2017.12.11 MON - 速読多読コーチング
リラックスジャンキーは成功出来ない。選択的に不要なストレスを消したつもりでも、実は仕事ができない無能な人間になってしまうリスクがある。戦ってるのか?逃げてるのか?どっちだろう。
苫米地英人さんの新刊本に聴くだけで脳からストレスが消える〜にも書いてあります。
選択的に不要なストレスを消したつもりでも、実は仕事ができない無能な人間になってしまうリスクがあるのです。ストレスを感じないようにすることは、必要なストレスすら消して「無能な人間」になってしまうリスクを取ることになります。(P34より引用)
これは非常に重要な一言です。コーチングを実践してるのに何にも状況が変わらない人はストレスから逃げてるだけの可能性が大いにあります。
コーチングで言えばリラックスしてアファメーションして素敵な未来を観てフワフワと楽しい気分になる。その時間こそ至高であって他は悪!となったら絶対に成功出来ません。どんな時でもリラックスして気持ちいい状態というのはずっと温泉には行って楽しい気分というようなものです。
例えば野球というスポーツの場合、リラックスする時間と緊張してる時間がわかりやすく別れています。自分のチームが攻めている場合、自分がバッターで無い限りベンチで座っています。この時はリラックスして身体を休めている状態です。しかし、バッターボックスに立ってまでリラックスしていたら?ふにゃふにゃの身体で緊張もしてない。バットにボールが当たることはありませんし、当たっても力が足らないのでヒットやホームランは無理です。
リラックスはとても気持ちいいものです。友達と遊んでいたり家族や仲間と楽しい時間を過ごしているときは楽しいしリラックスしています。しかし、仕事の締め切りやクレジットカードの締め切りがある時までリラックスしていたらどうなるでしょうか?
ああ気持ちいい、リラックスリラックス。仕事の締め切り?どうせ締め切りなんて延びるから何とかなるさ
という具合です。こんな人は社会で使い物になりませんが、意外とコーチングを学び立て、それも引き寄せの法則やワクワクしていればいい、とりあえずポジティブシンキング!という古くて間違った自己啓発本を読んでる人にはこういう風に思う人が多いのです。本人は意識的に思っていないかも知れませんが、無意識にリラックスを求め、緊張すべき時に緊張から逃げて結局社会的に無能な人になってることが多いのです。
クレジットカードの支払いや借金の返済があるのに、その支払いの締め切りから逃げて負債まみれになっている人を私は知っています。そういう人は逃げる前に戦うべきでしょう。支払いの締め切りを守る事は緊張かもしれませんが、そこから逃げて温泉には行ってリラックス〜しても借金は消えません。散歩してリラックスしても消えません。それは単に逃げているだけです。そんな人は社会的に無能な人です。
また、リラックスジャンキーはストーカーになる恐れもあります。相手が明らかに嫌がってるのに『あいては私のことが大好きだ。何て幸せなんだろう』というイメージばかりに浸っていたら相手が嫌がることが何も見えずストーカーと化します。
リラックスジャンキーは肥満になる恐れもあります。チョコレートやポテトチップスという糖分たっぷりの食品を食べると人間はセロトニンが出てリラックスします。気持ちいいわけです。そういうものを進んで摂取し続けていたら?デブになって当然です。ダイエットや筋トレや緊張状態を作る事です。ハッピーで気持ちよくないからダイエットはしない、と決めたら肥満に一直線ですし、引き締まった身体とは無縁でしょう。
多くの人は『ストレスから逃げてリラックスして気持ち良くなること』がゴールになっています。そういう人は社会で価値を出して成長することもできませんし、また、皮肉なことにリラックスして気持ち良くなることもできません。人間は目標の手前でエネルギーを無くす生き物です。年収1,000万円を目標に頑張ってる人は年収800〜900万円くらいになったらまあ、いいか、とエネルギーを失います。ということはリラックスすることをゴールにしてる人はリラックスしかける、ちょっとホッとする、と言うところで満足して結局問題も解決できないのです。
また、リラックスジャンキーは自傷行為を繰り返すこともあります。リストカッターが何故自分の手首を傷つけるかというと、人間というのは痛みの後にセロトニンが出てリラックスするようにできているからです。簡単にまとめると
自傷行為を行う
↓
痛みを感じ、痛みを抑制するホルモンのβエンドルフィンが分泌される
↓
βエンドルフィンを抑制するためにセロトニンが分泌される
↓
幸福を覚える
と言う感じです。私はリストカット何てしてないよ!と言うかもしれませんが精神的自傷行為はどうでしょうか?うちのスタッフで毒親に育てられてしまった大山莉加という女性がいるのですが、彼女は定期的に自分の事を生きてる価値が無いダメな人間だと行ってワンワン泣きます。そりゃもう、凄い泣きようで3時間でも5時間でも泣き続けます。そして泣いて泣いて泣いて疲れてくると頭痛がしてきて寝てしまいます。
そうすると次の日には嘘のように明るくなっているのです。自分を徹底的に痛めつけると次の日には多幸感が訪れるのです。彼女はこういう行為を私と出会ってから10年近く続けていますが、おそらく毒親に罵倒されて育った30年近い人生をこのように過ごしてしまったのでしょう。これはなかなか治ることがないのですが、そういうものだとわかって接していれば別に問題はありません。それにしても10年も根気よく付き合い続ける清水さんは凄くいい人です(笑)20〜30年悪い習慣が続いたなら、治るのにも同じくらいかかると気長に待っています。無論、短縮することも出来ますが短縮することを目標にするとそれがまたストレスになります。
自分の事を徹底的に否定して自己嫌悪にわざと陥るような人は自分が精神的自傷行為をしてセロトニンを得てリラックスジャンキーになってないか気をつけるべきです。
自己嫌悪に陥る
↓
徹底的な自己否定が行われて辛くなって苦しくて仕方なくなる
↓
反動でリラックスして一時的にやる気が出る
この流れでは根本的に問題が解決することは永遠にありません。自己否定と自己嫌悪の波が定期的にやってきて苦しくなって、それを麻酔のようなセロトニンで誤魔化して人生を生きるようなものです。根本的な解決にはならないのです。ただ、大山さんのように毒親に育てられてしまったとしても愛情ある人(あるいはコーチ)が側にいて本人がゴールを持っていれば徐々にそれも解決していくので絶対に治らないわけではありません。
リラックスジャンキーというのは言い換えればセロトニンジャンキーです。脳内物質の一つであるセロトニンのある気持ちいい状態を求め続けても意味は無いのです。社会的に無能な人間になるだけです。
とは言え難しいのが緊張状態ばかりが続いても人間は壊れてしまうのです。例えば大山さんのように自分を否定しまくってる状態が24時間365日続くとどうなるでしょうか。精神を病んでしまいます。スポーツでもリラックスして休む時間も無く、ひたすら筋トレや練習で筋肉に緊張をかけ続けていたら筋肉は壊れてしまうでしょう。そこに成長はありません。つまり、人間にはリラックスも緊張も両方必要なのです。
ただ、これまた難しいのが必要な緊張と不必要な緊張の見分けが付きにくいという事です。苫米地英人さんの新刊本にも書いてありますが
不要なストレスは可能なら感じないようにした方がいい。実際にどんなストレスも感じない脳や身体にする事は不可能なことではありません。しかし、ここにも一つの大きな問題があります。ここでは単純化して書いてしまいましたが、仕事(成長)に関係あるストレスと仕事(成長)に関係ないストレスを切り分けるのは、実は非常に難しいのです。
自分にとって評価が低かったイヤな上司が、実は非常に有能でその人と繋がっていることが自分のゴールに大きなプラスになるかもしれない。消費社会におどらされているだけと決めつけて本当は欲しくないんだと思い込んだものが突き詰めたら本当に必要なものかもしれない。それがあることで、自分の現状の外のゴールに近づけるものかもしれません。
33〜34Pを引用。()は私が付けました。
例えば清水さんが新卒で最初に入社した会社は売上は年間600万円しか無く、赤字は2000万あり、その赤字を作った社員達はその赤字を何とかしようとする気概も責任ももっていませんでした。清水さんが入社して数ヶ月で赤字を作った社員達は全員逃げるように辞めていき、社長と私一人になりました。こういう時に別に清水さんは「俺が作った赤字でも無いのだからやめよう」と思っても言いわけです。誰も批判しないでしょう。しかし、私はその赤字を何とかする、という目標とストレス、緊張を引き受けてなんとかしました。私にとってそのイヤな状況は逃げ出すべきものでは無く、引き受けるべき緊張状態だったのです。
しかし、これが本当に引き受けるべき緊張状態だったのか、別に逃げていいものだったかはわかりません。判断をしづらい所でしょう。同じように嫌なことを言ってくる人間から逃げた方がいいのか、それとも逃げない方がいいのか、これがわからないのが難しいところです。成長に関係あるストレスと成長に関係ないストレスを切り分けるのは、実は非常に難しいのです。
じゃあどうすればいいんだ!答えを教えてくれ!という人はカルトに洗脳されやすい人です。こういう時に安っぽい自己啓発本だとわかりやすい二者択一を描きます。
ストレスからは徹底的に逃げていいんだ!ハッピーな気持ちになる事だけ大切にしよう!
or
ストレスから逃げるな!!!立ち向かえ!!気合いと根性さえあればなんとかなる!特攻せよ!!
このどちらかです。このどちらかを選んで信仰するとなんとなく解決した気になってしまうのですが、現実問題としては逃げてもいいときもあれば立ち向かった方がいいときもあるのです。それは自分で考えて選ぶしかありません。そもそも誰かに逃げるか戦うかの選択肢を委ねていることが大問題なのです。
ここまで長々と文章を読んでくれた人がもし、答えがあると期待していたならそれは自分で考えることなのです。
ただ、借金やクレジットカードの支払いから逃げ続けてる人はそれに立ち向かう方がいいでしょう。資本主義のルールを破って逃げるよりかは戦い抜いた方が成長します。そして本当ににっちもさっちもいかなくなったら最強の自己破産カードだってあるのです。清水さんは1.4億の負債をそんな気持ちで返しました。
つまりは今日も読書して、自分のゴールから見て必要な不要か、逃げるか戦うかを考え抜くしか無いと言うことです。最後に一つだけ指針を出しておくと、寝る時まで緊張するな、という事です。寝る前にくよくよ悩むくらいならリラックスして寝てください。今日も読書!
そんなことをスタッフ全員で葉巻すってリラックスしてる写真付きでお送りシマした(笑)
追伸
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今日も読書!
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学で講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。コーチングと読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中。月1,500冊以上の読書をして、それとは別腹で漫画も毎月数百冊読む。趣味はパイプ、葉巻、ドライブ、喫茶店&本屋巡り。
清水 有高Yukou Shimizu
ビ・ハイア株式会社 代表取締役
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。
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