2017.08.06 SUN - 速読多読コーチング
ビジネスで成功する考え方 仕事とは何か?しっかり定義してみよう
ビジネスで成功する考え方 仕事とは何か?しっかり定義してみよう
ビジネスで成功する考え方についてですが、まず最も大事なことから伝えます。それは「仕事とは他人のために行うこと」だということです。当然、給料のためではありません。でもこれを間違っていると絶対成功しません。生活のために働く、ボーナスのために頑張るというのは全て仕事の定義から外れますし、コーチング的にも間違っています。仕事とは社会に価値を出すことですが、社会に価値を出すとはつまり「他人のために役に立つ」ということなのです。他人のために役に立つのが100%楽しい!という人だけが成功できます。これは資本主義における労働心理について書いているマックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』にも「労働そのものが喜びであり救済である」ということが書いてあります。
例えば私が好きで集めている柘製作所の福田さん(この道70年の超ベテラン。海外のファンも多く、作ったパイプは数十万から数百万円で取引される)が作ったパイプも、もし福田さん自身がボーナスのために作ったものだったとしたら70年間も作り続けていないでしょう。消費者は、レストランが2つあれば、売上のために仕事をしているレストランではなく「料理を出して喜んでもらうことが楽しい!」というレストランに集まります。しかし消費者としてそういったことは理解できても、多くの人が自分の仕事については誤解し、正しい定義ができないままになっています。仕事の行為そのものが楽しい人、喜びを感じられる人の方が上手く行くのは当然です。
もちろん楽しい、嬉しいという以外に、誇りを持って仕事をできる、清々しい気持ちになる、といった理由で仕事をしても構いません。もし警察官が給料をもらえるからという理由で仕事をしていたとしたら問題ですよね。暴力団などから賄賂をもらったりしたら操作をしてくれないかもしれません。こういった例からもわかるように、仕事を自分のためにやられたら周りが迷惑します。仕事をして社会に提供される価値にやりがいを感じるのであればともかく、自分のやりがいだけ、自分の給与のためだけに仕事をやってはいけません。
これは、他者の仕事について考えればすぐに理解できる話です。モテるから、給与が高いから、地位がしっかりしているからという理由で裁判官が職についていたり、警察官が勤めていたりしたらとても公平な仕事にはなりません。食品会社の人が、消費者の安全や健康を無視して、売れれば良いという考え方で食品を作っていたら何が入っているかわからなくて怖いです。
こういう例はいくらでもでてきます。あなたが今仕事についているとしたら、それもまたあなたのやりがいや給与のために仕事をされてしまうと、周囲に迷惑がかかってしまうのです。こういう話をすると「では仕事でお金をもらうのは間違いなんですか?」という話も出てきますが、それはまた別です。資本主義経済では、付加価値を生んだり社会に役に立つとマーケットのサイズに応じて価値がつき、お金が入ってきます。この流れであれば資本主義の流れに則っているのので、お金を手にするのは問題ないでしょう。
しかしお金が仕事のメイン!と思って仕事をしている人は多く、とてももったいないことです。そのような仕事の仕方では働くためのエネルギーも出ません。食って行くために適度な給与が出て、楽で、ボーナスも出て、働く時間がプライベートを圧迫しない仕事がいいというような思考で仕事をすれば、資本主義は確実に負けます。少なくとも皆さんが消費者やお客さんであれば、そんな気持ちで仕事をしている人にはお金を払いたくないはずです。
私は、私の文章を読んだり動画を見てくれる人全員に成功して欲しいと考えています。だからこそ、他人のために役立ち社会に価値を出すことこそが仕事なんだと理解して下さい。それが理解できると、仕事をしている時に出てくる雑念や感情、面倒臭いなというような意識は無くなるはずです。社会に価値を出すことが仕事だと理解できると抽象度が上がり、ゴールも高く設定できるようになります。
私自身、営業職出身のため普通の人から見れば様々な辛い経験をしてきました。でも、お客様に喜んでもらえることは嬉しいし、資本主義の中で社長や株主に貢献できると思うとしんどさを感じなくなってきます。筋トレをし始める当初は辛いですが、段々平気になって行くのと似ていますね。そしてその結果、社会に多くの価値を提供してお金もたくさんもらえるようになります。そもそも、多くの価値を出せるという人は価値を出すこと自身に喜びを感じています。私は営業時代に色々辛いこともありましたが、それよりも成長する喜び、なにより社長、会社、株主、お客さん、社会が喜ぶ事にフォーカスしたので新卒3年程度で1,000万円の年収を超えられたのです。そうではない多くの人は仕事を自分のお金のためにやっているため、とても辛くなってしまうのです。
今でもたまに、社内で高額を受注したスタッフに対してもその契約を断れと私が言うことがよくありますが、それはスタッフ自身が自分自身の売上を作りたいという理由で受注した場合に限ります。そういった受注は独りよがりで、サービスも十分に提供できません。お金がない時からそういう心理で受注をするなと言い、どんなに月末にお金が足りなさそうでも必ず断ってきました。お金が無いから仕事をして金を用意するんだ、という考え方の果てには、客目線を一切排除した「面倒だしこれくらいで良いだろう」「少しくらい商品表示を偽装しても良いだろう」という考えにつながって行きます。何も良いことはありません。
本当は一月万冊も、カメラに凝ったり画質に凝ったりする必要はありません。さらに言えば無料でやる必要もありません。このライブを課金モデルにしたり、もっと有料セミナーなどを開けば金銭にはなりますし、iPhoneでの録画にすれば設備投資ももっと安く済みます。アフィリエイトやスーパーチャット(YouTube内の投げ銭システム)を目的に毎日配信をしているわけでもありません。そもそも一月万冊は、私の本業から考えればほとんどお話にならないくらいのお金しか入ってきていません。
つまり、お金のためにやっている訳ではないのです。私は毎日の動画配信で、「読書をきちんとやれば人生で成功するから皆読書をしよう」と伝えたいんです。他にも「嫌なことをするのをやめよう」「奴隷的な考え方をやめよう」「人はもっと自由に生きられる」など、Want toで伝えたいことは沢山あります。その結果お金が入ってくることもありますが、私がお金を目的にしていないことは明らかにわかるかと思います。お金が目的だったらこんなに続かなかったでしょう。ライブ配信をしているYouTuberは私の他にも沢山いますが、挫折する人も大勢います。お金が目的だからです。楽して儲けるためにYouTubeを使っても、そこで集客して100万、200万集めるぞと思っても、続かないのです。
私の動画配信で自殺を思いとどまったという報告を本当によくいただくのですが、それは私がお金のために動画配信をしていないからです。一月万冊は自殺をやめさせられる、人の命を救えるほどの価値があるチャンネルですが、お金のためにやっているのではありません。無料公開です。自殺レベルではなくもっと辛い話をしてくる人も沢山います。レイプされたとか、ネグレクトを受けていたとか、負債が何千万もあるとか、家族に逃げられたとか、そんな人達も私のチャンネルを見て前向きになってくれます。これは立派な社会的価値です。このチャンネルを初めてもう3年半くらいになりますが、一貫して自由に生きることの素晴らしさや本を読むことの可能性を私は伝え続けています。こういう目的で行う、そしてそれに喜びを感じるのが本当の仕事です。お金のためのものではありません。
お金のためではなく社会の役に立ちたいとか価値を提供したいと考えていると、個人的な面倒くささや辛さ、しんどさは後回しにできます。抽象度が低ければ、しんどいからとか面倒臭いからという理由で仕事が途切れてしまいます。だから、何度も言いますが仕事は社会の役に立てることをしてください。自分のため、というのが少しでも入っていてはいけません。
世の中は不思議なもので、自分のためにやっていると失敗するようになっています。利己的な利益を追求する人は、追求している時点でうまくいっていません。利己的だと抽象度が低いのでスコトーマも増えますし、結果として成功も遠ざかります。そして仕事のエネルギーが出ません。だから失敗するのです。ビジネスで成功したかったらとにかく社会のため、を第一に考えましょう。この話と一緒に、「コーチング Wanttoってなんだ? 人生を加速するWant toの見つけ方」も一緒に見ると更に理解が深まるでしょう。
自分の人生を100%Wanttoだらけにして幸せになる方法
自分の人生を100%Wanttoだらけにして幸せになる方法
仕事をしていると、面倒なことをする必要がある場面がしばしば出てきます。私の会社は求人を扱っているのですが、求人広告だけでなくスカウトをかけることもあります。そのために登録会員4万人のデータを全部手作業で1人ずつ参照しているスタッフもいます。それも、とても時間と手間のかかる作業なので本来はやりたくないものです。お客さんに「対応する人材があんまりいませんね」とか「そういう人材を募集しても応募が少ないので他の職種にしてはどうですか」と言った方がスタッフ自身は楽ができます。でも、お客さんが良い人材を採れれば嬉しいということで、そういった地道な仕事を皆ワクワクしながらやります。クレーム対応についても同じで、「文句を言われたくない」「怒られたくない」という自分本位の考え方では挽回もできませんしお客様にも失礼です。クレームを嬉々として聞け、という意味ではなく、社会に価値を出すために真摯に対応しろと言いたいのです。これらは、全て抽象度の高いゴールを見ているが故にエネルギーが湧いてくるのです。それは、面倒くささとかしんどさを超えたところにあります。
「他人のために喜びを感じるなんて無理です、できません」と言う人も、悲しいことですがかなりの数います。でも70億人いる人類全体から見たら、そう言う人たちは遺伝子的にも残れませんし、社会的にも失敗してどんどん苦しい立場になってしまうでしょう。せっかくなら隣の人をハッピーにして、世界全体を良い場所にした方が良いですよね。だから皆さんには、自分のお金ややりがいのためではなく、他人のために役立つ仕事、社会に価値の出る仕事をしていただきたいのです。かと言ってお金をもらわないのではなく、資本主義の中で社会に価値を出したら、それに見合った金銭が入ってくるのは自然なことです。お金を目的にすることだけはやめてください、ということです。今日の参考図書は『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』ですね。今日も読書。
他人の為なんて考えられない人は生き残れない、と言う点については下記の動画を参考にしてみてください。
自然界を見て気づく抽象度の概念で豊かになり資本主義で生き残る
コーチング 自然界を見て気づく抽象度の概念で豊かになり資本主義で生き残る
参考図書 マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
追伸
一月万冊8月イベント
2017年8月19日 一月万冊パイプ会
https://www.facebook.com/events/162142037691829/
2017年8月26日 一月万冊葉巻会
https://www.facebook.com/events/201736787027089/
最近Facebook友達申請が多いのですがスパムと分けるためにも、基本的に友達申請は私の記事にいいね!してくれた人に私から申請するようにしています。
一月万冊は他にもライブ配信、動画もLINEもしています。
ライブ配信に興味がある人は
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LINE一月万冊公式アカウントに興味ある人は下記URLをラインで開くと公式アカウントを登録できます。よろしく!今日も読書!
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一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。上場企業役員や投資先企業のオーナー、コーチ、投資家。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。コーチングと読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中。月1,500冊以上の読書をして、それとは別腹で漫画も毎月数百冊読む。趣味はパイプ、葉巻、ドライブ、喫茶店&本屋巡り。
清水 有高Yukou Shimizu
ビ・ハイア株式会社 代表取締役
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。
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