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2017.08.04 FRI - 速読多読コーチング

コーチング 達成出来ない目標を超えていくマインド、ギリギリでも楽しんでリラックスする

コーチング 達成出来ない目標を超えていくマインド、ギリギリでも楽しんでリラックスするというライブをしたので書き起こして編集しました。約6,000文字くらいです。どう考えても締め切りまでにお金が足らないとか、時間が足らない、リソースも足らない、そんな時でもハイパフォーマンスを発揮していくマインドも持ち方について語りました。3日後の月末までに800万円足らないのを1日で何とかしたとか、半年以上かかる卒論を1日で3万文字書き上げたなどの事例も話しています。

達成出来ない目標を超えていくマインド、ギリギリでも楽しんでリラックスする
本日は、リラックスして楽しみながら高い目標を超えていくマインドについて話します。

みなさんは目標設定した経験がありますでしょうか。営業マンなら営業成績、経営者なら資金繰りや売上、大学生なら卒論の締め切りがそれぞれ目標設定となるでしょう。設定した後に重要なのは、目標設定をできるかできないかという瀬戸際を楽しみながらリラックスすることです。私たちの脳は、どんな困難でも乗り越えられるすごいエネルギーと能力を秘めています。私たちの先祖が何億年も前に海から陸に上がったエネルギーと同じだけの能力が秘められているのです。

例えば私の例を挙げましょう。私は大学最終学年の時、すでに仕事をして学校へ通っていました。インターンで入った会社の中核メンバーとして、です。最終学年は卒論の執筆が必要ですが、私は仕事先のベンチャー企業で既に取締役に就いており、会社の行く末を一手に引き受けていたため、卒論のために十分な時間を取ることは難しい状況でした。小さな会社と言えど、私が休むと会社に大きな影響があったのです。結局、私は1日で3万文字の卒論を完成させて無事卒業、そのまま就職しました。大体の学生は卒論に半年〜1年かけます。何故1日で書き終えるなどということが可能だったのでしょうか?

私の大学は滋賀県にありました。仕事場は東京です。卒論執筆当時、私は東京支社立ち上げを任されていて新宿の支社に泊まり込みで働いていました。睡眠時間3、4時間を別にすれば1日中一生懸命仕事をしていたので卒論を書く時間はありません。それでも卒論提出日は近づいてきます。時間のない中やりくりして、なんとか1日だけ時間を確保し、夜行バスで池袋から滋賀県に向かいました。バスに乗った時点でどうしようかは考えていませんでしたが、「ジタバタして焦っても卒論は完成しない、ここまで来たのだから何とかなるだろう」とゴール達成だけを考えていました。バスの中では少し読書してからすぐ眠り、朝5時滋賀県着。大学に6時についてから卒論を書き始めました。その日のうちの20時には先生に提出する必要があるので、最初に行ったのはスケジュール決めです。1時間あたり2500文字、休み時間や昼寝、ご飯を挟み込み、1時間の休みを入れて10時間かければ3万文字です。

今でも覚えていますが、当時の私の携帯はインターネット回線にISDNのスピードで繋げられるPHSでした。これをノートパソコンに接続して1時間3000文字くらいの勢いで書いていました。通常で考えれば高いハードルかもしれませんが、「クリアしたら私はすごい!」というマインドで突き進みました。さらにマイルールで、卒論内にはコピペNG、引用オンリーです。そのルールを守りながら、「俺はすごい!」とセルフトークをし続け、書きあがった時の状態を楽しくリラックスしながらイメージしていたら文章がスラスラ出てきました。締切1、2時間前には少し緊張しましたが、その時点で2万数千文字まで書き終わっていたので「大丈夫だ」と自分自身に言い聞かせ完成にたどりつかせました。提出後、卒論の担当教授3名との最終面接もありましたが、それも問題なくクリアして無事卒業が決定しました。リラックししながら、セルフトークを整えて、楽しい!とイメージしながら取り組めば「無理」も「できない」も出てきません。リラックスしながら楽しい状態で臨めば、出来ないと思われることも乗り越えられます。「リラックスなんて無理だ、緊張してしまう」と思う人もいるかもしれませんが、緊張は役に立たないと頭に入れておくだけで違います。緊張は生産性を落としますし、作業も上手く行きません。

卒論を1日で仕上げたことを別学部の友人達に話すと、彼らから「自分の卒論もヤバいので助けて欲しい」と相談を受けました。別学部は卒論の締め切りが別日なので、東京から滋賀県に戻るタイミング限定で彼らの卒論も手伝いました。私は人間文化学部という文系の学部でしたが、理系の人間からも相談を受けました。理系の卒論について相談を受けたときは「理系の卒論なんて手伝えるのか?」と考えましたが、「取締役として働いていて、忙しい中理系の論文まで出来たら、凄いし格好良い!」とイメージしたら理系論文を仕上げる事も出来ました。同じように大学院の修士論文も手伝いました。全て、楽しいイメージをしてリラックスしただけです。人はクリエイティビティを発揮して状況を乗り越える方法が生み出せる脳を持っています。やりたいからやっているものには高い生産性が発揮されます。皆さんも潜在的なパワーを感じながら目標に取り組んでみて下さい。

次はビジネスの話です。月末までにお金が○○円足りない・・・と悩む経営者は沢山います。会社が大きくなるにつれて、最初は200万円足りないと思っていたのが2000万円、2億円、20億円・・・とどんどん金額が増えて行きます。でも、足りない金額が大きくなるたびに不安になっていては経営者をやっていられません。ビジネスに於いて経営者が「達成出来ない目標を超えたい」と思った時のマインド対策をご紹介します。

私はサラリーマン時代に会社倒産の危機を体験しています。先ほどの、学生の間から働いていた会社に入社後、数ヶ月もしないうちに社長から全スタッフ宛にメールが1通送られてきました。内容は「300万円を月末までに用意出来なければ、この会社は潰れます」」というものでした。更に読み進めると「その内半分は稼いで下さい」と書かかれています。新卒の頃に入社してから働き続け、取締役になってからまだ大して時間の経っていない時期です。私は学生だったので、余計に「半分稼げ」は衝撃でした。会社の命運を文字通り託されてしまったのです。因みにここで言う「150万円」は売上では無く利益です。普通は「何て酷い会社だ」「ブラックだ」と思うかも知れません。しかし、私は「こういう時を乗り越えるからこそ成長出来るんだ」とワクワクしました。月末までに150万円の利益を用意するのは簡単なミッションではありませんが、「これを乗り越えたら俺は凄い!」と楽しいイメージをし続け、リラックスして営業に臨みました。結果は当然、と150万円以上を稼いで倒産を回避しました。

実はこの後もこういったメールが度々来ることで「社内で稼がないと倒産する」というのは会社の日常であったことがわかるのですが、だからと言って毎回会社から通達されたノルマをクリアするだけなのは退屈です。ある時期から私は自分で目標を3段階に分けて作る事にしました。会社が最低限必要としているのが梅、これくらいならいけるな、という基準が竹、どうやるかわからないくらい高い目標が松です。会社が200万円を私に求めているのに1000万円を持って来たら社長も驚くし、面白いだろうと思って取り組んだのです。結果として、達成されるゴールは常に松か竹でした。最低ラインである梅のラインを切ることは一度も無かったのです。月末1週間前まで設定目標に達さないということもありましたが、残り2日という時に大型受注を契約して達成したこともありました。

重要なのは、目標達成ができないかもしれないという状況でも基本的に楽しんでいることです。残り数時間、数日・・・となっていても、楽しんでリラックスしていれば何かしらの結果が出ます。私が楽しんでいる限り、達成出来なかったことは一度もありませんでしたし、その結果私は現役中ずっとトップセールスマンでした。そのベンチャー企業には4年ほど在籍していましたが、入社して1年目には社長の年収を超えていました。社長をすら超えて、辞めるその月までずっと営業成績が1位だったのです。

その後も4年勤めていた会社を辞め、起業し、色々なお金の苦労もありましたが、基本的に楽しんでいてお金を用意出来なかったことは一度もありません。私も完璧ではありませんから当然失敗談もあります。例えば社長として働くとスタッフとの間に距離が出来ます。スタッフは私の指示に緊張してしまい、パフォーマンスを落として目標達成率が格段に落ちてしまうのです。私が社長兼営業マンとして働いていた7〜8年の間の売上目標達成率は100%でしたが、人を雇って目標額を設定すると、先のような理由で目標達成がなされません。私の会社のスタッフで目標達成が出来た人は、多い人でも1年に6回ほどです。少ない人であれば年1〜2回でしょう。

目標達成についてはとても悩みました。私が戦略やスタッフに戦術をアドバイスしても、相談を聞いてあげても、緊張した状態なので上手く行きません。現在はノルマも廃止し、出社退社についても完全に自由にしました。それでも、厳しくマネジメントしていた時期よりも売上や利益はUPしています。これはスタッフ全員をなるべくリラックスできる状態に出来る様にしたからです。まだ廃止したばかりのため、10年近くビ・ハイアに在籍している人達にはまだ目標やノルマがあった頃を引きずって勝手に緊張しているスタッフもいます。11日くらいにもなれば売上が足りないと緊張しますが、緊張すればするほど売上から遠ざかります。リラックスしたいのであれば、風呂や漫画、映画を楽しんだり、いつもと違う事をしてみてはどうでしょうか。みなさんは色々な課題や問題を抱えていると思いますが、お金を用意する、売上目標を達成させる、ノルマを達成することは全てリラックスして楽しめば達成出来るのです。


【視聴者からの質問】仕事で売上目標を設定する必要はあるのでしょうか?金額はゴールになり得ないと苫米地さんも仰っている様に記憶しています。

その通りです。売り上げはゴールにはなりません。私は「これを達成出来たら凄い」と勝手に設定し楽しんでいました。お金はゴールになりませんが、どうしてもやりたいのなら「出来ている俺は凄い」と楽しいイメージを作ってもOKです。イメージはゴールありきですが、ゴールから見て必要とされる金額を楽しみながら数字を追い掛けて行くことはゲームとして良いでしょう。

【視聴者からの質問】今あり得ないスケジュールで仕切られた仕事を私はこなしており締め切り前で辛い状況です。何とか気持ちを前向きにして「乗り越えられたら凄い」と考えています。何か奇跡の様なものが訪れるでしょうか?

私がお金のピンチを乗り越えられたのは、大前提に「やりたい」があったからです。やりたい!と思っていると、奇跡みたいなことも起きます。月末までに600万円〜700万円必要な時、月末3日前に1000万円の受注が決まり、次の日に1000万円振り込まれた経験もあります。達成出来た理由は「私がやりたいと思っていたから」です。あなたの仕事が嫌なことなら、奇跡は起こさない方が良いでしょう。仮に奇跡が起きたら嫌な仕事をさらに続ける必要もありますし、もし達成したら更に追い討ちを掛けられる可能性があります。まずは自分自身がやりたいことかどうかを考えましょう。


【視聴者からの質問】ブートキャンプやコーチングのイベント料金工面の件でカードローンなどは良い方法ではないと聞いたのですがどうでしょうか?

あなたの経済状態によります。孫正義さんは売上10兆円、利益1兆円だけど有利子負債が13兆円あります。簡単に言えば、1兆円の利益しかない中で13倍の負債を抱えています。孫さんは利回りで返していく自信があるのでしょう。かたや無職、フリーターで100万円〜200万円の年収、カードローンで50万円なら金利18%の世界です。当然ながら意味合いは変わります。もしカードローンを使うのなら自分がワクワクするかを考えてみることです。例えば、年収1000万円の人が百万円借りるのと年収どころか手元に余裕ない人が借りるのでは同じ100万円でも重みは違います。あなたがワクワクしないと感じたら申し込まないことです。

【視聴者さんからの質問】コンフォートゾーンを変える為に引っ越しをしたいのだが、引っ越しをするかどうかを迷っています。引っ越しをするときのマインドの使い方を教えてください。

引っ越しはワクワクが決め手です。私も社会人になって引っ越し15回ほどしていますが、その都度ワクワクするかをとても大切にしています。普段なら住まない様な地域にする時は候補の地域に行き、実際にお茶やランチをしながら近所に住んでいるアファメーションをします。実際に何度も繰り返してみてワクワクが続くなら良いでしょう。ワクワクが本物なら引っ越し資金も稼げるでしょうし、方法や手段は見付かります。

【視聴者のコメント】収入がゼロ状態なのでカードローンに関して借りられる金額が少ないです。とても悲しいです。

私がルータイスのセミナーに行く為に何百万円か用意する必要があった時はカードが全て止まっていたにも関わらず方法を発見出来ました。もちろん多少のストレスもありましたが、なるべく楽しんでリラックスしていました。リラックスという方向に心を持って行ったから発見出来たことです。あなたもこの話から学びを得てください。また、達成出来なくても全く問題ありません。失敗した時は挑戦したことを褒めましょう。あなたの挑戦は、何もしないよりは絶対にプラスです。

最後におさらいです。
あなたが目指している時に緊張する様な目標はhave toが混じっている可能性があるので吟味してみると良いでしょう。営業や経営をやられている方でお金が足りない人はいるかもしれませんが、どんな時もリラックスが大切です。時間や期日が迫って来ると緊張しますが、緊張して良いことは何一つありません。緊張状態で身体が強張っているのなら無理矢理でも良いから別のことをやりましょう。締め切りが例え明日でも、数時間後でも一緒です。散歩する、漫画を読む、トイレへ行き深呼吸、落ち着けることなら何でも良いです。リラックスは本当に効果があるので是非やってみてください。

今日も読書!

一月万冊8月イベント
2017年8月19日 一月万冊パイプ会
https://www.facebook.com/events/162142037691829/
2017年8月26日 一月万冊葉巻会
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一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。上場企業役員や投資先企業のオーナー、コーチ、投資家。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。コーチングと読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中。月1,500冊以上の読書をして、それとは別腹で漫画も毎月数百冊読む。趣味はパイプ、葉巻、ドライブ、喫茶店&本屋巡り。
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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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