2018.09.27 THU - 日記
フロイトやソクラテスみたいな人になりたいのか?論理で精神を鍛えられると信じた先にある地獄
私たちはこういう態度に憧れを持ちます。そして自分も精神を鍛えたり論理を鍛えて世の中の不条理を乗り越えられると信じる部分があると思います。しかし、私はそれが行き過ぎると暴力になり、傲慢に繋がると思います。例えばフロイトは大変尊敬されましたが、結局弟子のユングやアドラーとは決別しましたし、コフートやアリスミラー という著名な心理学者から批判されています。フロイトは果たして幸せだったのでしょうか?
論理によって弱さを克己することが出来るという考えは自分を追い詰めていくのではないでしょうか?自分を追い詰めるだけならいいのですが、そのうちそれがこじれ出すとお前も頑張れ!という根性論になって頑張れない人を攻撃し始めます。
私は社長をやってるので給料をもらってる職場で私は弱いから仕事ができない、だけど給料をくれ、と言われたらそれは流石に迷惑です。しかし、資本主義の現場でない教育、学校と言ったところにまで「弱いのは自己責任。頑張ればなんとか出来る」という考えがはびこるとそれは危険です。
人間どこかで弱さを見せないとやっていけません。どこでも強くあれ!弱さを克服せよ!というのは理想かもしれませんが不可能です。
お金をもらって責任を果たす場所以外でも強くあれ!弱さは悪だ!となるのはあまりにも恐ろしい。人は自分の弱さを認められないと完璧な何かにすがるようになります。それは論理でも宗教でもカリスマでもなんでもいいのです。そうすると大抵悲劇が起きます。なぜならば完璧な人間はいないので、完璧にナ人間に憧れても必ず裏切られるからです。
自分の弱さを認められないと、他人が弱ってるのを助けられません。自分の弱さを認める事になるので、お前も頑張れよ!!!やれ!とついつい言ってしまいます。
全員が完璧な人間になり、弱さを克己することが出来たら理想かもしれませんが、現実的には無理でしょう。そんなことよりも完璧に憧れず、自分と他人の弱さを認めつつ、助け合うほうがみんな幸せになれそうです。そんな世界にどうなったらなるんだろう??今日も読書をしつつその答えについて考え続けています。
さて、そんなわけで烏賀陽さんとライブやります。
過ちを認め、成長し、幸せになっていくためにはどうすればいいのか?原発事故と心の不幸は同じ問題だ
20時スタート。興味がある人はこのURLを時間になったらクリックしてください。見れなかった人も後で録画で見れます。
烏賀陽さん新作note!
何百年もかけて築いてきた歴史、文化や伝統が原発事故で水泡に私たちには何の落ち度もないのに・・・福島県南相馬市小高(おだか)区に住む、元小高町長の江井績(えねい・いさお=77)さんのインタビューを掲載
https://note.mu/ugaya/n/n55c52f164d29
フェイクニュースの見分け方 (新潮新書) 烏賀陽 弘道
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「Jポップ」は死んだ (扶桑社新書) 鳥賀陽 弘道
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烏賀陽さんのnote
https://note.mu/ugaya
烏賀陽弘道(うがやひろみち)京都府京都市出身。京都大学経済学部卒業後、17年の朝日新聞社勤務を経てフリーのジャーナリストとして活動中。自らもベーシストでありミュージシャン。音楽評論家。軍事学修士(コロンビア大学1994年)。日本外国特派員協会名誉会員。著書の福島第一原発メルトダウンまでの50年は独自の取材だけで丹念に情報を集め文章としてまとめた傑作。初心者向けの本としてはフェイクニュースの見分け方などがオススメ。知性とユーモアに溢れた顔出し実名出しの気骨のジャーナリスト(この紹介文は清水が書きました^^)
清水 有高Yukou Shimizu
ビ・ハイア株式会社 代表取締役
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。
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