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2017.08.05 SAT - 速読多読コーチング

自分の人生を100%Wanttoだらけにして幸せになる方法

どうも、葉巻会とパイプ会が一瞬で満席になりそうで嬉しいやら、満席で断る人達に申し訳ないやら複雑な清水有高です。コーチング 自分の人生を100%Wanttoにして幸せになる方法という文章を書きました。これは元々『コーチング Wanttoってなんだ? 人生を加速するWant toの見つけ方』という動画を元に書き起こして編集したものですが、読み物用に大幅に修正しているので全く新しい文章と言っても過言ではありません。文章では読みやすく伝えたい事をシンプルにまとめていますが、動画の方では楽しく学べるように話しています。そんな風に分けて話せる私凄いな、というのと同時に、読みやすくシンプルに勝手に平田悠貴副社長がまとめてくれて大感謝です。約7,000文字です。Have to、やらなければならないこと、嫌なことが人生から消える文章です。いいのか、こんなクオリティ無料で(笑)それが一月万冊!

コーチング Wanttoってなんだ? 人生を加速するWant toの見つけ方
この動画でも文章でも、自分の人生を100%Wanttoにして幸せになる方法をタップリ話をしています。超オススメです。読んで感動して人生変わっていいねしてシェアするしかない!

Want toとはシンプルに言えば「やりたくてたまらない」です。そしてそのWant toは何から決まるかと言えば、自分が達成したい目標、すなはちゴールから決まります。何をやりたいかやりたくないかは、全てゴールの影響を受けています。仕事や趣味、家族との関係など、人生における様々な面においてゴールを設定し、自分はそのゴールが達成出来る!とイメージし、達成自身を心からやりたい事にするとWant toが生まれます。

「好きなことだけやっていれば人生は開ける」という言葉は、これまで様々な自己啓発生ナーや成功法則ノウハウで言われてきました。しかしコーチングはそのどちらにも該当しません。自己啓発や成功法則における「好きな事だけやる」というのは、自己評価やゴールの高さについての視点を無視しています。結局、本人は良くても周りに迷惑がかかっているという自己満足の結果に陥る場合も多々あります。

コーチングではWant toを重要視しますが、それは人間はWant toをしている時に最も生産性が上がるからです。人から言われてやっている仕事、自分が特にやりたくない仕事は「Have to」と呼ばれ、生産性はWant toに比べて大幅に落ちます。ハーバードビジネススクールとコーチングの開祖ルータイスの調査によるとWanttoの企業とHave toの企業では10年で利益で756倍以上の差が出た、という調査結果すらあります。逆に言えば「Have toをやりたくない」というのは強烈なWant toになりますので、それを叶えるために物凄い生産性を発揮できてしまいます。コーチングの大前提として「Want toしか存在しない」というものがあります。Have toも裏返せば「Have toをやりたくないWant to」ですし、そもそも興味の無いことは視野にすら入りません。

私も、ライブ配信をやりたくないと思う日はあります。テンションが低く、今日はもう1日寝ていたいと思うような日もあるのです。それでも、どんな状況であっても環境が整っていて時間があれば皆のためにライブ配信をやる、というWant toが私にはあるので、気分を切り替えてライブ配信を行うのです。しかしこれが「テンション低いけど、ライブ配信やらなきゃなあ・・・」という状態ではいけません。Want toというのは100%である必要があります。1日の内、1%でも「やらなきゃ・・・」と思うようなHave toがあってはいけません。1%でもHave toがあれば、残りの99%も本当にWant toではない可能性があります。仕事はHave toだけど、仕事終わりに酒を飲むのはWant toだとか、朝起きるのはHave toだけど寝るのはWant toだとかです。

そんなので仕事ができるか?会社が回るか?と思うかも知れません。ここでひとつ弊社の副社長、平田のエピソードを紹介しましょう。先日私は平田に頼みたい仕事があり、いつものように夜にライブ配信をやった後、「平田さん、明日は早く起きてこの仕事をしてください」とLINEを送りました。すると平田からすぐ「嫌です。目覚まし時計をかけようとしただけで憂鬱になりました。目覚まし時計無しで明日起きたらやります。」と返信がありました。平田は普段から好きなときに起きて仕事をしています。それで結果も出ています。だから、平田は正しいのです。実際私はそのLINEに「確かにそうだな」と納得し、平田は次の日に起きてからすぐ仕事を済ませてくれました。繰り返しますが、1日の中にHave toは1%でもあったらいけません。この場合であれば、平田が「怒られないために目覚ましをかけなくちゃいけない」と考えて目覚ましをかけていたら駄目だったのです。結果として、起きた後の仕事もHave toになり生産性は上がらなかったでしょう。

Want toとは、止められてもやってしまうことです。仕事はHave toだがお酒はWant toという人も、仕事がなかったらストレスが貯まらずお酒を飲んでいないかもしれません。そう考えるとお酒が本当にWant toかどうかも怪しいものです。この“お酒”に入る部分が買い物だったり、読書やデートだったりする人もいるでしょう。それはとても寂しいことです。

人間関係でも同じ事が言えるでしょう。デートの時は楽しいけれど時々暴力を振るう恋人がいるとしたら、いくらデートが楽しくても別れた方が良いのは明らかです。本人には見えていなくても、周囲から見れば十分に違和感があります。いくらこの人が「私にとってこの人と付き合うのはWant toです」と言ったとしても、暴力を振るわれているのが嫌である限りそれはHave toの関係です。同じように、人生の内で1%でもHave toがあれば、それは人生全部がHave toになってしまっているということなのです。全体的に大体Want toだから、人生の一部がHave toでもいいというわけではありません。100%のWant toでない以上、自分のWant toを疑いましょう。よく今の仕事がWanttoかどうかを見極める為の質問に「今やっている仕事は100億円もらったとしてもやっていますか」という問いがありますが、この時即答で「やっているよ」と言えなかったら、その仕事はHave toです。仕事とは本来社会に価値を出すことそのものであり、金のためだけにやっているのであればHave toなのです。

今自分がWant toだと思っている事が実際Want toでは無いと言われてしまうと、自分の好きな事が否定されているような悲しい気持ちになるかも知れません。しかし先ほどの暴力を振るう恋人の例のように、本来Have toが人生のどこかに存在するのであれば、それは一度全体を見直した方が良いのです。「仕事をしていれば嫌なことはあって当たり前だ」という意見もあるかもしれませんが、それは「人は腹が立ったら1発2発殴るもんだろう」と言うようなものです。ムカついたから殴るのは当然、というのはレベルの低い人間です。仕事というのは我慢があって当然で、嫌なことがあって当然だ、というのは抽象度の低い話なのです。こうした自らの人生の見直しは、最初はしんどいかもしれません。それでも検討をするに値する話です。

1%のHave toを無くすためにはどうしたらいいだろう、とコーチング初心者なら思うかも知れません。でも解決策は簡単です。苫米地さんの言葉を借りるのであれば、シンプルに“抽象度を上げる”ことこそが解決策です。本来、ゴールが先にあってWant toが定まるわけですが、多くの人は人生にWant toとHave toがまだら模様のように散らばっている抽象度が低い状態になっています。

食べ物に例えれば、野菜の中でもピーマンは嫌い、でも人参は好き、ジャガイモは好き、でもカボチャは嫌い・・・と好き嫌いが細分化されている状態です。これでは、一つ上の概念である「野菜を好きになる」というゴールを達成するのは無理でしょう。しかし、更に上の概念として「野菜嫌いの子供達を全員野菜好きにして健康にする」という抽象度の高いゴールを設定したとしましょう。すると、自分が今嫌々ピーマンを食べていたとしても、これはゴールのためになる!と感じて食べることがWant toになって行きます。なぜなら、野菜嫌いの自分が嫌々ピーマンを食べていても、段々好きになっていく過程というのを記録すればその体験自体が野菜嫌いの人達を救うエピソードになるかもしれないからです。低いレベルから見ると嫌で仕方ないことも、高いレベルから見ると嬉しいことに変わってしまうという事です。

そもそも抽象度とは、ある概念自身を抽象化するその度合いを指します。例えば私は私、あなたはあなたという個人ですが、抽象度を上げるとどちらも“日本人”という括りになります。海外の方もいらっしゃるかも知れないので、「人間」という括りでも可能です。概念はいくらでも細分化できますが、その逆を行っているのが「抽象度を上げる」ということです。抽象度を上げることで自らの行動は大きく変える事が出来ます。AさんとBさんがそれぞれ別のことを希望して動いていた場合、抽象度を上げることで双方の希望が盛り込まれた案が浮かびます。妥協案では無く、どちらの考えも内包し、両方とも叶えることが出来るアイデアこそが“抽象度の高いアイデア”です。

しかし、そもそもゴールが低い人は抽象度を上げようとも思いません。ゴールが低い人はWant toの幅が狭いために「抽象度を高くしたい」というWant toも見えなくなってしまいます。そして、Have toに出会う可能性が高くなります。先ほどの例で言えば「全世界の子供達を野菜好きにして、世の中の健康状態を良くする」というゴールを掲げた人は、自分の嫌いな野菜を食べることですらそのゴールの前ではWant toになってしまいます。でも抽象度が低く「私は好きな野菜だけ食べていたい」と思って生きていれば、嫌いな野菜を克服することはいつまでもHave toです。このように「やりたいこと(Want to)だけやれば良い」という考え方は間違っていませんが、ゴールの抽象度が高くない限りいつまでもどこまででも必ずHave toに出会い続ける事になり、Want toだけをやり続けるのは大変になってきます。結果、抽象度の高いゴールを持たなければ、Want toを100%達成するということは事実上不可になります。

世の中の良くできているところは、抽象度が低ければ低いほどWant toの実現が難しくなってHave toが多くなるということです。そしてHave toが多い人は全体から排除されて行きます。70億人いる人間を一つの生命体として考えると、自分勝手な奴はちゃんと排除されるようにできているのです。たまに「嫌な仕事や嫌な客の相手をしない、仕事もできればしないで、大金が入ってくるのが私のWant toです」という人が、それを実現できると信じてコーチングを始めたりしますが、前述もしたようにコーチングは願えば叶う的な自己啓発や成功法則ではありません。こういった希望を語る人は、引き寄せの法則や“願えば叶う”といった自己啓発に毒されている人です。コーチングとは「Want toなら何でも実現できる」という話ではなく、「抽象度を広げれば広げるほどWant toの幅も広がる」という話ですから抽象度の高いゴール設定が大前提です。

高いゴール設定と言って、必ずしも世界平和を目指す必要はありません。それでも年収100万円くらいのバイトをしているフリーターが「俺は年収1億円になって10人乗りの豪華な船を買って毎日大好きな釣りをしたい」とゴール設定をしたら、必然的にその1億円のために求められるスキルを磨いたり、抽象度を上げざるを得ない状況になります。ここで重要なのは「本当にやりたい事をゴールに設定する」ということで、「なるほど、ゴールさえ高く設定すれば仕事をしなくても大金が入ってくるんだな」という話ではありません。大金を稼ぐようなゴールを掲げると今よりもリスクも増えます。そのリスクも引き受けたい!と思えるようなゴールを掲げることです。

せっかくなのでまた恋愛で例えましょう。私は普通に異性として女性を好きですが、抽象度の高いゴールを持った結果「女性が好き」という内容も抽象度の高いものになりました。これとは逆に抽象度が低い「女性が好き」というWanttoは「“自分の好みに合って、肉体関係を結べそうな”女性が好き」、ということです。野菜の話で言えば「ピーマンは嫌い、ジャガイモは好き」のレベルです。その結果、好みの女性に出会える可能性は非常に低くなります。しかし女性に対しての抽象度が上がると、自分の好みとは関係なく愛情や親愛の情を持って女性に接することが出来ます。抽象度の低い欲求とはすなはち性欲や自己承認欲求ですが、抽象度が高ければ「助けになれるならば嬉しい」「ご飯をおごって話を聞いてあげられて嬉しい」というレベルになります。恋愛のゴールの抽象度が低い男性は日本国内に6000万人も女性がいるにもかかわらず、どこかに俺の理想の女がいるはずだと抽象度を下げて6000万分の1の天使を探します。自分の中の天使を探す訳です。そんな女性に本当に出会えるかどうかは厳しいでしょう。抽象度が低いせいで身近な美女を見落としているかもしれないのです。

恐竜の絶滅にも、抽象度は関わっています。彼らが絶滅してしまったのは抽象度が哺乳類よりも低かったからだという話をご存じでしょうか。彼らは2億年にわたって周囲の環境に専門特化して進化したため、自分が食料と認識できる範囲がす彼らは食料を見つける事も、新たに作り出す事もできません。例えばそれが隕石衝突だった場合、衝突のショックで大量の埃が舞い、食料としていた草が灰色になってしまっただけで食料という認識が出来なくなってしまったのです。トリケラトプスやステゴサウルスなどの草食恐竜は胃酸の強いワニの先祖だと言われていますが、彼らは灰が乗っている葉っぱを食べたとしても生きられたはずでした。抽象度が低かったためにそれができず、死に絶えてしまったのです。

抽象度を上げるだけで様々なスコトーマが外れます。以前は無理だと思っていた事が意外に平気だと気付いたり、その結果生き延びるきっかけになったりします。生き延びるという例で言えば、江戸時代に面白い話があります。『風雲児たち』という歴史漫画にも詳しいのですが、江戸時代に、漂着したロシアから帰ってきた大黒屋光太夫という船頭がいます。彼らは江戸に向かう途中だったのですが漂流してしまい、現在のロシアから何とかして日本に戻ってきます。エカテリーナ女帝に謁見を受けるために極寒のロシアを犬ぞりで縦断するのですが、その間に何人もの仲間が亡くなります。そもそも当時のロシア自体食べ物が充分にある状態でロシア縦断を行う事はできませんでした。凍傷や脚気を起こして仲間が亡くなっていく中、ある日地元で帰国を手伝ってくれているロシア人が死んだ牛の一部を光太夫達の小屋に放りこみます。それは食料としての差し入れでしたが、江戸時代の日本人は肉を食べませんでした。それを知りながらも、ロシアの人達は栄養失調を防ぐため、自分達の食料も少ない中光太夫達に貴重な肉を差し入れたのです。この時、「肉を食べる」というのは光太夫達のHave toだったのが、「生きて日本に帰る」という高い強烈なゴールの元Want toになり、無理だと思っていた食肉ができるようになるのです。日本にいたままだったとしたら、彼らは一生肉を食べなかったでしょう。これはゴールが変わるとHave toがWant toに変わる良い例です。抽象度の高いゴールを設定すると自分の好き嫌いが全く変わったり、コンフォートゾーンの幅が広がり、Have toが目に付きにくくなります。

Want toだらけになる人生の方が当然幸せで楽しく、仕事でも成功して人生のゴールも達成していくでしょう。だからこそ大事なのは、身の回りが全てWant toと認識できるような高いゴールを設定することです。抽象度の高いゴールであればあるほど、目の前のWant toの幅は広がり、嫌なことも減ります。Have to(やりたくないこと)をやらないというパワーも、ある程度のゴールの高さが無ければできません。Have toが1%でもあれば残り99%もWant toかどうか疑わしいと前述しましたが、その例でも挙げた「暴力を振るうけれどデートをすれば楽しい恋人」と、「これは違う!」と言って別れるのにもエネルギーは必要です。仕事はHave toだが終わってからお酒を飲むのはWant toと気付いた人が仕事を辞めるのにもエネルギーは必要でしょう。現状維持がゴールになっていれば、おかしいと思っても別れたり辞めたりすることは出来ません。Have toをやめようとするエネルギーも、高いゴールからもたらされるものなのです。

あなたの人生を100%Wanttoにして幸せにするための方法は、抽象度の高いゴール設定意外ありません。今日も読書!

追伸

一月万冊8月イベント 既に満席になりつつあります
2017年8月19日 一月万冊パイプ会
https://www.facebook.com/events/162142037691829/
2017年8月26日 一月万冊葉巻会
https://www.facebook.com/events/201736787027089/
最近Facebook友達申請が多いのですがスパムと分けるためにも、基本的に友達申請は私の記事にいいね!してくれた人に私から申請するようにしています。

一月万冊は他にもライブ配信、動画もLINEもしています。
ライブ配信に興味がある人は
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一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。上場企業役員や投資先企業のオーナー、コーチ、投資家。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。コーチングと読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中。月1,500冊以上の読書をして、それとは別腹で漫画も毎月数百冊読む。趣味はパイプ、葉巻、ドライブ、喫茶店&本屋巡り。
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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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