うつでしんどいのは他人と会ってる時とかはまだ元気そうに見えてしまうこと、です。私もうつ病が一番酷いとき、眠りたくても眠れず、起きてる最中は死にたい、しか考えられないくらい落ち込んでいても他人と会うと「それなりに元気に見えてしまった」のです。それはその時だけめちゃくちゃ頑張って「普通そう」に振る舞っているだけ。でも、そこだけを見た人にとっては「なんだ、意外と元気じゃじゃん」と見えてしまう。これが本人がだんだん追い詰められていく構図です。

じゃあ、素直に無理なときは無理って言えよ！と思うかもしれませんがそんな人ならうつにはなっていません（笑）

大丈夫？元気ですか？お加減は？とか心配されて聞かれてもなかなか「いやもう死にたいくらいしんどい」と素直に答えられる神経を持っていたら私はうつ病にはなっていないでしょう。

自分で自分に対して「大丈夫か？まだ頑張れるか？」と聞いて「大丈夫だ、なんとかなる」と言い続けた結果、ぶっ倒れる。私を治療してくれた精神科医のお医者さんが「うつ病はクソ真面目に頑張る人ほどなる」と言ってた。（あくまでそういう傾向があると言うだけでうつ病にならない人＝不真面目で頑張らない人、では無いことに注意）

なので私は最近「清水さん元気そうですね」と言われたら「私はまだ3回の変身を残しています」と答えるようにしています。ドラゴンボールのフリーザのセリフを参考にしたものです（笑）つまりまだまだ全力じゃないし、全力出すようにはしていません、という事です。

イメージとしては一番元気だったときの10〜20％くらいの出力でいつも生きています。30〜50％くらいだしてもいいかな？と思っても出さない。敢えて出さない。出した方が儲かるぞ、仕事上手く行くぞ、と言う時でも出さない。出した方が楽しいぞ、嬉しいぞ、まだまだ遊べるぞ、と言う時でも遊ばない。

うつあがりで元気にやれるかな〜と思っても無理しない。以前みたいに100％を出してしまうと、それは「うつになる要因があった頃の頑張りに戻る」という事なのです。だからやりません。じゃあ、これから一生10〜20％くらいの出力で生きていくのかというとそれはそれでなんだか面白くない。

じゃあ、どうすればいいのかというと

新しい100％の出し方

を考えればいいのです。私にはそれがまだわかっていないので、ほどほど、ほどほど、でやるようにしています。この前も著者の羽賀ヒカルさんと動画を3本撮って、その後自分一人で動画4本撮りました。合計7本撮ったわけです。なんだかノリに乗ってきたのでもっと撮るか！と思いましたが、そこは抑えておこう、と思ってやめました。

うつから少しでも良くなるとすぐに元気に頑張りたい！と思うのだけど、それはまた元気を無くしそうで怖い。でもこのあたり難しくて、うつだった人が少しでも元気を感じて「元気そうですね」と言われるとやっぱり嬉しいんですよ。早く良くなってまた頑張らないと、という焦りもありますし、よし！俺はもう大丈夫！と思いたい。

だからこそ、そこは抑える。ゆっくり行く。

みなさんも自分が自分に対して大丈夫？と聞いて大丈夫だ！と思う事、他人から大丈夫？と聞かれて大丈夫！と答えるときに無理してないかな？って少しだけ気にするようにしたら心が疲れすぎないのでオススメです。

※細かい事を言うと正しいフリーザのセリフは私はまだ2回の変身を残している、です。ただし、この段階で既にフリーザは1回変身をしています。なのでフリーザは3回変身出来るのです。それ故に私は3回変身という風に思うようにしています。いや、どうでもいいんですけどね（笑）
https://matome.naver.jp/odai/2142617148417702001/2142631542231288403
つまりフリーザもスーパーサイヤ人になった悟空に負けそうになったとき「ふざけるな！俺は宇宙の帝王フリーザだ！」と言ってまだまだやれる！と無理した結果死んじゃいました。あの時、さっさと逃げてれば良かったわけです（笑）

追伸

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一月万冊　清水有高（しみずゆうこう）滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験し投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学で講演多数。読書を経営に活かし自己資本比率70％の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中。月1,500冊以上の読書をして、それとは別腹で漫画も毎月数百冊読む。趣味はパイプ、葉巻、写真撮影、旅行、喫茶店＆本屋巡り。

2018年にとても悲しいことがありうつ病に。2年近い闘病を経てその期間はYouTubeもかなり休みがちになりました。最近ようやく少し元気になり、YouTubeなどの活動も再開しています