2017.07.27 THU - 速読多読コーチング
コーチング視点で考える モテたい!けどモテないのは何故?
ーチング視点で考える モテたい!けどモテないのは何故?というライブを大下さんとしたので書き起こして編集しました。これ編集と書き起こしにめっちゃ手間がかかったね。書き起こした段階では当初約2万文字ほど合ったのだけど、平田編集長が編集した結果1.1万文字ほどになった。ライブの時は雑談やジョークも楽しいけど、文章にするときは伝えたいテーマを伝えることに絞る方が読みやすい文章になりますね。それを教えてもないのに自主的にやる平田・・・やはりこいつは侮れん!!!私の社長の座を脅かすとしたらこいつだ!(笑)
それはさておき、コーチングと性欲というテーマで真正面から向き合って話をしてる人って救いですよね。コーチングで重要なのは自分を偽らない、Wanttoをやる、本音にフタをしない等があります。なのに、性欲について語るコーチは少ない・・・理由は簡単です。恥ずかしいからでしょう(笑)だからこそ清水さんが突撃します。性欲にフタをしてるとおっさん、おばさんになった後に欲望がねじくりまがって大変な事になりますからね。正直に自分の欲望に向き合うことが大切です。とはいいつつ、何気にモテの話から悟りの話になる、結構大事なお話をしています。この文章の書き起こしには10時間。編集に5時間以上!超手間かかっています。無料で読める人はすごく幸せ。是非、いいねとシェア!よろしく。
コーチング視点で考える モテたい!けどモテないのは何故?
清水:コーチング視点で考える、モテたい!けどモテないのは何故?と言うテーマで話をします。悩んでいる人が多い議題ですね。でも、実は何故モテないのか、私はわかってしまうんです。何故だと思いますか大下さん?
大下:モテたいと思っているからモテないのではないですか?
清水:なるほど、モテたいと思っているからこそモテない状況が続くということですね。ところで急に話は変わるけど、日本の自殺者の割合を知っていますか?
大下:それ、モテの話に繋がるんですか。
清水:ちゃんと繋がります。因みに自殺者は1万人中2人ですね。
大下:0.02%ですか
清水:では次に電通の社員数。これは本体だけで5〜6000人ぐらいです。グループ全体だと5万人くらいです。ということは、さっきの比率で言うと電通の社員って毎年何人自殺しないとダメでしょうか?
大下:1万人に2人なんだったら、5〜6万人だと10〜12人?
清水:そう。大体それぐらい。では毎年、電通社員が10人自殺してますか?
大下:毎年10人も自殺していたらやばすぎますね・・・。
清水:今年(2017年)は電通の女子社員が自殺したことが大きなニュースになりました。何があっても本来自殺する必要は無いはずだからです。しかし日本の自殺率で考えると10万人中約20人が亡くなっています。これは先進国の中でもかなり高い数字です。だからさっきの計算ですが、電通グループが5万人だとすると、毎年10人死んでいる計算になる。でも毎年電通の人で何人自殺者が出ている?
大下:最近取り上げられたのは1人です。もっといるのかもしれませんが。そんな10人単位で自殺者がいたら、さすがに驚きです
清水:ということは、電通はホワイト企業だよ。
大下:平均自殺率以下という話ですね。
清水:平均自殺率が1万人で2人なのであれば、5万人の社員がいる場合、毎年10人が死んでいるはずです。ところが過労死認定されて死んだ人が1いて、それから10何年〜20年以上経って、1人の自殺者が出ました。ということは、ホワイト企業じゃないか?という見方は誰もしませんね。何故でしょう?
大下:自殺した人が1人出たことが大きなニュースになって、それだけが取り沙汰されているためかと思います。平均自殺率のデータも持ってきて議論をするというよりは、自殺者が出た!この会社はブラックだ!の方がわかりやすいですし。
清水:ということは、電通がブラック企業で自殺者も出すようなところだから入社しないでおこうと考えた人は、本当はホワイト企業に入れなかったことになりますよね。もちろん自殺だけがホワイトの基準ではないし、これは単なる例え話です。ホワイト企業に行けたはずなのに、行っていないという例ですね。本人がホワイト企業への入社を望んでいたはずなのに、手に入れられていないでしょう?もしかしたら、自分が行った先の方が電通よりブラック企業だったかもしれない。よくよくちゃんと考えないと本当に欲しいものは手に入らないというのと一緒です。ここから「コーチング視点でモテたい」という話とどうつながるのかというと、すなはち「皆どんな人にモテたいのか、何故モテたいのか考えていない」ということです。
大下:なるほど、それはそうかもしれませんね。単にモテたい!しかないかも。
清水:次に「実はモテたくない」です。
大下:え?モテたいは幻想ということですか?
清水:これは今日男二人で配信しているからちょっと男寄りの話になるけど、よく男で身体を鍛えたいという人がいますよね?
大下:鍛えたい、ですね。鍛えている、じゃなくて。
清水:鍛えたい。マッチョになりたい。あるいはガリガリは嫌だとか。ぷよんぷよんは嫌だとか。では、そう思っている人がみんな身体を鍛えてマッチョになって引き締まっていますか?
大下:大半はやっていませんね。やりたいと思ってはいそうですが。
清水:彼らはきっと、風呂に入るたびに悩んでいます。俺はガリガリだな〜とか、なんかぷよっとしてきたな〜とか。それも理由は簡単。別にマッチョになりたいわけじゃないからです。それだったらちょっとは理由がわかる気がしませんか?
大下:マッチョの方がカッコいいという洗脳を受けて、別に本人は心からなりたいわけじゃないけど、そういう風に洗脳されたから、マッチョになった方がいいだろうと思っている。けれども、別に本心でなりたいわけじゃないからそのままという感じですか?
清水:確かにそういうとらえ方もあるでしょう。もう一つ、男性的な願望として「マッチョになって強くなりたい」というのも結構聞きます。でも、多くの人は範馬勇次郎みたいな生活をしているのかっていうと・・・。範馬勇次郎までいかなかったとしても、花山薫とか、そこまでいかなかったとしても本部とか、あるいは金竜山とか。していませんよね?
大下:この辺は全部、刃牙ネタですね。
清水:刃牙でも北斗の拳でも良いけど、ケンシロウどころか雑魚キャラレベルにすらなっていないと思わない?雑魚キャラだって結構マッチョですよ、北斗の拳は。
大下:雑魚キャラも鉄棒振り回すし、村の青年も大体マッチョですね。
清水:それにすらなれていないということは、つまりマッチョになりたいとか強くなりたいとかっていう風に思っている人は、別のものを望んでいるということです。
大下:マッチョじゃないけど、マッチョになったら得られそうなものを求めているということですか?
清水:そう、何か別のものを求めているのです。例えばロレックスでもいいしVUITTONのバッグでもいいけれど、欲しくてたまらない人は多いですよね?では、その人達が手に入れているのかというと手に入れていません。願えば叶う、思考は現実化する、Want toだったら、イメージすれば手に入るという言葉は溢れています。でも手に入っていません。あれは何故でしょう?
大下:本当にほしいわけじゃないから、というのが1つだとは思います。あとは、結局VUITTONとかロレックスを持つことでモテるとか人気になることを本当は望んでいて、別にロレックスじゃなくてもないでしょうか。
清水:皆さんも考えてみましょう。本当にモテたいのであれば、もう手に入っているはず。でも、「本当にモテたい!」と思っているのに手に入っていないなら、モテに対する詳細なイメージがしっかりしていないのでは?という理屈もあります。Want to自身は本当だけど、アファメーションのリアリティが足りていないということですね。
もう1つは、本当はモテたいわけじゃない、というのがキーワードです。そう考えた時にロレックスとかVUITTONであればわかりやすい。なぜほしいのに手に入っていないのでしょうか?私が持っているロレックスは時計の針が狂っていて着けもしない。ロレックスを着けるのは、年に数回で、直すのが面倒なため基本的に針が狂ったまま着けています。ライブ配信のときのネタに使うためだけに持っているくらいのところがあります。多くの人は欲しいと言いつつ色々なものが手に入っていません。それは本当にほしいわけじゃないからです。詳細なリアリティなんて簡単に作れますよね。ロレックスなんか時計屋さんに行って「ちょっと試しに着けていいですか?」と言えばビジュアライゼーションのための感覚はすぐに掴めます。でも手に入らないなら、それは本当のWant toではない可能性があります。
まだ例はあります。私が以前、ルー・タイスと苫米地さんから正式に貰ったTICE式コーチ資格の認定証。これは今どこかにしまってあるのですが、私にとっては重要性が低いのでわかりません。でもコーチになりたいという人はいっぱいいます。なりたいですという相談が私の所にも来ます。当の清水さんはコーチングの資格の証明書がどこにいったかわからないのですが。そもそもコーチになりたい人は、なりたいと言っているだけでお金も入っていません。私だって最初にコーチの資格を取ろうと思ったとき、その講座の受講料が出せないくらい金欠でした。
大下:確かにあの頃は金欠でしたね・・・。2010年か2011年頃だったと思います。
清水:そうです。でも、金欠の現状を打破するためにも、コーチングを勉強してコーチになりたい!と強く思いました。しかもルー・タイスも来る講座だったから、絶対にそのチャンスを逃したくありませんでした。当時はビジネスで大損をしていて、数百万円が大金でした。毎日のご飯にも困っているような状況で、月末には常に500万円ぐらい足らないみたいな時の話でした。
それでもお金が欲しい、ルーに教えてもらいたいと思い、何とかしてお金を集めたんです。色々な人に頼んでお金を借りたりして(現在は完済しました)最終的にコーチの資格を取る事が出来ました。こういうエピソードからも「お金が無いから」というのは理由にならないことがわかります。ロレックスにしても、TSUGEの高いパイプにしても、欲しいと思っている人は沢山いますが、金が無いから買えないという人も沢山います。でも、本当に欲しかったら当時の私の様にお金が無くても何とかしますよね。そもそも、お金は作れば「ある」訳だから、お金が無いというのも嘘なんです。因みに私が大きな損をしたときにどのようなセルフトークを行ったかについてはこちらの動画を参考にしてください。
どん底?かつて私が1.4億損した時に乗り越えた心の持ち方
清水:モテの話に戻りましょう。この話の通りであれば、モテたくてもモテていない、という人達は本当にモテたいわけではなく、別のものを求めているのです。しかし、こう言うと「そんなことは無い!自分は本当にモテたいんだ!」という反論が必ず表れます。同じように、年収を上げたいと思っているのにお金に困っている人、「こんなにお金を望んでいるのに何故手に入らないんだろう」と悩んでいる人に「それは君がお金が無い状態が好きだからだよ」と言うと物凄く否定されます。
今こそ私は金銭的にも余裕がありますし、わざわざ視聴者の方やセミナー参加者から「モテそうですね」って言われるくらいになりましたが、1.4億円の損をしたときは本当にお金を求めていなかったからだと今ならわかりますし、モテについても「ああ、自分はモテを欲していなかったんだな」とわかります。恋愛については随分経験を積んだ結果、私に恋愛相談したら100%告白が成功するくらいにまでなりました。その私が「モテたくないんだよ」って言うのは、それなりの信憑性があると思いませんか?でも、何故「モテたくないんだよ」「お金は欲しくないんだよ」という言葉は否定したくなるんでしょうか?
大下:いくら清水さんが正しいことを言っていても、画面の前にいる1人1人の視聴者の心まではわからない・・・と思うからでは?
清水:でも、2つの意味で嘘と言えることがあるんです。1つは、本当にモテたいのであれば「モテていない自分を否定する」はずなのに、それをしていないということです。私が今やっているのは、皆さんがモテるために今の皆さんを否定する、ということなんです。でも、これを冷静に聞ける人はいません。
大下:冷静に聞けずに拒否反応から入るということは、逆にモテないという状態が強いコンフォートゾーンということですか?
清水:理解を深めるために例え話をしましょう。あまり綺麗な例えではありませんが、実は大下さんが変態スカトロ趣味だとしましょう。
大下:実際は違いますよ。
清水:はい、仮です。大下さんありがとうね(笑)。でもその仮の大下さんはスカトロ趣味である自分を認められないとしましょう。そういう自分が嫌だから認められないんです。そうすると、普通のセックスをしている時に女の人から「あなたの本当の欲求はスカトロなのよ」って言われても嫌でしょう?
大下:辛い(笑)
清水:辛い(笑)辛いよね。でも本当に全くそんな趣味は無いのに「あなたの趣味はスカトロよ」と言われても、心が動かされないですよね?
大下:単に「何でそんなこと思ったんだろう?」って不思議に思うだけですね。
清水:つまり真実が含まれていることを言われれば心が乱れるんです。「モテたくないんだよ」「お金が欲しくないんだよ」と指摘されて心が乱れている人は、その時点で真実が含まれている可能性がかなりあります。まずそれを認識してください。「モテない」「お金が手に入らない」の理由で最も可能性が低いのは、アファメーションの臨場感が足りないからです。でも、一番は「そもそも本当は欲していない」です。さっきのロレックスやコーチ資格の例にもあるように、本当に欲しかったら人はそれに必要な方法やお金を手に入れられます。でも、そもそも入らないものに関して人間はそんなにエネルギーが出ません。
それでは何故欲しがっているのか?と言えば、欲しいものが他にあるという可能性があります。モテたいというのは建前で、本来はそうじゃないものを欲している可能性が高いということです。どんな物欲に対してもこれは自問自答した方が良いでしょう。苫米地さんの『金持ち脳の作り方』にも書いてありますが、名前がついているものをほしがっている場合は洗脳である可能性がかなり高いです。ロレックスやVUITTONなんて最たるものですよね?コーチの資格もそうです。「コーチの資格が欲しいと思っているけど、なかなか取れません。お金がないです!」と言っている人は、コーチの資格じゃなくて別の何か、そこから派生する何かが欲しいんです。それが真の自分のWant toだけど、建前を望んでいるせいで手に入っていないということです。
大下:でも、それが表に出ていないし本人も気づいていないと言う事ですね。確かに気づいていないならイメージも出来ないし、手にも入らないですね。
清水:モテたいという欲求は生存とか性欲に関わるので、100%他人から思わされている可能性は高くないでしょう。でも、建前は必ずあるはずです。モテたいと思っているのに全く王道していないという人がよくいます。1000人にアタックしたりナンパしたりしたかというと、別に特にしていない。それで、モテない、自分の何が悪いんだろう?って思う人は沢山いますが、1000人アタックして全部ダメだったから悩んでいると言う人は見たことがありません。
この話を読んでいる皆さんにも考えて欲しいんですが、本当に欲しいものが何なのか考えるのは本当に大事です。私の知り合いにも、有名な大学院を卒業して、誰もが羨む資格を持っていて、給料も高いのに幸せじゃないという人がいるくらいですから。本当にモテたい訳でもないのにモテちゃったら、周りからは「いいね、ウハウハじゃん」と言われるのに自分は全然幸せじゃないという状況に陥るかも知れません。それをしっかり考えた上で答えて欲しいんですが、本当にモテる人は一体何をしているでしょうか?
大下:モテない努力じゃないの?
清水:そう!本当に、モテる人はモテない努力をしています。イヤミに聞こえるかもしれませんけど、知り合いのどんなモテる人に聞いても「この人とこれ以上話してしちゃうと、この人俺のこと好きになっちゃうから・・・と気をつけている」と言います!皆も、自分が本当に欲しがっているものに気づき、モテが建前だと理解すれば勝手にモテるようになります。自分が本当に欲しいものを追求している人は魅力的に決まっているからです。つまりこの話は「コーチング視点でモテるには?」という俗っぽい話から始めましたが、その欲求も叶えつつ皆さんの真のゴールにも気づける物凄い話なのです!
少なくとも建前にも気づかずにモテたい!モテたい!と思っている状態の人より、本当のWant toやゴールを見つけてそれに向かおうとしている人の方が絶対魅力的です。健康的にもなるだろうし、社会的にも成功しやすいだろうし、ということは金銭的にも余裕があるかも知れませんからね。
大下:なるほど・・・。最初に自殺の話から始まると思ったら、すごい展開になりましたね。
清水:最近出版された、苫米地さんの『「感情」の解剖図鑑』という本に諦めの感情について説明されています。大下さん読んでもらえますか?
大下:「諦めとは 望んでいたことが実現できないと考え、望みを捨てようと思う気持ち。諦めが良いといったようにポジティブな意味で使われたり、諦めたらそこで終わりだといったようにネガティブな意味で使われたりする評価の定まらない感情。諦めることは何かを手放すこと。諦めるということは何かを手放すということです。そして諦めという感情について考えるとき大事なのは何を手放すか、です。世の中には諦めた方がいいものとそうでないものがあるからです。
諦めた方が良いものとして挙げられるのは煩悩です。ここで言う煩悩とは、食欲や性欲、権力欲、金銭欲、所有欲など抽象度の低い様々な欲求のことです。仏教では煩悩を手放すことを悟りといいます。つまり諦めることは悟ることであり、決して悪いことではないのです。しかし煩悩を手放すということは、煩悩を全てなくすことではありません。食欲までなくしてしまったら人間生きていけません。煩悩を手放すや煩悩を諦めるというのは、煩悩をほどほどに抑えるということです。」
清水:はい。ここに書いてある通りです。皆さん諦めましょう。もう俺なんてモテないって諦める方が悟りに近づきます。たいてい煩悩とかを手放すと、いらないものをほしがっていたということに気づいて、本当に欲しいものが見えてきます。抽象度の低い、うじゃうじゃごちゃごちゃしたものを探しているときにすっぱり諦めたら、こだわりがなくなるので、様々な煩悩が抜けてスコトーマが外れ、本当に自分の欲してるものに気づきやすくなります。そうすればエネルギーも出るし活き活きします。
大下:お金をほしがっている人はお金をほしがるのをやめましょうということなんですね。
清水:そうです。かつて私が1億4000万円損して食うに困った時、辛くて悲しいのに本気で金を欲しいって思っていたらストレスで自殺していました。あの時私はお金のために働いているわけじゃありませんでしたよね?ずっと一緒に働いている大下さん、どうですか?
大下:そうですね。お金だけのためだったら、私達も皆やめていたと思います。
清水:会社に残金が1万円しか無いという時は、大下さんの給与も平田さんの給与も払えていませんでした。もしお金のことに悩んでお金が欲しいということばかり考えていたら、その残金も自分のために使ってしまっているでしょう。でも、大抵その1万円で当時のスタッフ3〜4名が何とかして食べていくために、西友に行って安い弁当を買ってきて節約したりしていました。お金がゴールでは、明らかに無いですね。ということは、本当にお金が欲しい訳じゃ無いとも言えます。つまり私達はあの時、お金を諦めていたんです。当時はオフィスの電気代も払えるか払えないかギリギリだったし、家賃は1.2ヶ月滞納は当たり前でした。そんな中で本気でお金が欲しかったらストレスで死んでいたでしょう。当時はある意味「お金が無くても良い」って良い意味で諦めていたんです。だから後でお金も入ってきたんでしょう。
大下:確かに悟りを開いた感じがありましたね。コーポレートゴールも良く口に出してました。
清水:はい、こういう時こそゴールだと言っていました。金がないのは仕方ないことです。金がないと悩んでお金が入ってくるんだったらいくらでも悩むし、しんどいつらいって言っていてお金が入ってくるんだったらいくらでも言うけど、入ってきませんよね。
大下:そうですね。当時未払いが貯まっていて、払えっていう人もいたけど払えませんでしたもんね。
清水:そう、払えと言われても無いものは払えないんです。私も当時よく「お金が無いんです。払えません」と各方面に連絡していました。今では全部払い終わっています。でも、これはモテも同じ事です。そういう抽象度の低い煩悩は諦めちゃう。モテたい!と思っている人は、心の底から諦めて下さい。あなたはモテません。そうやって諦めると、どんどんスコトーマが外れて本当に欲しかったものに気づけます。・・・でも、これって一つ難しいところがありますね。何でしょう?
大下:「モテることを諦めればモテるんだな!」というパラドックスですね。
清水:そう。モテを諦めたらいつかモテるんだな・・・というパラドックスには気をつける必要があります。だってそれ、諦められていませんよね?今貧乏だけど、お金を手放すことでお金が入ってくるのか!と思うのは、お金の煩悩から離れられていないですよね?というのと同じです。どうしたらいいでしょうね?
大下:うーん、それってかなりよくあるエンドレスループなだけに難しいですね。いわゆる“カメラをお金から外しましょう”が肝だとは思うんですが。
清水:『君は1万円札を破れるか?』という苫米地さんの本がありますね。これも1万円札を破ることによって「1万円札に価値があるのでは無い」ということがわかる話です。そうすれば、何に本当に価値があるのか気付きやすくなります。1万円の値段がついている本があるとしたら、本に1万円の価値があるというだけで1万円そのものには価値が無いんですよね。でも、人はなかなか「1万円自体に価値はない」ことがわからない。そのスコトーマを外すために1万円札を破りましょうという話です。
お金が欲しい人は、お金自身が欲しくてたまらず、目の前が真っ暗になってしまっています。お金に替わる価値がスコトーマに隠れて見えていない人が、お金を儲けられる訳はありません。その結果、付加価値を生まずにただ生命時間を売る事になってしまいます。そういったことに気づけるのがこの『君は1万円札を破れるか?』なんですが、これも「1万円札を破れば俺は金持ちになれるのか」という意識が入ってしまったら意味が無いですよね。ただお札を破っただけになります。
大下:やはりそれだと、建前のゴールが強く意識されるだけになってしまいますね。
清水:でも実は、モテに関しては1万円札を破るよりも簡単な「本当のゴールに近づく方法」があるんです。
大下:なにっ
清水:それは、かわいい子に告白されたら断るという方法です。いや、そもそも告白されないしと思うかも知れませんが、それであれば可愛い子、美人、ハンサム、イケメンなど自分が素敵だと思う人がいたら素っ気なく対応するということです。
大下:あーなるほどね。ニコニコしちゃうところをニコニコしないってことですね。
清水:そういう人が食事に誘ってきても、「あーごめん、忙しいから」と断るとか、本来自分だったら飛びつくところを飛びつかないということです。学校だったら、かわいい子と隣同士になったときに、先生に頼んで席を変えてもらうのでも良いでしょう。でも注意して欲しいのは、これをやってもモテる訳ではないということです。こういう「うまい話を敢えて断る」ようなことを繰り返すことによって、本当に自分のモテたかったということが建前だったと気づき、真のWant toに気付くことがあるということです。これで相手が振り向いてくれるのかとか、たまに優しくしてギャップを狙えば良いのかとか、そういう問題ではありません。必要だと、欲しいと思っていたものを手放すことで、自分のブリーフシステムに影響し、コンフォートゾーンが変わってくるということです。私もトップ営業マンとして活躍していた頃、取引先の大企業の受付にいる可愛い子からお茶に誘われたりしていました。でも、仕事が忙しいからまた仕事の時にお会いしましょうと断っていたんです。最初の内は「ああ・・・あの子可愛かったし勿体ない事したかなぁ」とか「あの子は○○大学のミスコン1位だとか言ってたし、確かに可愛かったからあれくらい良いんじゃないかなぁ」とか思っているんですが、それでも断りました。そうすると本当に影響が出てくるものです。
大下:今までと態度を変えるという意味では、恋人に対してでも、奥さんにでも旦那さんにでも使えるかもしれませんね。スコトーマが外れてきて、新しい世界が見えてくる気がします。
清水:これは相当強力に自分の建前の煩悩を消してくれます。何度か繰り返す内に自分自身にも変化が起きてきて、本当にやりたい事も見えてきます。そうやって真のWant toを見つけた人はやっぱり魅力的ですし、稼げるようにもなるし、成功もするし、健康にもなるし、何より生き生きとしているから、勝手にモテるようになります。だから、お金が欲しい人、モテたいひとは、1万円札破り、素敵な人に声をかけられたらあえて断りましょう。
【視聴者からのコメント】断った後に深夜にのたうちまわって後悔しそうで
清水:これが意外としないんですよ不思議なもので、そういうことをしていると魅力的な人に声をかけられていく回数は増えていくんです。見せかけの煩悩をやめている人ってやっぱり魅力的だから、余計に声をかけられます。でも考えてみれば当然の話で、常に良いオンナはいないか、イケメンはいないかと思っていると、周りの人間にも伝わりますよね。だから、そういった煩悩が消えている人は自然とモテるんです。
大下:彼氏、彼女が出来ると突然モテるというのと一緒ですね。
清水:そうですね。
【視聴者からの質問】本当のゴールがヤりたいヤりたいだったらどうしましょう?
清水:ヤりたい、ヤりまくりたいなら、それは絶対にヤりまくれているはずです。ヤりまくれていないなら、それは建前です。ヤりたいとかモテたいとかの先にある本当のWant toが見えなくなっているんです。モテの定義は自分で決めるべきですし、私が今日公開した内容を10回も読み直せば必ずモテるでしょう。10回も読むエネルギーが湧かないと言う場合は、それは持てが真のWant toではないということ!わかりやすいですね。今日も読書!
【参考図書】
苫米地英人『金持ち脳の作り方』
苫米地英人『「感情」の解剖図鑑』
苫米地英人『君は1万円札を破れるか?』
最近Facebook友達申請が多いのですがスパムと分けるためにも、基本的に友達申請は私の記事にいいね!してくれた人に私から申請するようにしています。
一月万冊は他にもライブ配信、動画もLINEもしています。
ライブ配信に興味がある人は
https://www.youtube.com/c/yukoreadman/
のチャンネルを登録しておいてください。チャンネル登録しておいてくれればライブ配信をする度に通知が行きます。
LINE一月万冊公式アカウントに興味ある人は下記URLをラインで開くと公式アカウントを登録できます。よろしく!今日も読書!
https://line.me/R/ti/p/%40uzz0811w
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県草津市出身。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。上場企業役員や投資先企業のオーナー、コーチ、投資家。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。コーチングと読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中。月1,500冊以上の読書をして、それとは別腹で漫画も毎月数百冊読む。趣味はパイプ、葉巻、ドライブ、喫茶店&本屋巡り。
大下周平(おおしたしゅうへい)滋賀県米原市出身。滋賀県立大学人間文化学部卒業。清水とは18歳の頃からの付き合い。仕事も一緒にして早12年目。20年清水と一緒にいる人物。強烈な清水有高と20年も一緒に入れる事が大下さんのすごい所。仕事では営業アポに1日10件以上行ったりするビジネスマン。平田の影に隠れながらも何気に売上は一番高いのが大下さん。ただし高倉健風に「不器用なんで」ついついサービスしすぎて利益率は平田に負けちゃう。趣味は格闘ゲームとドライブ。清水とガソリンと車さえあれば1日で東京から青森まで爆走出来る。いつか大下さんと日本一周ドライブしたい。この紹介文は清水が書きました。最高の友人。
清水 有高Yukou Shimizu
ビ・ハイア株式会社 代表取締役
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。
新着記事
-
2020.03.04 WED
-
2020.02.24 MON
人気ランキング
-
2016.05.05 THU
-
2016.05.22 SUN
-
2017.07.18 TUE
-
2014.04.10 THU
-
2014.12.10 WED