか、戦略やゴールを語る人はいますが、兵站、補給、ロジスティックス、資金繰りについて真面目に考えたこと、また人生や経営は長期戦であることをちゃんと思考に入れることです。
平田:岡本さんの本はたくさん出ているから、何から読めばいいかの話になりますが、「裏 お金の現実」が最初で、「会社にお金が残らない本当の理由」ですが少し情報が古いです。そのあとが「成功はどこからやってくるのか?」で、成功法則に対する疑問に関して書かれています。
平田:井上さんがコメントをしてくれていますね。
清水:井上さんは漫画家の人ですな。漫画家は長期戦です。手塚治虫は早くに亡くなってしまいましたが、それでも3、40年は書いていました。水木しげるは90歳まで生きたので、かなりの長期戦です。
平田:コメントで「ある程度改善されると使いたい言い訳がどんどん出てきます。」と書かれています。
清水:わかりますね。
平田:無尽蔵に湧き出てくる言い訳を消すためには、苫米地さんではないですか。三つ巴ではありませんが、3つ揃ってピラミッドパワーみたいですね。
清水:苫米地さんの話に行くまでに話しておくと、お金に余裕があると最高ですよ。
平田:私が個人的にためているお金は、岡本さんが行っていたかは定かではありませんが、別の口座に分けて振り込んでいます。お金のIQやEQについて書かれた本がありました。
清水:それは本田さんの本ですね。
平田:会社からお金が振り込まれる口座がAとしたら、その月で必要なお金など3万円くらいしか入れていません。そしてもう一つのBという銀行口座は、Aに振り込まれたらすぐにBに移すのですが、Bの銀行口座のカードは財布に入れていません。そんなことをしていたらカードをどこにやったのかわからなくなってしまう可能性もあります。しかしそのようなことをしていたら、Aの銀行はATMがそこら中にありましたが、Bの銀行は近くにあった唯一の銀行も無くなってしまいました。簡単には下ろせなくなりました。そのようなことをやって入ればBの方の口座にはお金が貯まり続けますし、Aの方が例え1000円しかなかったとしてもBの方は増え続けています。
清水:お金が貯まってゆとりが出てくると楽だよ。不幸が起きた時、不運に見舞われた時でも安心して落ち込むことができます。ここでお金の悩みも入ってきたとしたら大変です。一方でチャンスが巡ってきたら払うと言えるのは最高です。
平田:このいいことは、新作の車が出たとか、福田さんの新作のパイプが出たとかではありません。
清水:岡本さんの本にも書かれていますが、レバレッジを効かせられるときに投資できることになります。20万使ったら100万売り上げが上がる方法を見つけることができます。そのときに20万しかない人は100万円までしか増やすことができませんが、200万持っていたとしたら1000万円儲けられ、2000万円持っている人であれば1億円を儲けることができます。私はそう行ったチャンスを掴むために現生、実弾を蓄えています。そしてもし敵がミスを犯したときなどに撃ちまくります。
平田:相手は転けたにもかかわらず何もできないのは辛いですね。
清水:そんなわけで岡本さんはたくさん本を出していますが、強いて言えば「長く稼ぐ会社だけがやっているあたりまえの経営」「成功はどこからやってくるのか?」になります。
清水:最後にマインドの使い方です。マインドの使い方は奥が深いです。マインドの使い方に関しては、起業というテーマで話すので、やはり「「言葉」があなたの人生を決める」です。ビジネスにおいて最大の敵はランチェスター戦略にも重なることですが、簡単に言えば飽きです。更に言えば情熱が続かないことです。ランチェスター戦略は、集中して長く続けろと言っています。
平田:うちの会社ももう13年目ですね。
清水:ずっと同じテーマでやっています。
平田:これまでに人工知能などいろいろなことが流行りましたね。
清水:人工知能、仮想通貨、フィンテックなど色々ありましたが、見向きもしないで、同じことをやり続けます。短期的な視点で言えば、ランチェスター戦略では、短期的でも情熱をもってたくさん働けと言っています。だから一月万冊も情熱を持ってたくさん配信しています。しかし最大の敵は飽きです。それは「長く稼ぐ会社がやっているあたりまえの経営」の85ページに書かれている「運と実力の相関図」で、例えば、キャリアアップと言いつつ、転職を繰り返している人には非常に痛い話になります。普通であれば10年働けば給料が上がっていなければ困ってしまいます。会社であれば売り上げや利益が上がっていかなければ困ってしまいます。にもかかわらず多くの会社が潰れています。その理由としては、1つが外的要因です。例えばリーマンショック、任天堂で例えるのであれば、これまで敵ではなかったdocomoやAppleが参入してきたせいで利益が下がったなどがあります。しかし最大の理由は内的要因です。要するにずっと同じことをやりたくないことによってうまくいかなくなります。「運と実力の相関図」に書かれていますが、起業をしたり、仕事を始めたばかりの頃は、実力もないので、運でうまくいくかが決まります。ビギナーズラックもあったりします。しかしそれを3年や5年続けていくとだんだん実力がついてきて、運の要素が減っていきます。今は漫画家さんが見ているので、漫画の例で例えると、最初はヒットもしないので運の要素が非常に強いです。しかし、10年、20年選手になったときに、出版社側もこの漫画家ならこれくらいは行くだろうと実力で判断できるようになっていきますね。だから売り上げも利益も必要ですが、年々実力をつけて運の要素を減らして行くことが重要です。しかしこの後恐ろしいことが書かれています。87ページ、「恐怖のV字ターン」、「日本の中小企業や地道に経営を続けている途中で悪霊に取り憑かれてやってしまうのが恐怖のV字ターンです。地道にやってきたけれども規模の拡大を狙って運の世界へと飛び立つのです。実力がついてきたというのに、実力で勝負できる市場から離れ、運の影響度が強い市場に飛び立つ。」だから恐怖のV字ターンは良くないということです。岡本さんは運の経営を100%否定しているわけではありません。運を否定する経営はあり得ません。運は要するに予測不可能な外部要因です。それによって起きる幸運もあれば不運もあります。そんなものは否定できるわけがありません。この世の中、不規則遷移現象でできているのですからね。しかし長く働いて、その運の影響度を減らして、実力をつけて、実力を最も効果的に発揮できる市場で戦うことが大事になります。この考えをベースに運の影響度をちゃんと考えていこうということです。しかしほとんどの経営者は途中で飽きてしまいます。
平田:今まで取引先が突然、別の事業を始めると言ったことが何度あったことか。悲しいことに潰れましたね。飲食に手を出す映像制作会社とかね。
清水:あまり細かくは言えないが、ゲーム会社が、今までは映像で勝負していたにもかかわらず、突然プログラミングに行くとか、音楽で勝負していたところが、突然ゲーム制作全般をやるとか、受託開発の仕事をずっとやってきたにもかかわらず、アニメ制作に乗り出してうまくいきませんでしたね。他にはこれまでBtoBのビジネスをしていた会社が突然BtoCのビジネスを始めたとかありますね。
平田:一月万冊は恐怖のV字ターンではないんですか。
清水:これは単なる趣味から生まれていますから違います。
平田:これは事業ではないですね。
清水:これは事業ではなく、単なる趣味ですからね。
平田:給料とは関係ありません。
清水:一月万冊で働きたいという人は少なくありませんが、私も平田もただ働きですからね。打ち合わせの時に葉巻ぐらいは支給します。これを個人に例えるなら、せっかく2、3年仕事をして、うまくなり、仕事もこなれてきたにもかかわらず、キャリアアップなどで転職を繰り返すようなものです。それをやって年収が上がっていなかったとしたら違いますね。これはリクルートワークス研究所、私たちが関わっている人材最大手の会社がとんでもない統計を出しています。それは転職すればするほど年収は下がるということです。それを転職サイトを運営しているリクナビさんが発表しています。
平田:我々が見てもそれは感じています。
清水:清水さんはなぜ給料が高いのか、それは同じ分野でずっとやっているからです。同じ分野でずっとやっているので強くなって当たり前です。皆さんはどうですか。会社でもいいし、経営者なら経営でもいいですが、労働者が転職を繰り返すのは飽きからくるものです。どれだけ理由があったとしても全ては飽きからくるものです。また飽きがきているときは、隣の芝生は青く見えるではありませんが、他のことがバラ色に見えてしまうのでそちらに引っ張られてしまいます。しかし私も平田さんもコーチの資格を持っていますが、コーチの資格を持ったからと言ってビ・ハイアは、やめていません。
平田:やめていないし、コーチの事業をめちゃくちゃやっているというわけでもありません。
清水:だからちゃんと運で左右されない分野に行かずに、これまでのことをやり続けながら新しいことをやるのが大事になります。多くの人はコーチになった、飲食を始めたとかなんでもいいですが、何か新しいことを始めて古いことをやめてしまいます。またこれは自分に対して完全に理想の説得をしています。
平田:俺はもうその分野を極めたとかね。
清水:それは結局のところ飽きです。飽きによってそのような言動が起きてしまいます。そうするとうまくいきません。
平田:慣れていないし、実力もありませんからね。
清水:もしコーチで起業したら、競争相手は、苫米地英人、青山龍、清水有高ですよ。果たしてあなたは勝てますか。苫米地さんが何十年コーチをやっていると考えているんですか。ルー・タイスという最強のライバルがなくなったので、そう言った意味では苫米地さんが最強ではないでしょうか。さらに苫米地さんは長生きしそうだよね。コーチング界の敵は強いよ。
清水:だからマインドの話になりますが、一番うまく行かなくなることは飽きが来ることなんですが、なぜ飽きがくるのかは、ゴールが低いからです。ゴールが低いと飽きちゃいます。私が言える範囲のアニメゲーム漫画業界に対するビジネスのゴールは業界発展です。これは起業した頃から言っていますが、アニメゲーム漫画業界の規模を10倍くらいにしたいと言っています。しかし実際は全然10倍には及んでいません。世界規模で見ればゲーム業界は多少は大きくなりました。そんなことが人前で言えるということは私のゴールはもっと高いことを意味しているので飽きようがありません。なにせまだ達成していませんからね。
平田:もしやめたら、それは飽きではなく諦めですから。
清水:10年やってまだだ、まだだと考え続けられるのは、飽きようがないからです。どうですが、飽きて事業を変えて、変えるたびにどんどん売り上げが上がっている人はいますか。中にはうまくいく天才型の人もいますが、それを長期的に3、40年続けた人はいません。手塚治虫でも無理でした。皆さんはどうですか、飽きによって、運に左右されるところに短期的に行っていませんか。
平田:それをやっても肉体は確実に年をとっていきますね。
清水:どうですか、転々としてしまい、その結果、失敗してしまった。または意外に長く続いたことはうまく行っているなど、長く続けることが大事ですが、とは言え、人間飽きがきてしまいます。飽きてきたとしても続けることが大事です。例えるなら単にセックスがしたいためだけに付き合っているカップルか、この人を幸せにしたいと考えて一緒にいるカップルかの違いのようなものです。単にセックスしたいだけだったら、脳科学的に言って幸せを感じる期間は3ヶ月です。3ヶ月が経過して、やはりこの人は運命の人ではなかったと言って、次から次へと乗り換え続けて、永遠の愛はどこかしらと探している人がいたとしたらアホかということです。一方でこの人を幸せにしたいというもう少し高い抽象度があれば飽きることはないでしょう。例えば何百回とセックスをして飽きてきたなと感じたとしても、今日はメイド服を着せてみようとか、今日はラブホに行こうとか、キャンプ場に行ってテントの中でやろうとか、色々新しいアイディアが思いつくでしょう。それはゴールが高いからです。苫米地さんの本のマインドの使い方を起業という観点で当てはめたときにほとんどの人は、エフィカシーをあげて売り上げをあげるとか、受注率を上げるとか、会社を大きくするなどということには興味を持つと感じています。しかしこれらは違います。
平田:今、コメントで「覚悟ですね。」と書かれていましたが、それはそのゴールを達成しようとする覚悟です。
清水:そもそも高いゴールを持っていれば飽きません。長く続けられます。そしてこの世の中、人生もビジネスも長く続けたもの勝ちです。転々と変える人は、うまくいきません。長く続けられるものを、長く続ければ続けるほど、スキルも貯まっていくし、うまくいくに決まっています。
平田:しかし、リクルートはよく転職すればするほど年収が下がるなんてデータを出しましたね。正直に言って、求人広告を運営していて、我々は転職者の情報が見られるからわかりますが、この人は転職を繰り返しているし、年収も上がっていないから次も明らかに年収が下がるなという人が一目でわかります。さらに企業は、3年ごとに転職している人を全く欲しがりません。
清水:つまり儲かる会社にしたかったら、飽きないようにすることが大事です。戦略と兵站は学びました。どこに集中すればいいかは、竹田さん、栢野さんの本を読んだり、どのように内部留保を貯めていくかは、岡村さんの本を読めばいいですが、たとえ読んだとしても飽きてしまったら意味がありません。どこを戦略目標にするか、そしてどのように兵站を持つか、ロジスティック、補給をちゃんとするかがわかったとしたらその知識を得た上でどこにゴール設定をするかになります。
清水:今日も読書!
視聴者からのコメント
平田:大久保さんから「会社は成功していますが、意外にキャッシュが残らず、耳が痛いです。」
清水:大久保さん、この方もITでしたね。あなたみたいな人がちゃんとチャットでコメントしてくれた。勇気があります。素晴らしい。
清水:「借金が減らない、ギリギリである。」素晴らしいですね。自己開示は大事ですよ。
清水:「今まで貧乏をしていたので、パソコンを買ってしまいました。」頑張った自分へのご褒美として買ってしまう事はありますよね。
平田:私も売上が上がったからといって、入金が済んでいないうちに服を買っていたりしましたからね。
平田:「バイクが欲しい。」素晴らしい。
清水:素直だね。素晴らしい。
平田:「預貯金0です。」
平田:「あるだけ使ってしまう。資産はない。奨学金という名の借金がある。」
清水:皆さんが素直にチャット欄で話していて奨学金で思い出したことがあったのですが、私がすごく資産が溜まったら、一月万冊基金を作ろうと考えています。審査はすごく厳しいですけどね。
平田:どういったものですか。
清水:ちゃんと優を取らないと駄目とか、1万文字くらいの読書感想文をちゃんと書くことです。
平田:勉強をしっかりやりたい人にとっては天国のような奨学金ですね。
平田:「車を買ってしまった。」
清水:「貯金2万、借入金20万をすぐに使ってしまう。」
清水:千葉さとみさんが「使い切るのがコンフォートゾーンで、いくら頑張っても報われない。」と書いていますが、やはり報われたいですよね。そして報われることがお金を貯めることであれば、人生が長期戦であることをわかった上で、長期的にうまくいくためにも少しずつでも貯めれば貯めるほど長期的にうまくいきます。
平田:「ある程度改善されると使いたい言い訳がどんどん出てきます。」
清水:わかりますね。
平田:無尽蔵に湧き出てくる言い訳を消すためからの苫米地さんですね。
参考図書
竹田陽一、栢野克己著「小さな会社の儲けのルール」
竹田陽一著「プロ社長」
栢野克己著「小さな会社の稼ぐ技術」
岡本吏郎著「岡本式戦略帳簿のススメ」
岡本吏郎著「成功はどこからやってくるのか?」
岡本吏郎著「会社にお金が残らない本当の理由」
岡本吏郎著「長く稼ぐ会社がやっているあたりまえの経営」
岡本吏郎著「裏 お金の現実」
苫米地英人著「「言葉」があなたの人生を決める」
苫米地英人著「Dr.苫米地式 資産運用法なら誰もが絶対にrichになれる!」
追伸
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今日も読書!
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学で講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。コーチングと読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中。月1,500冊以上の読書をして、それとは別腹で漫画も毎月数百冊読む。趣味はパイプ、葉巻、ドライブ、喫茶店&本屋巡り。
清水有高プロフィール詳細
清水有高プロフィール
平田悠貴(ひらたゆうき)東京都出身。吉祥女子高等学校卒業後、学習院大学文学部哲学科卒業。ビ・ハイア株式会社副社長。株式会社スピネル代表取締役。三松真由美の夫婦仲相談所マネージャー。タイスコーチ。イラストレーター、漫画家、アートディレクター。アニメは80〜90年代の作画が大好き。美術館や映画館が大好き。清水と二人でライブに出つつも常に清水より目立とう、主役の座を奪おうとする。趣味の漫画の時間が忙しいので副社長で納まって上げている、という名言を清水に放つ。年収高くなりすぎて起業してくれと清水にお願いされた猛獣系女子。(この紹介文は清水が書きました^^)
清水 有高Yukou Shimizu
ビ・ハイア株式会社 代表取締役
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。
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