2016.05.23 MON - 速読多読コーチング
コーチング あなたのゴールが達成出来ない本当の理由 ゴール達成方法とゴール設定方法
あなたがルータイスのアファメーションを正しく理解するために古今東西様々な本を読んでルータイスの視点に近づくのも、なんのためでしょうか。それは
ゴール達成のため
これしかありません。この文章ではゴール達成と、ゴール設定について詳しく書いていきたいと思います。まず、最初に言います。
あなたのゴールは達成出来ない可能性の方が高いです。
あなたはストレスの消えた世界で楽しく生きて行く事なんて出来ません。
あなたはしんどい思いをしますし、仕事でも辛い思いをするでしょう。楽なんてとんでもありません。
あなたは人間関係にも悩むでしょう。悩みが消えるなんてありえません。
ここまで言う理由はちゃんと書きます。
しかし、あなたはゴールが達成出来ない方がいいし、あなたのストレスは消えない方が良いのです。あなたは楽になるよりもっともっとしんどくなった方が良いのです。あなたは仕事でも辛い思いをした方が良いのです。人間関係でももっともっと悩んだ方が良いのです。むしろ悩み方が足らないくらいです。
勿論、今書いたことは色んなコーチング、TPIEの考えと矛盾します。例えば、苫米地英人さんのまずは親を超えなさい!(新書版 夢を叶える方程式)にも私の言うことと矛盾することが書いてあります。
TPIEはあなたの目標を達成してしまうプログラムです。しかも、機能脳科学と認知心理学に裏付けされているので、誰でも無理なく出来る方法になっています。「仕事」「プライベート」「夢・目標」「投資」「お金」「自信」「人間関係」・・・など、あなたが「変えたい」「悩んでる」ことがあるなら、最も効果的なプログラムである事は間違いないでしょう。前述したように、既に「圧倒的な実績」があるプログラムに私が最新の機能脳科学を融合させることによりと書いてあります。
・誰でも、今すぐ実践でき、 ・ストレスなく、結果が出る、
ように設計しました。
まず、コーチングを実践してる人達に「誰でも今すぐ実践でき、ストレスなく結果が出ていますか?」
と聞きたいです。
「仕事」「プライベート」「夢・目標」「投資」「お金」「自信」「人間関係」の悩みは消えましたか?
と聞きたいです。
変わりたいと望む自分になりましたか。
年収は10〜100倍になりましたか?
健康面、恋愛面で革命的なほど良い事が起きましたか?
読書数は100〜1000倍になりましたか?
常に自信満々で悩みゼロ!になりましたか?
そもそもコーチングを実践したい人は、今の自分のままでは解決できない課題や、長年ずっと続く悩みを解消したいと思っているはずです。
それなのに、変われない、悩みが消えない、それはおかしいのではないでしょうか。
コーチングを実践してるのに(中にはコーチですら)そういう人が沢山いるのを見て
『コーチングって嘘じゃ無いのか?』
って私は思ったくらいです。
なぜなら、コーチングを実践して、むしろ悩みが増えてる、苦しんでる人の方が多い。それでゴール達成出来ていればいいのですが、全然達成出来ていません。これはおかしくないですか。
うまくいく、という方法を実践してるのに結果が出ていないなら、実践の仕方が間違っているか、その方法自体を疑うべきです。それなのに、自分の実践度合いが中途半端なのにもかかわらず疑いもしない人や、方法自体を疑うことをタブー視して、ルータイスや苫米地さんを神格化する感じすらあります。カルトかよ!(笑)
でも、当然、嘘じゃなかった。効果もある。ただ、効果が出てない人は誤解をしている。そう思ったのでこの文章を書きました。文字数にして4.2万文字ほどあります。興味がある人は気合い入れてどうぞ。
では、コーチングは間違っていたのでしょうか。そんなことはありません。間違っていたらあんなに世界で広がりません。NASAやアメリカ国防総省をはじめ、世界の大企業、オリンピックチームが導入しているのが嘘だった!そんなわけないでしょう。
もし、そんなことがあるとしたら
『私がルータイスや苫米地さんを超えた方法を産み出したとき』
だけです。別にコーチがルータイスを超えたって良いでしょう。その時は堂々と『まだTPIEなんかやってるの?』『コーチングとか古いって』と言えます。
コーチングを超える手法がないなら、まず、実践してる自分の態度を疑うべきだ、と私は思いました。その結果、スコトーマが外れ、色々わかってきましたが、多くの人がゴール達成出来ない、コーチすら私に相談しにくる、その現状はコーチングを正しく理解して実践できてないからで、その最大のポイントが
ゴール設定への誤解
なのです。みんなゴール達成したい!と強く望んでコーチングを実践します。しかし、ゴール設定自体を間違えていたら?その全てが瓦解します。そもそもコーチング自体を実践できていません。成功できない、悩みが消えないと悩んでいる人達の原因はここにあります。私が最初に
あなたのゴールは達成出来ない可能性の方が高いです。
あなたはストレスの消えた世界で楽しく生きて行く事なんて出来ません。
あなたはしんどい思いをしますし、仕事でも辛い思いをするでしょう。楽なんてとんでもありません。
あなたは人間関係にも悩むでしょう。悩みが消えるなんてありえません。
しかし、あなたはゴールが達成出来ない方がいいし、あなたのストレスは消えない方が良いのです。あなたは楽になるよりもっともっとしんどくなった方が良いのです。あなたは仕事でも辛い思いをした方が良いのです。人間関係でももっともっと悩んだ方が良いのです。むしろ悩み方が足らないくらいです。
と書いた理由もここにあります。コーチング的に見てそのゴール設定ではうまく行かなくて当たり前のことをしている、と言う事です。
子供の風邪を治そう!と思って熱を下げるために水風呂に子供を入れた親がいます。実際にそういう人がいました。もし、万が一、何か間違ってそれで子供の風邪が治ってしまったとしましょう。あるいは、もともと風邪ではなかったのに風邪だと思い込んでいて、水風呂に入れて病気にもなってないのに治った!と勘違いしたとしましょう。
そして、その親が
『風邪は水風呂に入れて治せ』
という本でも書いたら。それは大迷惑ですよね(笑)だから、風邪は水風呂に入れて治らない方が良いのです。それと同じで、間違ったゴール設定をしてるなら、そのゴールは達成出来ない方が良いのです。
万が一、間違って達成してしまう方が社会的に見ても、本人のその後の人生を見ても悪影響しかありません。
仕事はしんどいものだ、と考えとコーチングは矛盾しない。
まずは親を超えなさい!夢を叶える方程式・・・コーチング、TPIEはストレスなく結果がでる!の誤解
例えば、私は自分の会社で『仕事はしんどいものだ!むしろしんどさが足らない!もっとしんどくなろう!』と言っていますがこれはコーチングと矛盾しません。しかし、まずは親を超えなさい!夢を叶える方程式には『誰でも、今すぐ実践でき・ストレスなく、結果が出る』と書いてあります。
一見すると矛盾することですが、ここにもう答えが詰まっています。誰でも今すぐ実践できる、と書いてあります。確かにその通りでしょう。しかし、しっかり読み込み、苫米地さんやルータイスの視点に立って考えるところまで行って実践してる人はいますか。そのせいでストレスなく、結果が出る、という文章の意味を誤解しています。
ルータイスがコーチングを行っているオリンピックチームや米軍などは
『はたらか見て楽そう』
でしょうか。
『誰でも、今すぐ実践でき・ストレスなく、結果が出る』
事をやっているでしょうか。例えばルーのコーチングを受けている米軍ネイビーシールズの入隊試験を調べてみましょう。Googleで
『ネイビーシールズ 訓練』
や
『ネイビーシールズ 訓練 拷問』
『ネイビーシールズ 訓練 過酷』
『ネイビーシールズ 訓練 地獄』
などで検索してみると出てきます。
入隊テスト
・水泳技術 1500フィートを12分30妙内で泳ぐ
・1.5マイルをブーツ履いて11分30秒で走りきる
・2分以内に腕立て伏せを42回する
・ 腹筋を50回する
その後、基礎体力訓練、身体的にも精神面を徹底的に厳しくされます。
例えば水中順応訓練であれば、両手首両足首を縛られた状態でプールに投げ込まれる。その状態からプールの底に落ちている物をとってくるという訓練を読みました。
まず、私は意味が分かりません。全身を縛られて、水中に放り込まれてそこから脱出して、そして水の底に落ちてるモノをとってくる??ということか??とにかく現実離れしすぎていてよく分かりません。少なくとも「誰でも実践できて、ストレスなく、結果が出る?」ようには見えません(笑)
そして、特に厳しいヘルウィークというのがあるらしいです。「地獄週間」とよばれる、4週間目から1週間どおこなわれる訓練で5名から7名ほどのチームで開始され、全身縛って水の中に放り込まれるよりも厳しいことをされるらしいです。低体温病になる寸前の過酷な状況においこまれたり・・・ってどういう状況なのでしょうか。
冷蔵庫にもでも入れられるのでしょうか。泥の中を何キロも歩かせたり・・・これは自衛隊でもありそうです。その上、睡眠時間が非常に短く、充分な休息時間を与えてもらえないとのこと。大体睡眠時間は1日4時間くらい、らしいです。
しかも、この過酷な訓練の目的は、仲間よりも自分を優先させる人を見つけるため、とのこと。チームワークを優先できないようなものは突破できない!なんと言うことでしょうか。この過酷な状況下で『自分より他人を優先しろ』とはどんだけ抽象思考を求められるのでしょうか。
「誰でも実践できて、ストレスなく、結果が出る?」
とはとても思えない。
現代人は睡眠を取り、仕事があっても、電車の席を譲ることすらためらう、仕事の手柄を仲間に譲ることすらちょっと辛い、そんな抽象度の人ではとてもじゃないけど無理!(笑)でも、特殊部隊という都合上、自分優先の人間は他の隊員の命を危険にさらして作戦は失敗になりかねないため、早い段階で自分中心の人間を弾くそうです。
コーチの資格もこれくらい厳しくした方がいいしら?(笑)とここまで調べて思いましたが、これでも未だ序の口です。銃器や爆発物の扱いから、精密射撃や偵察、ロッククライミング、隠密作戦、高さ10メートルの場所から生身で着地??夜間を含むパラシュート降下方法などなど、、、他にも色々やって全部で3週間。とにかく難しい、怖い、しかも自分優先ではダメなのです。
これのどこが、ストレスがなくて直ぐ結果が出るのでしょうか(笑)誰かここにツッコんだ方が良いです。
しかし、コーチングをしっかり勉強し、理解していくとそこに矛盾は無いと分かります。
また、多くの人は自分の会社の勤務はブラックだ、と誤解しています。私はサラリーマン時代、自分が年間4,000〜5,000時間働いて会社の経費まで肩代わりし、消費者金融で最大借金を350万円以上作っていた事もあります。その頃、こんなにしんどい環境でへこたれず働いている俺はスゴい!と思っていました。営業成績もトップです。ですが、それは思い上がりもいいところで幻想でした。
当時付き合っていた彼女のお父さんが超大手財閥系の商社だったのですが、そのお父さんや彼女の話を聞くと、とてつもない話ばかりでした。まず、超大手財閥系の商社なので転勤が多いです。それも海外です。海外の危険な国やマフィアが多い国に支社長が新しく就任したら「脅迫される」のです。家の住所や家族の構成、通学ルートなどが書かれた手紙が届き、賄賂をよこせ、と言ってきます。そしてそこでその恐怖に負けたら勿論クビです。
色んな話を聞きましたが、どれもこれも大変な話でした。社会人3年目の頃ですが、なんだ、俺のやってる事なんて全然楽ちんじゃないか、しんどいと思っているなんて井の中の蛙もいいところだ!とショックを受けました。
しかし、ショックを受けると言うことはゴールが高い、と言う事ですから「よーしじゃあ更に張り切るぞー!!」とエネルギーを出したのがいい思い出です。
営業マンの頃、トップセールスマンだ!俺は!と思って営業をしていました。実際、私はその会社を指せるトップセールスマンでした。そして、別の会社の知り合いの女性営業マンが可愛かったので、口説いていたときもショックを受けました。なんと、その女性の方が私よりも売上が高く、稼いでいたのです。これは相当なショックでした。
コーチングなども知らない頃の私なので、売上と給料で否定されると言うことは、まるで男として全否定されたようなショックでした。しかし、そもそも業界も違うし、会社の規模も違いました。その時私は
『個人の営業マンの頑張りなど、戦略や規模、高い視点で見れば誤差に過ぎない』
と痛感しました。低い視点でどれだけ働いても高い視点で負けていたら勝ちようがないのです。
うちの会社はブラックだ!大変だ!つらい!と思っているかもしれませんし、こんなにしんどい環境はない!と誤解してるかもしれません。私からするとその思考自体が甘すぎる。抽象度が低い。井の中の蛙なのです。もっとも、私もそういう時期がありましたけどね。
例えば私が一月万冊でも取り上げた東京大学法学部を首席で卒業後、「省庁の中の省庁」と呼ばれる財務省に入省。退官後は本の執筆などにも取り組み、ベストセラーを出す山口真由さん(31)の財務省ブラック話もキツいです。
月300時間の残業、財務省の新人は、ときとして「家畜」にたとえられる。男性上司から「小豆は赤いのに、こし餡はなぜ黒いんだ。調べろ」と意味不明の要求をされる。「コーラ、買ってきて」と、財布を投げつけられる・・・著者は「確かに、民間企業ならパワハラで大問題になったであろうことはたくさんありました。とのこと。
しかし、財務省には上司と部下の関係には誰も口出ししないという空気があり、公務員の勤務には『特別権力関係』という一般の労働現場とは異なる法的概念が用いられ、私人としての権利が制限されることもあります。その上司にはよく『君に人権なんかないんだよ』と言われました」とのこと。他にも「二宮金次郎」とあだ名をつけられ、仲間はずれやいじめにも遭った過去なども打ち明けている著者だけども、その著者をして、それでも、これまでの人生で「一番ツラい時期だったのが財務相時代」
他にも、野村證券やリクルートなど、業界一位と言われてる会社の社風大抵過酷です。しかし、ナンバーワン企業であるという誇りを持っていますし、過酷な環境を乗り越えてきた自負もあります。ランチェスター的に言えばナンバーワン企業なので利益率が高いですが、その背景にはシェア戦争に勝ち抜いてきた!という強い自負心があります。
野村證券は『株式相場は俺たちが作る!』というエフィカシーで営業していますしリクルートも「俺たちがナンバーワンだ!ナンバーワン以外は死あるのみ!」という自負心で動いています。米軍ネイビーシールズ、超大手財閥系商社、財務省などもそうでしょうし、オリンピック優勝チームなどもそうです。彼らには強い自負心があるのです。
苫米地さんの洗脳経済150年の呪縛という本の98Pにも支配者達の強い自負心として紹介されています。
支配者一人一人を見ると、決して悪人ではありません。おしなべて勤勉で、人並み以上の自制心で仕事を遂行するように鍛えられた存在だと言えます。当然ですが、悪意から個人を陥れるようなこともしません。と、書いてあります。
たとえば、三菱グループで言えば、東京丸の内の三菱村の一角に、巨大な地下倉庫があり、そこには丸の内で働くあらゆる企業の社員、霞ヶ関で働く官僚達が3日間食いつなぐことの出来る量の水と食糧が貯蔵されています。毎年、関東大震災が起こった9月1日に、その食糧を入れ替えるイベントが行われ、三菱の社員達は大規模災害への心の備えを新たにし、カンパンを家に持ち帰るのです。
その費用は、三菱地所単独のお金でまかなわれていますが、それは国を動かしている人達の強い自負心と言えます。これは支配者達の日常に、おそらく文部科学省が一般の日本人には絶対共有させられない、日本を本当に支配する人あっちのための帝王教育が存在することも証でしょう。
帝王教育というと怪しい話ですが、海外で言うノブレスオブリージュです。権利には責任が伴う、と言う事です。
よく、苫米地さんの本を読んだり、コーチングの実践したりする人に多いのですが
『年収1億円!』
『世界平和!』
『政治を変える!』
と言う割に、じゃあ、年収1億円の人くらい働いてるの?勉強してるの?というと実践してない。
世界平和とか政治を変えるなら少なくとも日本の官僚や国連の人達より優れている必要があります。でも、実際は実践してない。目標と現実のギャップすら感じてないからエネルギーすら生まれてない。
ここにあげた、財務省や米軍、超大手企業、ナンバーワン企業達は強い自負心を持ち、目標を達成してきました。コーチング的に言うとエフィカシーが高くゴール達成能力も高い。更に言うとゴールが高いからこそ、そのエフィカシーが産まれるのです。
コーチングを実践してるけど、結果が出てない人達との違いはそこです。彼らがゴール達成出来ないのは何故か、彼らがエフィカシーが低いのは何故か。それは財務省や米軍、超大手企業、ナンバーワン企業達よりも低いいゴールだからです。これ以外の理由がありません。
苫米地さんの本には支配者側や官僚、利権、大企業側はクソミソに書かれていて、なんだ、こんな程度か、と誤解するかも知れません。でも、待ってください。あなたは苫米地さんなのですか。そこまでIQ高いですか、苫米地さん並みにビジネスが出来ますか。苫米地さんから見れば『あの程度』かもしれませんが、あなたから見ると充分強敵かもしれません。
これも、ゴールが低く、抽象度が低いがゆえなのですが、そのせいで『世界平和』『政治を変える』というゴールの高さを認識することすら出来ず、パワーも出てないのです。
つまり、あなたがゴールを実現できないのは
あなたのゴールが低いから
これ以外ありません。もっというと、あなたは自分のゴールが高いと誤解しています。井の中の蛙であることにすら気づかず、俺のゴールは高い!と自惚れています。確かに、古い利権にいる官僚や大企業はバカかもしれません。実際バカな人もいます。
しかし、そのバカにすら勝てないほどあなたは超バカなのかもしれません。ソクラテスを読んでみてください。無知の知です。バカであること自体は絶望ではありません。自分のバカさ加減に気づいてないことが絶望なのです。
多くの人がゴール設定を間違えている、と言うのはこれです。ゴール設定が低すぎる。あるいはいいゴールで高いゴールなのに自分自身がそのゴールの高さに気づいていないのでエネルギーが出ないのです。ルータイスのコーチングを実践しようとしてるのに、聖書すら読んでないのもゴールの高さを実感できてないからです。
年収1億円だ!と目指すならその高さを実感し、克己心が働き、成長して行きます。にもかかわらず、似たような心で似たような仕事を続けているのは、年収1億円というゴールの高さを実感してないからです。知識や学問、政治など社会的なゴールを掲げているのに聖書やコーラン、仏教を読んだりしてないのはもありえません。それもゴールの高さを実感できてないからです。
なぜ、こんなバカなことが起きてるかというと、その人自身のゴールのせいです。バカだからゴールが低い、高い事に気づかないのではなく、ゴールが低いからバカになってしまうのです。それであれば解決策は簡単です。
ゴールをあげる
高いゴールにリアリティを持つ
これだけです。これだけで、全て解決します。これだけであなたの人生は一変します。これを実践できたとき、まさに苫米地さんがまずは親を超えなさい!夢を叶える方程式で語っているように
TPIEはあなたの目標を達成してしまうプログラムです。しかも、機能脳科学と認知心理学に裏付けされているので、誰でも無理なく出来る方法になっています。「仕事」「プライベート」「夢・目標」「投資」「お金」「自信」「人間関係」・・・など、あなたが「変えたい」「悩んでる」ことがあるなら、最も効果的なプログラムである事は間違いないでしょう。前述したように、既に「圧倒的な実績」があるプログラムに私が最新の機能脳科学を融合させることにより『誰でも、今すぐ実践でき、ストレスなく、結果が出る』ようにしました。など、あなたが「変えたい」「悩んでる」ことは変わりますし、悩みは消えるでしょう。
が実現します。あなたの「仕事」「プライベート」「夢・目標」「投資」「お金」「自信」「人間関係」・・・
とはいえ、どうすれば
ゴールをあげる
高いゴールにリアリティを持つ
ようになれるのでしょうか。それはまず「ゴールをあげたい。高いゴールにリアリティをもちたい」と思うことからですが、今まで無意識レベルで低いゴールしか設定してこなかった人にはぴんとこないかもしれません。ここから少し具体的な手法として正しいゴール設定のやり方についてまとめていきたいと思います。
まずは親を超えなさい、凄くシンプルなタイトルですが、あなたは親を超えた!という実感がありますか。年収、精神性、教養、社会性、なんでもいいのですが、超えた!と確信できるものがありますか。まずは親を超えなさい、と言う言葉にゴール設定のポイントがありますね。まずは親を超えなさいでは、親こそあなたの最大の洗脳者とかいてあります。あなたの現状維持マインド、あなたの現状、あなたの能力、あなたのゴールの高さの限界を決めているのも全て親です。
いや、私は親より100倍年収稼いでいる、私は親よりも地域社会に貢献してる、私は親からもらった以上のお金をまず親に返したよ、と言えない人は親は超えてない。いや、未だ超えてないと思う方がエネルギーが出ていい。親があなたを洗脳したとは良く書かれている事ですが、では、親からどんな洗脳を受けた!と言う風に自覚できている人はいますか。多くの人はぴんとこないはずです。親と自分、という抽象度では見えにくいからです。どちらかというと
親は何に洗脳されているのか
を考えた方が抽象度が高く、問題も解決できるでしょう。親はその親から洗脳されていて、その親もまたその親から・・・と考えるなら親は社会全体に洗脳されている、と言えるでしょう。その代表的な物が
『いい大学に入りなさい、公務員になりなさい、大企業にはいりなさい』
です。いい大学とは東京大学法学部をトップにして、公務員は財務省などの国家公務員、大企業は財閥系超大手企業をトップとします。いわゆる学歴社会という身分制度ですね。自分の子供が身分制度の上に行けば行くほど嬉しい。そう思う親の気持ちを一概に否定する必要は無いと思います。親からすれば子供が成功してくれた方が嬉しいはずです。
しかし、と言う風に言う親はどれくらいいるでしょうか。 『いい大学に入りなさい、公務員になりなさい、大企業にはいりなさい』の裏にあるメッセージは『そうすると楽が出来るよ』なのです。
東京大学法学部に入って財務省官僚になって、日本国政府の赤字をなんとかしなさい 東京大学経済学部に入ってトヨタに入社して、世界にとって良い車を作りなさい、広めなさい
国家公務員になり、公共の福祉のために公僕となる!それの何が悪いのでしょうか。むしろ本気でそれをやっていたらスゴく崇高なことだと思います。超大手大企業に入り、本気で世界社会のためによい商品、サービスを生み出すために働く、それは素晴らしいことではありませんか。そういうメッセージを親が発信するなら私は素晴らしいことだと思います。
しかし、残念ながら『いい大学に入りなさい、公務員になりなさい、大企業にはいりなさい』の裏にあるメッセージは『そうすると楽が出来るよ』なのです。
なぜ、いい大学の方が良いのか?
なぜ、公務員の方が良いのか?
なぜ、大企業の方が良いのか?
それの理由を突き詰めていくと、その方が将来得をするか、楽が出来るから、です。もちろん、楽をするな、とはいいません。得をするな、とも言いません。ジャン・カルヴァンではないですが、隣人愛を実践した結果、よりよいサービスを社会に提供し、その結果富が蓄積されることは何も問題ありません。でも、親が子供にする教育として『得をしなさい、楽をしなさい』しか言わない・・・これは恐ろしい教育だと思いませんか。抽象度が上がるわけがありません。
そして、ここからが更に恐ろしく、良く出来てるなあ・・・日本のカースト制度!と感動し、面白いなあと思うところなのですが
『いい大学に入りなさい、公務員になりなさい、大企業にはいりなさい』
という親に育てられた子供は国家公務員にもなれず、超大手大企業に入れないのです。そもそも
『いい大学に入りなさい、公務員になりなさい、大企業にはいりなさい』
という親ほど、財務官僚や国家公務員でもないし、超大手企業に勤めていません。
そもそも『いい大学に入りなさい、公務員になりなさい、大企業にはいりなさい』を実現して楽が出来ると思いますか。先ほどあげた財務省、米軍ネイビーシールズ、超大手財閥系商社、リクルート、野村證券等々だけが厳しいのではありません。
他もしんどいんです。大変です。楽が出来るよ・・・なんて抽象度、ゴールの高さで入れる世界ではないのです。しかし、『いい大学に入りなさい、公務員になりなさい、大企業にはいりなさい』と洗脳された子供達は『今自分がいるところよりも楽が出来るところがある』と誤解してしまいます。
自分の会社が一番しんどい、なんて誤解が生まれるのもこのせいですね。『いい大学に入りなさい、公務員になりなさい、大企業にはいりなさい』という社会的洗脳が親を洗脳し、抽象度を下げ、ゴールを下げ、結果的に本当に日本を支配する側の官僚、大企業達には入れないようになっているのです。良く出来た仕組みです。感動すら覚えます。
私の知り合いの超大手財閥系商社の話をしましたが、その親戚達は雰囲気が違います。官僚、超大手大企業が当たり前の雰囲気です。大学もいいところが当たり前です。他にも弁護士、公認会計士が当たり前、という家族がいます。そして彼らは弁護士会の中で要職に就いています。そこでは東大一橋は当たり前、常に勉強するのも当たり前です。
更に、弁護士、会計士として売上が下がったら営業もしんどくてもちゃんと責任感を持ってやる!という意識が当たり前にあります。私のその知り合いは資産を30代で数十億円築いていました。このような人達は苫米地さんの言うとおり、自負心が非常に高いしゴールも高い。周りの家族のエフィシェンシーや知的レベルが高いので自然とそうなっていくのです。そして、責任感も強く、善人で道徳性も高く、しっかり仕事をします。
一時期、ノーパンしゃぶしゃぶや等官僚のスキャンダルが暴かれましたが、あれはアメリカ政府が5,000億円かけた広告戦略だと言われています。日本の官僚が強すぎて日本政府からお金が取りにくい。だから官僚を弱体化させてやれ!という作戦なのです。それに上手く乗せられて軽々しく『官僚はバカ』『公務員は奴隷』と言うのはそれ以上のバカです。
受験戦争で言えば東京大学には入れなかった人以外は負け組で、官僚や超大手企業に入れなかった人は全員負け組です。何故負けているのか。それはコーチング的に言えば勝ち組よりゴールが低いのです。まず、それを受け入れましょう。『いい大学に入りなさい、公務員になりなさい、大企業にはいりなさい』社会的洗脳のせいでそうなっています。
その社会的洗脳を受けた親からの洗脳により、その子供はどうして自分は
『大企業、官僚並みの収入が何でないのだろう』
という不満を常に抱えるようになります。面白いことに
『どうして私の年収は1億円じゃないんだろう』
『どうして官僚の10倍の年収じゃないんだろう』
とは悩まないのです。そこに既に限界が埋め込まれています。しかし、冷静になって考えて見れば
『大企業、官僚並みの収入を得るための責任、能力、勉強、資格等々』
がないからそこに入れてないのです。ゴールが低く、抽象度が低い故にスコトーマに入ってるのです。だからこそ、大企業や官僚には入れてないしその収入が無い、さらには勝てないのにその事実すら気づかない。まさに無知の知であり、その無知の知を利用した大きな支配システムと言えるでしょう。
確かに本当の支配者からすれば、官僚や超大手企業すらも奴隷の一部です。カースト制度で言えばバラモンではないし、クシャトリアですらない。最下層のシュードラよりマシのヴァイシャ程度かも知れません。
それでも、コーチングを実践しようとしてる我々はその奴隷にすら勝ててないのです。苫米地さんの本を読み、官僚や超大手企業は奴隷だ、と言うのもいいのですが、それであれば奴隷にすら勝ててない自分に絶望し、エネルギーを出しましょう。安全圏からあいつ等は奴隷、うちらは違う、等と言うことはエフィカシーの低い行為です。
ルータイスもアファメーションの164Pに
誰かを見下しているときには、相手を卑小に見せるような言い方をします。誰かを低く評価しているときには、実力以下の仕事をさせます。私は自尊心が低下しているときに、より他人をくびる傾向があります。とあります。
〜中略〜
自分自身や周囲の人に「小さくなれ」と言う代わりに本当は「大きくなれー自存しにおいても、重要性においても、人としての価値においても大きくなれ」というべきなのです。小さく見せると言うことは自分が重要な人物に見えるように、君を重要な人物に見えないようにしたいという意味です。
これはエフィカシーの低い行為です。官僚や超大手企業の人達を奴隷という前に尊敬しましょう。尊敬できる心の余裕を持ちましょう。奴隷を見てあいつ等は奴隷だ!俺たちは違う!と言う人は奴隷以下なのです。
なぜ、あの人達もスゴいところは沢山あると褒めていいじゃ無いですか。財務官僚の人達の中には『俺たちが日本を動かす』という自負心を持っています。それを褒めて上げましょう。
高いゴールを設定し、まずは親を超えなさい!を実践するためには親からどんな洗脳を受けているのか、社会から親はどんな洗脳を受けているのか、それを見抜く必要があります。今あげた『いい大学に入りなさい、公務員になりなさい、大企業にはいりなさい』以外も沢山あるので自分なりに考えてみましょう。
それは入れなかった人のひがみ、負け犬の遠吠えなのです。そのひがみや嫉みにアメリカが目をつけ5,000億円の広告費と工作で日本国民をバカにしています。あなたまで一緒に負け犬の遠吠えを負け犬と知らず吠えていては行けません。そういう視点が無いと次からあげていく『高いゴール設定の仕方』を読んでも中々実践できないし、血肉とならないのです。
次に、正しいゴール設定、高いゴール設定のポイントについて書いていきたいと思います。人生を変え、世界を変え、奴隷達も救っていきましょう。ちなみにゴール設定こそ「苫米地さんの最も伝えたい事」と言えます。なぜなら、201冊目で私が一番伝えたかったこと苫米地英人さん著の第一章最初のページに書かれていることは「ゴール設定すれば、あなたが持っているとてつもない能力や才能が目覚める」です。この本の序文にもゴール設定の重要性が書かれています。
経歴をご覧になれば分かると思いますが、私の関心分野は1人の人間としてはあまりにも多種多様というか一見カオスのように思われるでしょう。しかし、実はそこにはある一本の芯が通っているのです。とあります。
そしてそれが私の本のすべてに通底する共通のメッセージでもあるのです。それは全ての人間が自由意志を持って、自ら主体的にゴールを設定して、その実現のために邁進し、結果として豊かで充実した人生を歩んで欲しい、と言う事です。
201冊目でもゴールのことなのです。それだけゴールが大切です。
ゴール!ゴール設定!主体的なゴール設定!現状を超えたゴール設定!あなたを自由にするゴール設定!とにかくゴール設定!
逆に言うと、201冊書いて400万部売れても全く伝わってない、未だにこれを言う必要がある、と言う事くらい、重要な事なのです。おそらく、これから1000冊目が出てもゴール!でしょう(笑)
ルータイスもはじめに言葉ありき、そしてはじめに結果ありきという事を言っています。つまり、ゴールが大切なのです。コーチングにおけるゴールとはもはや仏教における『悟り』、キリスト教における『魂の救済』なみに大切なことです。とにかく、ゴール、ゴール設定、はじめにゴールありきなのです。
しかし、ここがやっかいなのですが、ゴール達成出来ないのはあなたのゴールのせい、とも言えるからです。私もコーチやコーチを目指す人達、クライアント達から相談されるときにこれを良く話をしています。あなたのゴールが達成出来ない理由はあなたのゴールのせいなんです、というときょとん、とした顔をします。
それくらい伝わりにくいことなのです。なぜなら、現状を超えたゴールを実現したい自分がいても、それと同時に現状維持の自分がいます。現状維持の自分のまま、現状を超えたゴールを眺めてもその素晴らしさと高さが認識できません。また、現状維持の自分が立てたゴールはそもそも高いゴールでも何でも無く、低いゴールの可能性もあるのです。それではエネルギーが出ず、自分を変えることができません。
コーチングは徹頭徹尾『主体的で、自己責任』であるべきです。コーチがゴール設定をしてはいけませんし、ゴール設定をする本人自身が自由に、主体的に、自己責任で行うべきなのです。しかし、ここで『自由に、主体的に』とは何なのか、と言う問題が発生します。多くの人がゴール達成出来ないのも『自由に、主体的に』ゴール設定できていないからです。そういうと「私はキチンと自分でゴールを決めている」という風に言うかもしれません。ですが、そもそも自由とは何なのでしょうか。
苫米地さんも201冊目〜で『全ての人間が自由意志を持って、自ら主体的にゴールを設定して、その実現のために邁進し、結果として豊かで充実した人生を歩んで欲しい』と書いていますが、その次に自由意志とは何なのか、自由とは何なのか、について書いています。
人間は自分の行動を全て自分の自由意志で行っていると考えがちですが、実はそうした事はたいていの場合、間違っていることが多いのです。殆どの人は自由意志で行動して言う気になっていても、子供の頃に親や教師などに刷り込まれた信念という名の偏見に基づいて判断選択しているのです。こうした判断性向、すなわちハビットとアティチュードは、過去の記憶から構成されています。しかも、その記憶の多くは他者から埋め込まれたものなのです。だから、自分の自由意志で何かを選択したり、判断したりした気になっていたとしてもそれは決してあなたの自由意志ではないのです。とあります。
さて、ここで多少回り道になりますが、そもそも自由意志とは何なのかを考えてみましょう。自由意志の定義が注目されだしたのは、人工知能の研究が始まった1960年代のことでした。人間が作り出した人工知能(ロボット)が、人間と同じようにその都度移り変わる局面局面で恣意的に判断を変え、逐次最適な選択と行動が出来るかどうかが問題になりました。すなわち、いかなる場合に人工知能に人間と同じように自由意志があると言えるのか、その定義が問われていたのです。そして、最終的に以下の二つの定義が導き出されました。
1.ランダム性 2.他のものよりも一つ上の抽象度での判断が出来る
1のランダム性とは、何の規則性もないこと、人為的作為的でないことを言います。この点で一般的に人間の行動や発言には実は自由意志がないことが分かります。なぜなrた、人が何かの判断を下す際には過去の記憶に縛られた思考パターン(ハビットとアティチュードからなるブリーフシステム)によるからです。過去の記憶に無意識に縛られて行動するわけですから、そこにはランダム性はありません。もっとも、何かを決めるとき、コインフィリップやサイコロの出目で決めれば、そこにランダム性があると言えますが、それを自由な意思と呼ぶのは、社会的には受け入れられないでしょう。
今私は、人間は過去の記憶によって行動パターンが決定されてるから自由意志がほぼない、と言いました。しかし、そんな人間にもサイコロを振る以外に、自由意志を持ち得る可能性があるのです。それは、自分で主体的にゴールを現状の外に設定し直すことです。裏を返せば、それは、過去の記憶に縛られた思考パターンを捨て去り、新たなブリーフシステムに基づく自我を生成していく営みなのです。
だからこそ、私はゴールを設定することの意義を繰り返し述べているのです。ゴールを設定し、それを達成する過程で、今まで見えなかった様々なものが見えてきて、結果として物事をより高い位置から俯瞰してみられる。すなわち、他のものよりも一つ上野抽象度での判断が出来るようになるのです。
ゴールを設定し、結果として抽象度が上がること。全ての人がこのことを実行すれば世界中から戦争やテロ、飢餓が無くなることでしょう。勿論、個人レベルでも、今まで経験したことのなかったような生き生きとした人生を送る事が出来るでしょう。しかし、そのような理想を達成するには、それを妨げる物が世界にはあまりにも溢れています。 それは親や教師などの身近な人間から、メディアや政治家、官僚などの巨大な権力に至るまであなたの周囲にある、あなたを洗脳してあなた自身から考える力を考える力を奪おうとする存在です。こうした存在が闊歩する社会を私は「洗脳社会」と呼んでいますが、私達は産まれた瞬間から実際に体験したり、人から聞いたりして様々な先入観を刷り込まれているのです。
「いい学校に入って、真面目に勉強し定理流企業に就職しなさい」とか、「安定しているから公務員を目指しなさい」といった社会の一般的な常識を親や教師などがあなたに押しつけて、あなたが自分の夢を叶えることを阻害してるのです。そのような洗脳から逃れて自分で主体的に生きるには、ゴールを設定してそこに向かって邁進するしかない。私の本のコア(核)にあるのは、いつでもそうしたメッセージなのです。
とにかく徹底的に
『それは全ての人間が自由意志を持って、自ら主体的にゴールを設定して、その実現のために邁進し、結果として豊かで充実した人生を歩んで欲しい!』
と伝えています。
これからもわかるように、自由に主体的にゴールを設定する素晴らしさを説きつつも、いかにそれが難しいか、無意識レベルで、そして社会レベルでそれが難しい考えだらけか、ということが述べられています。
そもそも苫米地さんの言う自由意志の定義を守ってゴールを設定している人はどれくらいいるのでしょうか。『1.ランダム性 2.他のものよりも一つ上の抽象度での判断が出来る』これを満たせている人はいますか。
例えば仕事、趣味、恋愛、収入、教養、精神性、地域社会、家族、世界、健康等々さまざまなゴールがあると思いますが、それを自由に選んだ!主体的に選んだ!と言うためには『1.ランダム性 2.他のものよりも一つ上の抽象度での判断が出来る』を満たしている必要があります。
経済、仕事のゴールを選んでいるのなら、そもそも経済とは何か?一つ上の視点で理解している必要があります。仕事とは何か、と言う事を一つ上の視点で理解している必要があります。その上で、その仕事自体を人為的作為的に選ばされているのではない、と分かる必要があります。これは多くの人にとって無理でしょう。
公務員がいい!大企業がいい!と言う洗脳自体がどこからくるのか、社会全体が見渡せるくらいの大きな知識がいります。
安定したい!という一方で独立起業したい!起業して成功したい!と言う人がいますが、それも何故なのでしょうか。公務員がいい、大企業がいい、がどこからきた洗脳なのかわからないまま、起業したい!ビジネスで成功したい!と言っても結局同じレベルの抽象度です。独立したい!も公務員になりたい!も所詮同じレベルなのです。
なぜ、宇宙飛行士になりたい、宇宙船の技術者になりたい、アニメ監督になりたい、マンガ家になりたい、銀行を設立したい、大学のオーナーになりたいなどではないのでしょうか。
公務員にしろ、独立起業にしろ、結局欲しいものはお金です。それなら、お金、経済自体を一つ上の抽象度で眺める必要があります。公務員になってもいいし、独立起業してもいい、どっちも楽しそうだ。だけど私はこっちを選ぶ。
公務員になれ〜〜〜という価値観はこういう所から影響を受け、洗脳されているな。独立起業がいいことだ!ということはこういう所から影響を受け、洗脳されているな・・・と分かってかろうじて、自由に選択したかもしれない・・・でも、未だ気づかないところで洗脳されているかもしれない。と思うべきです。それくらいゴール設定をする際に、ゴールを自由意志で主体的に選択する、と言う事は難しいのです。
そもそも、ゴール設定をするためにどれくらい時間をかけたでしょうか。1日しっかり考えましたか、1週間かけましたか、1ヶ月かけましたか、1年かけましたか、じっくりじっくり考え、本を読んだり知識を仕入れたり、自分で書き出してワークをしてみたり、考えて考え抜いてゴールを設定した人はどれくらいいるのでしょうか。
例えばソフトバンクの孫正義さんは会社を設立してから自分の事業を何にするか、自分の会社で何のビジネスをするか、で2年間、仕事を一際せずに考えたと言われています。そして自分の会社のゴールを決めました。その時点で彼は成功していたのです。
他に、悟った釈迦にも梵天勧請という有名なエピソードがあります。釈迦が35才で菩提樹の木の下で悟りを開いた後のはなしです。釈迦は悟りを開いたあとに直ぐに仏教の布教を始めた、と誤解してるかも知れませんが、それは違います。釈迦は悟った後、布教をしないでそのまま涅槃に入ろう(死のう)としたとか、何も語らず静観しようと決めたと言われています。
(相応部経典6・1・1.)
自分が悟る、と言うゴールを達成した釈迦が新しいゴールを設定し、この教えを広めていこう!と決めるまでに5週間悩んだ、と言うエピソードがあります。その際に梵天(ブラフマー神 とは宇宙の創造神であり、ヴェーダ時代のインドの最高神)も関わったと言われていて、それが梵天勧請のエピソードです。
釈迦は悟った後、最初の一週間彼は菩提樹下で解脱の喜びと楽しみをかみしめながら座禅していた。という話です。
第2週目にはアジャパーラ榕樹(バンヤン)の下に移り7日間を過ごした。
第3週目にはムチャリンダ樹の下で7日間を過ごした。その時大雲が起こり7日間雨が降り寒風が吹いた。
第4週目には ラージャヤータナ樹の下で7日間を過ごした。第5週目には アジャパーラ榕樹の下に移った。 この時<梵天勧請>という現象(奇跡)が起きました。
梵天(ブラフマー神)が出てきて悟ったまま静観し死のうとするブッダに三回も来て、何度もその教えを広めてくれ、世の中のために、人類のために頼む、と懇願したというエピソードで、梵天(ブラフマー神)の三度にわたる熱心な懇願によって、ブッダはようやく説法を始める気になった
実際にこれは本当に神様がやってきた、と言うよりは釈迦の教えを広めるための説法であり、例え話なのでしょう。仏教では神の存在を否定しています。大雲が起こり七日間も雨が降り寒風が吹いた、とか神様がやってきて頼み込んだ、というのは釈迦が悟ったままでいいじゃん、という現状維持のマインドと『人類全員を悟らせる』という新しい現状を超えたゴール設定の間で悩んだ期間なのでしょう。
自分だけ年収が1億円、よりも全人類の豊かさを年収1億円以上にする、のほうが凄いゴールです。釈迦の抽象度は果てしなく高いと言えるでしょう。その釈迦ですら5週間も悩んだ。それも、座して瞑想し、考え続けて5週間です。
釈迦だけではなくイエス・キリストにも悩むシーンは沢山あります。磔にされると分かったイエスはその運命から逃げるか、それとも甘んじて受け入れるか、と言う事で悩みます。最終的にイエスは全人類の罪を自らが背負う、と言う選択をします。死なずに逃げても良かったはずですし、それを助けてくれる弟子達も沢山いたでしょう。そこには色んな葛藤があり、悩みがあったはずです。それでもイエスはゴールを設定し、それを乗り越えたのでしょう。新約聖書のなかではそのイエスの悩みが書かれています。
ソクラテスもソクラテスの弁明では死を簡単に受け入れているように見えます。ソクラテスは告発への弁明の中で
死を恐れると言うことは、皆さん、知恵が無いのにあると思い込むことに他ならないからです。それは、そらないことについて知っていると思うことなのですから。とさらりと語っています。
死というものを誰一人知らないわけですし、死が人間にとってあらゆる善いことのうちで最大のものかもしれないのに、そうかどうかも知らないのですから。人々はかえって、最大の悪だとよく知っているつもりで恐れているのです。実際、これが、あの恥ずべき無知、つまり、知らないものを知っていると思っている状態で無くて何でしょう。
有名な無知の知です。死んだ人間が生きてる人間に「死は恐ろしいものだ。地獄は存在する」とか「死は素晴らしいものだ。天国はある」と教えてくれたでしょうか。
教えてくれていません。そうならばソクラテスは死は恐ろしいか恐ろしくないか分からない、それなのだから恐れる必要は無いと言ってます。
実際に彼のこの哲学は死刑になるまで貫かれました。
しかし、ここまでの中で苦悩し、悩んでいるはずです。実際ソクラテスは自分が裁判で死刑になるきっかけとなった事件についてこう語っています。
むかし、彼の弟子のカイレフォンが、アポロンの神託所において、巫女に「ソクラテス以上の賢者はあるか」と尋ねてみたところ、「ソクラテス以上の賢者は一人もない」と答えました。ソクラテス自身は自分はそこまで賢くないと思っていました。でも、神の命令は絶対です。
そこで彼は悩みます。本当に自分より賢いものはいないのか?と悩み抜いた結果、その神託を証明しよう、神の方が正しいはずだと思って動き出します。彼の現状維持のマインドでは、自分はそんなに賢くない、だったのですが、
『私は最高の賢者である』
という新しいゴールによりそれを証明するために動き始めます。
ソクラテスは世間で評判の賢者たちに会って問答して、その人々が自分より賢いことを証明しして神託を反証してみよう、とも思ったのです。逆に言うと神託は間違っているのでは、とも思っていたのです。それくらい悩みながら行動します。
実際に賢者と言われている人達と話すと、彼らは自ら語っていることをよく理解しておらず、そのことを彼らに説明するはめになります。それぞれの技術に熟練した職人達ですら、たしかにその技術については知者ではあるが、そのことを以って他の事柄についても識者であると思い込んでいたのです。
つまり、井の中の蛙ですね。ちょっと賢い、ちょっと優れていると言うだけで自分は最高だと自惚れている人達に沢山出会ったのです。ソクラテスはその結果、神託の意味を「ちょっと知っているだけで賢いと思い込んでる人よりも、知らないことは沢山ある、自分が知ってることは一部に過ぎない、と自覚している人の方がちょっとだけ賢い」と理解しました。
その結果彼自信がソクラテスとの弁明で
『私は次々と訪問を続けました。憎まれていることに気づいていたので、苦しみ、恐れも感じていましたが、でも、神のことを何よりも大事にしなければならないと考えていたからです。』と語っています。
これはソクラテスの葛藤です。悩みです。このゴールは正しいのか、正しくないのではないか、いや、正しい。まさに現状維持の自我と新しいゴールからきた自我が認知不協和でぶつかっている状態です。
釈迦、イエス・キリスト、ソクラテスや現代でビジネスを大成功させている孫正義さんや稲盛和夫さん達ですらゴールを設定するまでに悩み抜いています。私達はどれくらい人生のゴールについて真剣に向き合っているでしょうか。
ゴール設定をする、と言うことに対して殆どの人が甘く見すぎています。コーチであればルータイスを超える、苫米地さんを時代遅れにする、そもそもコーチが必要ではない世の中にする、というゴールにしても良いではありませんか。
現状を超えたゴール設定、自由意志に基づく主体的なゴール設定というシンプルな教えがどれだけのインパクトを持っているのか。そのことに気づかずゴール設定をしても、多くの場合間違っています。その結果、ゴール達成のエネルギーも出ず、ますます現状に自分を縛っていることにすら気づかないのです。
多くの人がお金が沢山欲しい、年収が沢山欲しいと思います。公務員にしろ、独立にしろ、動機はお金です。それはなぜでしょうか。おぎゃーと産まれたときからお金が欲しい、そんな赤ちゃんはいません。苫米地さんの金持ち脳にも書いていますが、それは国家の洗脳なのです。金持ちになりたいと思うのは何かの洗脳か、と第一章の最初に書いています。
他にも第一章には
『金持ちはいいという思い込みは悪い洗脳』
『金持ち意識の洗脳は国家財源のため』と書いています。同書26Pには
貧乏だと餓死するぞ、みっともないぞ、と言う刷り込まれた恐怖が脳を麻痺させ、だから金持ちでなければいけない、金持ちになりたいと言う経済優先の論理を成り立たせてしまったのである。と書いてあります。
この「経済洗脳」は一見、本人の幸福のためのように見えるが本人のためではないのである。理由は簡単、それは「国家財政」のためだからである。したがって、金持ち意識、金持ちがいいというのは、そもそも洗脳されたものであり、本質的なことは、国家の論理で税収のためだと言うことをわかって欲しい。
何故金持ちになれ、お金を稼げ、と言うと国家財政のためであり、突き詰めれば公務員に生産性がないからだ、とも書いてあります。
全員公務員だったら誰がものを作り、サービスを提供するのでしょうか。例えば私は会社のオーナー社長ですが、一切生産せず、付加価値も生まず、ただオーナーだからといって株主利益ばかりを搾取していたらどうなるでしょうか。
スタッフはやる気を失うでしょう。ビジョンを提示する、責任を取る、決算対応をする、契約書に判子を押す、時には営業も、採用も、経理も、仕事をする。
そういう付加価値を出しているから社長として認められています。もし、この世の中が『自分の会社で生産性を上げない、そして自分の会社からの給料が貰えないことは恥ずかしいことだ』という常識に満ちた世界だとどうなるでしょうか。
社長は安泰です。何もしなくていい。そのかわり、自分の会社に貢献し価値を出しそして給料をもらうことこそ素晴らしいことだ!と洗脳する必要があります。我々は公務員の奴隷となって日々の売上を上げているのです。
国家財政のために、公務員の奴隷となっている、と書きましたが、企業からすると美味しい思いをしているように見える公務員や官僚達も結局は誰かの奴隷なのです。それはアメリカ合衆国の奴隷です。そしてアメリカ合衆国も誰かの奴隷なのです。
そういう経済支配の中であくせく働く、本当にそんな中でお金が欲しいんですか。そこまで分かった上で、自問自答いないとお金から自由になることは難しいのです。多くの人はそうは言ってもまずは安心できる分のお金をもらってから・・・となり堂々巡りとなります。
そんな世の中でどうすればいいのでしょうか。どこをきをつければゴール設定をすれば我々は成長し、現状を超えていけるのでしょうか。コーチは他人のゴール設定に基本的に口出しをしてはいけませんし、他人のゴールを評価することすらしてはいけません。
ただ、どういう部分を気をつけると、よりエネルギーが出やすいのか、と言う事について説明していきます。それを受け入れるか受け入れないかは読んだ人次第です。
風邪を水風呂で治そうとした事例をあげましたが、あれだって風邪で水風呂は治らないというデータを知った上で『それでも私は水風呂派だ』というならもうそれは自己責任です。医者ならそれは止めるでしょうが、コーチは無理矢理ゴールを変えてはいけないのです。
ゴールを自分のために設定する人は何をやってもしんどくなる
結論から言うとあなたを苦しめる、ゴール達成のエネルギーが出ないゴールとは
『自分のためにゴールを設定する人』
です。
ゴールを自分のために設定する人は何をやってもしんどくなるし、うまくいきません。自分のためのゴールというのは、自分のために、自分が満足し、自分が気持ちよくなるためのゴール、と言えます。言い換えると、抽象度が低いゴールといえます。抽象度が低いのだからエネルギーも出にくいのです。
例えばこの前こんな相談を受けました。
『自分のゴールを掲げているのだけども、妻が反対するのでゴールに邁進できない。どうすればいいだろうか』
という相談です。
色々聞いてみると
『世の中のため、社会のために会社を辞めて自分のゴールを追いかけたい』
と言うものに対して奥さんが反対している、と言うのです。私はその人にこう言いました。
『じゃあ、奥さんのためにそのゴールを追いかけたらどうですか?』
と。世の中、社会のためというなら自分の家族、奥さんも入っているはずです。それなら反対されることも含めてゴール達成の一部ですからクリエイティブにいくらでも解決策は出てきます。
しかし、それを伝えても本人自身は
『いや、あの奥さんだけは説得できないし応援してくれない。だから悩んでいる』
と言っています。色々話を聞いてみましたが、
要するに奥さんがムカつく
と言う話でした(笑)
こういう人は自分のゴールを捨て去って、奥さんのために生きるべきでしょう。100%Want toで奥さんのために生きれば奥さんもあなたを応援してくれるはずです。でも、ムカつく奥さんのためにはそんなことは出来ない。
一見すると抽象度の高いゴールを掲げているようでしたが、結局の所『ムカつく奥さんをなんとかしたい』が本音でした。そういうレベルが本音ではエネルギーの出ようがありません。ちなみにこの手の話は多く、『ムカつく奥さんをなんとかしたい』他にも手を返しなお変え話す表面上の理由は違いますが
『ムカつく旦那をなんとかしたい』
『ムカつく彼氏をなんとかしたい』
『ムカつく彼女をなんとかしたい』
『ムカつく親をなんとかしたい』
『ムカつく上司をなんとかしたい』
『ムカつく部下をなんとかしたい』
など色んなレパートリーがあります。本来、本当に高いゴールを掲げているならそんな相手はどうでも良くなるはずです。自然と相手が説得されて応援する側に回ってくれるか、自分自身が納得してそういう人と別れていくか、あるいは勝手に周りからそういう人がいなくなるか、スコトーマに隠れるかのどちらかなのです。
配偶者や恋人などに反対されてる人は多いのですが、だったらサッサと別れたらどうでしょうか。それもできず、うだうだ続けているのも結局自分が傷つきたくないから。そんな自分だからこそうまくいかない、それに気づくべきです。
しかし、ゴールから見ればこれも良いことです。なぜなら、この文章を読んでいる人は『ゴールを高くしたい!』『高い自分でありたい!』と願っている人の筈です。
低いままの自分でいい、と思ってるならこの文章すら読んでいないはずです。実は自分が低いゴールを設定していた、実は自分の本音は低いところにあった、なんということだ!と気づくのはいいことです。
ルータイス自身も低い自分に気づいて涙を流したりすることがアファメーションに書かれていたりします。ゴールを高くしたい!成長したい!と言う人にとって低いゴールを掲げていた、井の中の蛙じゃないか、結局自分のためか!と気づくことも含めて高いゴールに向かって言ってる最中なのです。
苫米地さんの君も年収1億円プレイヤーになれるには
STEP1年収1億円プレイヤーの価値観・価値基準を身につけると書いてあります。
STEP2年収1億円プレイヤーの考え方・判断基準を使いこなす
STEP3年収1億円プレイヤーのライフスタイルを実践する
年収1億円プレイヤーのコンフォートゾーン、エフィカシーをゲットし、年収1億円という目標が達成される
第一章の最初に、お金があって安心、お金が無くて不安、と言うところから抜け出す。あなたはお金があって安心、お金が無くて不安とは全く感じない人でしょうか。
年収1億円になる!と言う人は多いのですが、そもそも『お金があって安心、お金が無くて不安』という気持ちがあったら達成出来ません。あなたがお金が欲しいのは安心したいからでしょうか、今、少ないから不安だからでしょうか。そういう気持ちからゴールを設定してるならあなたの年収は日本人平均給料を大きく上回ることは少ないでしょう。
私自身、お金がない時もありますが、そういう時の感覚は不便、と言う感覚です。不安だ、と言うのは一切ありません。お金があると便利、お金が無いと不便、ゴール達成のためにお金があると便利だから稼ごう、と言う感覚です。
不安だ・・・というのはありません。お金のコンフォートゾーンからズレて認知不協和でイライラしたり緊張したりすることもありますが、それはむしろ自ら起こしているイライラなので何も問題ありません。
次に、年収1億円プレイヤーは自分の年収が自分の価値だ、と思っていません。年収1,000万の方が良くて、年収500万の人はダメ、年収1億円なんてスゴくいいことだ、なんて思っていません。
例えばジブリのアニメ監督宮崎駿さんの年収を知りませんが、彼が仮に年収ゼロ円になったとしましょう。それは彼の価値を下げるものでしょうか。そんなことはありませんよね。苫米地さんが年収ゼロ円になったら彼の価値はなくなるのでしょうか。
そんなことはありません。年収は人の価値を決めない、それが心からわかっている人が1億円プレイヤーになります。年収が高い方が偉い、というのは国家からの洗脳です。それは無視しましょう。そこから一つ抽象度が上がり、自由になった人が年収1億円以上という高い収入のゴールを達成出来るのです。
逆に、お金が多い方が偉い、年収が高い方がなんとなくスゴそう・・・という考えは経済的に自由ではありませんから達成出来ません。あなたの心に300万円より1,000万円がスゴい。1,000万より1億円のほうがスゴい、という感覚があってゴールを設定しているとエネルギーがわきにくいのです。
それよりも、300万円の人が1億円になると言うことは、300万円よりも約33〜34倍の付加価値を生んでいることになります。1,000円のハンカチと3万以上するLOUIS VUITTONやHERMESのハンカチは何が違うのでしょうか。ブランド、買ったときの満足感、使っている素材の違い、製法の違い色々ありますよね。300万の自分が1億円になるなら今の自分の33〜34倍以上何かスゴいことをしているはずです。年収1億円という経済のゴールを達成したいなら、そちらに目を向けるべきです。
今の数十倍、数百倍の付加価値を生んでる自分とはどんなのでしょうか。部下にどんな風に接していますか?最低限34〜100倍以上スゴいはずです。お客にどのように感動されていますか?
最低限34〜100倍以上スゴいはずです。それをイメージすることにより、あなたはお金があると安心で、無いと不安やお金が多い方が偉い、という抽象度の低い考えから自然と離れていきます。今の自分が安心したい、偉くなりたい、という自分のためのゴールではそこにたどり着けません。新しいイメージをすることにより、その自分から離れていきましょう。
スゴいリーダーは脳が違う・・・スゴいリーダーとは最後まで残って死ぬ人だ
自分のためにゴール設定する人はよくない、という事例がここにも書かれています。日本海軍の艦長の話なのですが、船が沈没する際に、艦長自身がマストに身体をくくりつけ、最後まで指揮を執り続けた、と言う話です。
最終的にこの人は逃げ遅れて船と一緒に沈んでいきました。高いゴールを設定するなら、責任が発生します。高いゴールを掲げて、色んな人を巻き込むのなら、それにともなって取るべき責任も果てしなく大きくなります。
スゴいリーダーは脳が違うの146Pに苫米地さんは
リーダーの生き方というのは、基本的には「Have to」(しなければなrなあい)ではなく、「Want to」(したい)です。誰かにやらされているのではなく、自分がやりたい事をやる者です。もし、「Have to」がちょっとでもあると、それは誰かの奴隷と言うことです。自分のやりたい事だけをやるというのは、自己責任も伴います。何をしてもいいのですが、何かあったときはその責任取らなくてはいけません。それが「Want to」の代償です。と苫米地さんは書いており、更に『この責任能力こそが最もやっかいである』と書いてます。要するに一番難しいのです。168〜169Pに
自己責任が取れない人は、好きなことをやってはいけません。自己責任が取れないのであれば、奴隷になれと言うことです。奴隷になれば、自分に責任は生じません。平氏が戦争で何人殺そうが、その責任は取らされません。責任を取るのは将校、将軍であり、大統領です。
責任とは自由な人間にしかありません。自由であればあるほど、その責任は大きくなります。そういう意味で、自由な立場であるリーダーには責任能力の有無が問われます。責任能力とは「何かあったときに責任を取れるか」ということです。
大切なのは、責任を取るという行為から逃げないことです。絶対に、逃げてはいけません。それが一番重要です。〜中略〜自分の経営する会社が倒産したからと言って、夜逃げ同然で姿を消すようなことは絶対にしてはいけません。と書いてあります。
それは逃げです。自分の身が危ないと思ったらつい逃げてしまいそうになりますが、グッと堪えます。これはとても大変な覚悟が必要となります。
これはリーダーの生き方について書かれた本ですが、同時にコーチングを実践する人に向けて書いた本でもあります。自由な人にしか責任は発生しない、好きな事をやる人には自己責任が伴う、ならば、自由に主体的にゴール設定をしてそこに向かっていくコーチ、そしてコーチング実践者は全て当てはまります。コーチングを実践する我々は絶対逃げてはいけないのです。
これはルータイス目的的志向の原則5 機会を逃さず、自分に逃げ道を与えないにも通ずる話です。やる!という覚悟が道を開いていくのです。例えば悲しい話ですが、私の好きなリッツカールトン大阪は逃げてしまいました。食品偽装事件です。
「ザ・リッツ・カールトン大阪」(大阪市北区)は25日、ジュースだけでなく、ルームサービスのパンやレストランのエビでも、記載と異なる食材が使用されていたと明らかにした。ホテル側は「偽装ではなく、誤表示」と強調。意図的ではなかったと説明した。MSN産経ニュース2013年10月25日より。これは企業のゴールを守ることよりも、安易な方法に逃げた事例です。
自由が無理な人は奴隷になるしかない、と苫米地さんは書いていますが、これは苫米地さんがよく言う『公務員は奴隷』『サラリーマンは奴隷』という比喩表現ではありません。自由がなく責任を取らないというならサラリーマンにすらなれません。そもそも、自由ではないのですから自分で職業を選択すら出来ません。
更に言うと、例え就職をした場合、どんな状況であれ、それを選んだのはあなたの筈です。現実問題、無理矢理就職先を決められて、退職したらぶっ殺す、他は行かせない、というのはありえません。となると、働いている時点で既に奴隷ではなく、そこに自由があり、責任があるのです。責任を取りたくない、というのなら完全に自分の自由を放棄するべきです。厳しく聞こえるかも知れませんが、国家にしろ、企業にしろ、人間関係にしろ、無責任のせいで世界はいびつなものになっています。
会社に入社した以上、会社と契約を交わした、と言う事です。そこには文字になっている契約から、文字にすらなっていない高い抽象度の約束事も全て守る、と言う事です。
契約にもなってないことを守ることまで必要なのか、と思われるかも知れません。しかし、リッツカールトンがお客に提供する価値はベッドや客室、家具、料理の素材という物理的なものから、リッツカールトンのホテルマンの対応、笑顔、雰囲気等々・・・様々な文字に出来ないような情報的なものも含めてその価値の筈です。もし、顧客が物理的な価値だけを求めてるならそもそも食品偽装事件自体がありえません。いちいちリッツカールトンで食事をせず、自分で作るはずです。そこには、リッツカールトンで食べる、と言う情報価値も含まれているはずです。それを裏切ったから、リッツカールトンは問題なのです。
自分のためにゴールを設定する人は自分がしんどくなると逃げてしまいます。それがその人がゴール達成出来ない原因です。ルータイス版のアファメーション、コーチングのバイブルと言うべき教科書にも目的的志向の原則5 機会を逃さず自分に言い訳を与えないと書いています。
苫米地さんも自由には責任がともない、責任から逃げてはいけない、と書いています。一切逃げない、その覚悟を持ちましょう。逃げるならこれからも誤魔化し、そしてHave toにまみれた人生が待っている、と言う事です。
頭のゴミを捨てれば、脳は一瞬で目覚める・・・ゴリラの幸せと人間の幸せ
苫米地さんの頭のゴミを捨てれば、脳は一瞬で目覚めるにもゴール達成について書かれています。
ゴール設定の基本条件 「自分中心」である事を捨てる事により、やりたい事が見えてきたり、これまでに味わったことのない抽象度の高い幸せ(人間の幸せ)を感じたりすることが出来るのです。「自分中心」である事を捨てる事は、ゴール設定する前提条件です。と書いてあります。
したがってゴール設定の基本は ●自分の本音にフタをしないこと。 ●それと同時に、自分中心である事を捨てる事。 ということになります。 例えば、「将来は金持ちになってモテモテになりたい」という本音にフタをする必要はありません。抽象度の低い本音の欲求はゴールになりえませんが、本音は究極のWant toですから、新しい自分へとスタートするためにエンジンブースターにはなります。本音の理想像が「金持ちになりたい、モテたい」と言うようなモノならば、厳しいことを言いますが、その人はまず、自分が極めて自己中心であり、抽象度が非常に低いと言う事を理解しなくてはなりません。 〜中略〜 ●ゴールは必ず現状の外に設定する。 これもゴール設定の重要な条件です。
『厳しいことを言いますが、その人はまず、自分が極めて自己中心であり、抽象度が非常に低いと言う事を理解しなくてはなりません。』とは本当に厳しい言葉です。
要するに、あなたのゴールは達成出来ません。と言っているようなものです。一生現状維持のまま、本のタイトルの言葉を借りれば「頭の中はゴミだらけのまま死んでいけ」と言う事です。
『●自分の本音にフタをしないこと。●それと同時に、自分中心である事を捨てる事。●ゴールは必ず現状の外に設定する』これをしっかり実践し、ゴール設定してる人はゴールについて悩みません。そもそも、悩む、しんどい、辛い、と言う感情自体が自分のためですから、他人のために悩みこそすれば自分のために悩みません。
常に頭の中はクリアーでゴールに向かっていく幸福感に満たされています。無論、ゴール達成に向けた認知不協和、創造的不協和が起きるので緊張し、ピリピリしたり、時に怒ったりする事もあるでしょうが、それも含めて自分が選んだ事なのでハッピーなのです。
苫米地さんはこの本の中で、自分中心なゴールしか考えられないのはゴリラだ、と厳しく言っています。ゴリラが人間社会で何かを達成することなんて出来ません。せいぜい動物園の檻に入って人間の観賞用になるくらいでしょう。服を着たり料理を食べるほどの付加価値も生み出せません。裸で動き回り、落ちている餌を披露程度です。あなたが料理を食べて、服を着たいと望むならゴリラではダメです。
『●自分の本音にフタをしないこと。●それと同時に、自分中心である事を捨てる事。●ゴールは必ず現状の外に設定する』についてですが、何故自分の本音にフタをしてはいけないかというと、Want toを見失うからです。殆どの人は自分の本音に向き合うことすら出来ていません。この仕事が面倒だ!!あいつムカつく!!と言う事すら言えません。本当はこの仕事大変だとか、ムカつくとか思う自分自体を責めています。
自分の本音に分厚いフタをしているのです。その本音に向き合ってください。仕事がしんどい!つらい!あいつムカつく!大変だ!それと同時に、それだけでは何の解決にもなりませんし、ゴールになりません。ただ、自分の本音に向き合い、恥ずかしかろうが、ゴリラだろうが、自分中心だろうが、本音を書いたりすることはそれ自体抽象度を上げる行為になります。
しかし、それだけではゴールになりえません。ゴールにしたとしてもエネルギーが出ないのでなんにも達成出来ません。単に仮に仕事が面倒くさい!しんどい!と思っていたとして、それを社長にぶつけてどうなるでしょうか。あのお客さんは嫌いだ!と思っている本音をそのお客さんにぶつけてどうなるでしょうか。クビになるだけですね(笑)本音は本音で向き合うけども、ゴールはゴールで設定するのです。
モテたい!と言うゴールなら、世界中の人をモテモテにする!というゴールにしましょう。あるいは逆向きに、一生モテなくてイイ代わりにモテなくて悩んでる人を幸せにする!でもいいでしょう。金持ちになりたい!年収1億円欲しい!というなら世界中の人を豊かにする!と考えましょう。逆に、お金なんか一切使わなくても生活が豊かに出来る、と言う事をお金に囚われている人々全てに伝えたい!というゴールでもいいでしょう。
また、こういう自分中心のゴールを捨てた先にあるゴール設定の話をすると、多くの人が『やりたい事がわからない』『本気になれることが分かりません』と言います。これについてもこの本にには答えが書いています。148Pに
「やりたいこと」を見つける近道 「やりたいことが分からない」「自分が本気になれそうなことが見つからない」と言う人がいます。何故、やりたい事、自分が本気になれることが見つからないのか。その理由をずばり言うと、「自分中心に考えているから」です。 「自分は何をやりたいんだろう」 「自分は何を本気で好きなんだろう?」 いわゆる「自分探し」の人達の自問の世界には、自分しかいません。他人がいないのです。 「やりたいこと」を探す人達は、幸福感のような者を求めて「本気になれるもの」を探しているのでしょう。しかし、繰り返して言うように人間の幸福とは自分だけのものではありません。(それはゴリラの幸福です)他人が幸福になってこその自分の幸福なのです。それなのに、「自分は何をやりたいんだろう?」と自分だけの世界で自問していては、本気になれるものが見つかるはずもないのです。と書いてあります。
自分中心は自分すら救わず、エネルギーが出ないのです。自分中心とはゴールが低いことであり、抽象度も高く有りません。自分のためのゴールなのでしんどいと直ぐ逃げます。
故に、目的的志向も働かず、エネルギーも出ないのです。
「自分中心」である事を捨てる事は、ゴール設定する前提条件です。
この大前提を守らないままゴールを設定してもエネルギーは出ず、あなたの人生の問題はあなたを苦しめ続けるでしょう。
このように、苫米地さん本の中には『自分中心が自分を苦しめる』『他人のWant toをゴールにした方がいい理由』が大量に書かれています。一例を挙げるだけでも
夢がかなう脳!・・・悟ってからゴール設定しないと真の成功は存在しない 悩みを幸せに変える法則・・・ゴールにして良いのは他人のWant to 更に言うと世界のためのゴールなどだけ 30代で思い通りの人生に変える69の方法・・・自分のためにする結婚・恋愛で苦しむ人 怒らない選択法、怒る技術・・・怒りたくないという煩悩があなたの怒りを暴走させ、苦しめる コーポレートコーチング上・・・ゴール設定はとても難しい。間違えると負の連鎖に陥る 幸せ脳の作り方・・・ここじゃないどこかに楽しい仕事があるという洗脳などなどです。とにかく、ゴール設定について徹底的に書かれています。自分中心のゴールを持っていて、そのために苫米地さんの本を読む人はこの部分を見逃すでしょう。
悩むべきはゴール達成方法ではなく、ゴール設定方法
多くの人はこの順番を間違えています。悩むべきはゴール達成方法ではなく、ゴール設定方法なのです。間違ったゴールを設定していれば達成出来ない、達成方法をどれだけ悩んだとしても、考えたとしてもうまく行きません。エネルギーも出ません。むしろ、目的的志向が働いてあなたをますます、その間違ったゴールから来る現状時に縛り付けてします。
売上が上がらない
年収が上がらない
恋人とうまく行かない
家族とぎくしゃくする
などなど、人間は様々な悩みを抱え、それを変えたい、なんとかしたいとおもってコーチングを実践していると思います。
そして間違ったゴールを設定してしまった人ほど熱心にコーチングを実践してしまい『売上が上がらない』『年収が上がらない』『恋人とうまく行かない』『家族とぎくしゃくする』などの悩みが消えないのです。そう、ゴールが達成出来ない理由がゴールにある、というのはまさにコーチングがうまく行ってる証拠でもあります。
それではどうすればいいのでしょうか。無意識レベルで自分中心にな、正しくゴール設定出来ない人はどうすればいいでしょうか。ゴール設定こそが重要なのであれば、どうゴールを設定すればいいのでしょうか。その答えは実はあなたの目の前にあります。
目の前の人のために心から動く、というアティチュードを実践してみてください。目の前の同僚、会社、社長、お客、家族、友人、通りすがりの人等、その人のためにWant toで動く、というのを実践してください。無意識レベルで自分中心のゴールを設定してしまうなら考えても無駄なのでアティチュードから変えてきましょう。
無理矢理でもいいから行動を変える時点であなたのゴールも実は変わっています。目の前の人の貯めに一生懸命動く、働く、というのは抽象度を上げる行為でもあります。Have toではなくWant toでやろう、と決めて動くのです。私が例として上げたトイレ掃除と同じように、最初は大変でしょう。しかし、それは確実にあなたを成長させます。
目の前の人の貯めに常に一生懸命でいるあなたは、会社でもプライベートでも評価が相当変わるでしょう。その時、見える光景は今までの自分と全く違います。収入も、人間関係も、喜びを感じる基準も変わってる自分に気づくでしょう。たったそれだけで自我は変わりますし、新しいゴールを設定することも楽になります。
ここで幸せになりたい皆さんに再び、苫米地英人さんの幸せ脳の作り方という本を紹介します。138ページです。
『どんな仕事でも、やれば好きになる事を知る』 仕事が嫌いな人はどうすればよいのでしょうか。どうすればいいかと言うより、そもそも論として、仕事が好きではないという状態はあってはいけないのです。もっといえば、好きではない仕事は存在してはいけないのです。仕事が嫌いな人は、自分に合った仕事、理想としている仕事をすれば、仕事が好きになれる、幸せになれる、と思っているかも知れません。しかし、これは論理が逆です。どんな仕事をしても幸せなのです。 〜中略〜 実際にやってみたら、やりたい仕事になります。殆どの人は順番が逆であると言うことに付いていない。やりたい仕事がどこかにあると洗脳されているのです。ここに書いてあるのは仕事とのことですが、自分を幸せにする何かがどこかにある、と言うのはありえません。あなたを幸せにするゴールもどこにもありません。あなたが心から正しくゴール設定すればそれはあなたを素晴らしい幸せに包みます。それは自分自身が産み出すものです。楽しい仕事でも、素晴らしい恋人でも、沢山のお金でもありません。目の前に既にその鍵はあるのです。
どんな仕事も楽しくすることが出来ます。一生懸命になれます。それに気づかない人はどんな仕事をしても辛いのです。辛い仕事があるから辛いのではなく、自分の心がそれを生み出していると知ったら何をしても楽しくなります。そこまで抽象度が上がったあなたは今まで考えもつかなかった現状を超えたゴールに対して臨場感を持っている自分に気づくでしょう。どんな人でも愛せる部分があるとわかった時、あなたはとても穏やかな人になってるでしょう。そして魅力的になっている自分に気づくでしょう。
目の前の人や仕事をWant toにするだけで世界は変わります。それはあなた次第です。そして、現状を超えたゴール設定を正しく出来るようにもなります。いや、この本を読み、実践しようとしてるだけでそちらに向かっているのです。私にはそれが強く確信できます。
あなたのゴールは本当に高いですか?
悩むべきはゴール達成方法ではなく、ゴール設定方法だ、と言う事は本当に大切なことです。現状の自分を満足させたい、現状維持のままゴールを設定する、自分中心のままゴールを設定したとしてもうまく行きません。
一見すると抽象度の高いゴールに見えるかもしれませんが、本音が自分中心なら絶対うまく行きません。あなたの本音は何でしょうか。その為にもしっかり本音に向き合ってください。自分の本音に向き合った結果、自分のWant toは大変自己中心的だ、とわかったら、取り繕わずそれに向き合いましょう。
向き合ったつもりになっても自分を騙すことは出来ません。家族や、同僚達に対してなんだかイライラする、ムカつくならそれは受け入れているゴールが低い証拠です。なぜ、そんな人が目に入ってきたのでしょうか。それはあなたのレベルが低いからです。
例えばどうしようもない部下がいるとします。上司がその部下に対して指導するとします。しかし、部下は改善されないとしましょう。あなたは愚痴ばかりです。何回やっても相手は改善しない、なんて駄目な奴なんだ。とブツブツブい言っています。
私はそういう人がいると『じゃあ、クビにしたら?』と言います。不思議なことに、クビにしたら困る理由を言い出すのです。例えばレストランであればそもそも人手が足らないからクビにすると店が回らない、開発会社や制作会社であればスタッフをクビにすると受けている仕事を完成させる納期が遅れる・・・など、色々な理由が出てきます。なんてことはない。結局自分のためにその人を指導しているから改善しないのです。
クビにしたら困るのであれば、それは上司の都合です。部下の都合ではありません。上司の都合で指導する限り、部下は無意識レベルでそんなことはわかっていますから、一切改善しません。どうせクビにならないと高をくくっています。
そういう状態になっていると分かったら、まず、自分が『自分の都合で部下を指導している』と分かるべきです。クビに出来ない理由があってもいいのです。多くの場合、部下をクビにしても、新しい人員を補充するまでに数ヶ月かかりますし、採用コストも数十万円から100万円以上の手間がかかるでしょう。
『自分の都合で部下を指導している。それはなぜか』
と冷静になって考えて行くと色んな事が分かります。今すぐクビにしても仕事が回らない、クビにしても補充するためのコストを避けない・・・などなどです。そもそも、なぜそんな部下がいないと回らない仕事をしているのでしょうか。それは上司であるあなたのせいではありませんか。
それであれば部下の仕事ぶりが改善しようがしまいが関係ありません。そもそも、そんな仕事をしているあなたが悪いのです。仕事が回らないから部下が改善して欲しいという自分中心のWant toでは人は指導できません。
更に、クビにした後に補充するためのコストがない・・・という理由が出てきた場合はどうでしょうか。それも上司であるあなたの責任です。新しい人員を採用するのにお金がかかるのは当然です。それを用意できないというのもあなたの都合です。部下の責任ではありません。あなたは仕事ぶりが悪い、指導してるのに何も改善されない部下が悪い、と言うかもしれませんが、実は、全部あなたの責任を部下に押しつけているだけかも知れません。
お前がちゃんとやらないと仕事が回らなくて俺が大変だ
お前がちゃんとしてくれないと色々面倒だ
などなどです。こういう自分中心のWant toでは人は動きません。本当にその部下が改善されないと仕事が回らないのですか。あなたが部下は関係ない、部下が仕事できなくても俺がキチンと仕事をやり遂げる!と覚悟さえすればなんとかなる問題ではありませんか。その覚悟もなく、自分の都合だとすら気づかず部下に指導してムカついている上司は沢山います。これは部下の問題ではなく、上司の抽象度、エフィカシーの問題なのです。
もし、あなたが上司で問題を抱えている部下がいたら、それは全てあなたの責任だと思ってください。そう思えないなら、あなたは抽象度の低い、自己中心的なゴールを受け入れている可能性が非常に高いです。
これは、部下の失敗を全て自分がフォローせよ、部下がどれだけダメ人間でもあなたが受け入れなさい、と言うことではありません。使えない部下なら切り捨てる。それによるデメリットも含めて責任を取り、クビを切り、それでもなんとかする、とあなたが言いましょう。
そうでないならあなたは、株主に損害を与えていることになります。自分がクビだと言えない(コストがかかる等の論理的理由からクビを宣言するのは怖い等の感情的な理由でも何でもいい)のに、自分の責任だとも思えず、ただイライラして相手に指導というなで感情をぶつける。本当にクビにされるべきは上司の方かも知れません(笑)
指導するけど改善されない、それでもクビにしないというなら、株主が許す限りの範囲で全力で対応するべきでしょう。そのかわり、指導する部下が改善されないのは、部下のせいではなく上司のせいではないか、自分の都合なのではないか、と真剣に自分に向き合い、そして部下にも向き合います。
そうすると、最初はわからないかもしれませんが、自分のスコトーマが外れて、そうだ!これが原因だった!これを改善しよう!というのがどんどん出てくるでしょう。それが出てこないならあなたのゴールとエフィカシーが低いのです。それを受け入れましょう。それが受け入れられる人は高いゴールに向かって成長している人です。
自分のゴールは高い!と思ってるけど、実は低いときは目の前に自分の事をイライラさせる人が出てくる、という話を上司と部下、という例えでしました。これはなにも上司と部下に限ったことではなく、同僚でも同じです。何か同僚に対してムカつく、イライラする、あの仕事ぶりはおかしんじゃないか・・・と心の中で愚痴を言ってしまう。
そういう状況になったら、直ぐに上司か社長に相談すれば良いのです。あなたが論理的に正しいのであればその同僚はクビになるでしょう。あなたが間違っているなら、それは違う、と気づけるので成長になります。そういうこともせず、ただ、誰にも言わず、ぶすぶすしている。そんな人も自分の受け入れているゴールが低いのです。高いゴールを受け入れ、エフィカシーが上がればそんなことは気にならなくなります。
これは仕事だけではなく、プライベートでも同じです。恋人や妻、夫に対してイライラしたり、むかむかしてる人も同じです。嫌ならサッサと別れればいいのです。それもできず、イライラしたり、他の人に愚痴を言ってる時点であなたのゴールはとても低いのです。逆に言えば、高くするチャンスなのです。私は沢山の恋愛相談を受けてきましたが、結局の所、相手に対して不満があるのに別れない理由の多くは
・別れる、と言うこと自体が大変で、面倒くさい
・別れたら、なんとなく恥ずかしい、かっこ悪い
・別れたら、相手を傷つけるから・・・と言いつつ自分がさみしいだけ
・別れたら、Sexの相手がいなくなる
などで、結局自分の理由なのです。愛しているから、あの人のこの不満な部分を改善してあげたい!大好きだからこそ、あの人のためにあの人のためにならない欠点を指導したい!等と言いますが全て嘘です。本当に愛しているなら不満なんて見えないはずでしょう?本当に大好きなら欠点なんて見えないはずです。その時点であなたの愛は嘘ですし、相手のことが好きでも何でも無いのです。
自分がさみしい、面倒くさい、恥ずかしい、Sexしたい、というレベルのWant toなので相手にも響きません。嫌ならサッサと別れましょう。別れられないなら相手を丸ごと愛しましょう。それもできないなら、その程度の自分にはお似合いの相手だ!なんて世の中は上手く出来てるんだろう、と社会の仕組みが上手く回ってることを喜びましょう。
何かが気にくわない、稼ぎが少ない、掃除をしてくれない、よく怒る、嘘をつく、浮気をする・・・などなど、嫌なら別れればいいのです。
よく相談される内容に
『配偶者、恋人などがゴールに対して反対してくる』
という相談も同じです。あなたのゴールが低く、エフィカシーが低いからそんなものは反対されて当たり前です。むしろ、反対されると言うことはゴールに対する臨場感が低いからだな、と言う事がわかるよい指標です。エフィカシーさえあげていけば解決します。もし、どうしても嫌なら
『お前はドリームキラーだから別れる』
と言えばいいのです。
あなたがどれだけ口先で私のゴールは高い。と思っていても、本音ベースが低ければこのような現実に直面するでしょう。しかし、これは悲観することではなく、むしろ成長のチャンスです。ムカつく人に対してムカつかないように感情をコントロールしたり、もしかして自分のせいでは・・・と考えることはゴールをあげ、抽象度を上げていくチャンスです。
苫米地さんは30代で思い通りの人生に変える69の方法の中で
結婚は相手のためにするのか?自分のためにするのか?165Pの中で100%相手のためにするべきだ。と書いています。
「自分のために」結婚したり家庭を持ったりするのでしょうか? それとも「相手のために」結婚し、家族を持つべきなのでしょうか? ~中略~ 答えに窮して「二人のため」と言う答えは、ココではNGです。自分のためか、相手のためか二者択一が出来るよう考えの筋道を立ててください。 正解を先に言えば、結婚は100%相手のためにすることです。 なぜかといえば、読者の皆さんは「相手を幸せにしてやろう」と思って結婚したはずだし、まだしてない人もその時はそう考えて結婚するでしょう。これは相手の役に立とうする大乗です。 子供を作るときも、同じです。子供の幸せを心から願わないで、子供を作れば必ず子育てに失敗します。心から幸せだと感じないで育った子供との間に、将来、良い家族関係が成り立つわけがありません。 この分かりきった話が、現実にはそうなっていません。と書かれています。
苫米地さんはこの本の中で仏教的な視点で、自分以外の相手が関わるものは大乗的なゴール。趣味のように自分しか関係ないのは小乗的なゴールとわけています。結婚は相手がある事ですから大乗的なゴールの一部です。
それなのに、自分優先にしたらうまく行くはずがありません。俺が金持ちになるためにお客から金を搾り取る、そんなビジネスがうまく行くはずがないのと同じで、自分のために結婚する、と言う気持ちが1%でもあったらそれはうまく行きません。
これは結婚だけではなく、恋愛も同じです。相手が好きだから、恋愛するわけです。基本的に恋愛して最初の数週間~数ヶ月は相手の何もかもが素敵に見える期間です。それは人間の動物的本能がそういう風にさせるのです。
しかし、それ以上恋愛を長持ちさせるためには人間の思考が必要です。お腹が空いているときは何を食べても美味しい!と感じますが、お腹が空いてないときに恋人がお弁当や料理を作ってくれたら?それは人間の抽象度が無いと感謝できませんよね。恋愛も最初の数週間~数ヶ月が過ぎると相手のために100%考えないと続きません。
ちなみに先ほどの文章の結婚や家庭をゴールに変えてみましょう。
「自分のために」ゴール設定したり目標を持ったりするのでしょうか? それとも「相手のために」ゴール設定したり、目標を持つべきなのでしょうか? ~中略~ 答えに窮して「二人のため」と言う答えは、ココではNGです。自分のためか、相手のためか二者択一が出来るよう考えの筋道を立ててください。 正解を先に言えば、ゴール設定は100%相手のためにすることです。 なぜかといえば、読者の皆さんは「相手を幸せにしてやろう」と思ってゴール設定したはずだし、まだしてない人もその時はそう考えてゴール設定するでしょう。これは相手の役に立とうする大乗です。 子供を作るときも、同じです。子供の幸せを心から願わないで、子供を作れば必ず子育てに失敗します。心から幸せだと感じないで育った子供との間に、将来、良い家族関係が成り立つわけがありません。 この分かりきった話が、現実にはそうなっていません。です。
『正解を先に言えば、ゴール設定は100%相手のためにすることです。なぜかといえば、読者の皆さんは「相手を幸せにしてやろう」と思ってゴール設定したはずだし、まだしてない人もその時はそう考えてゴール設定するでしょう。これは相手の役に立とうする大乗です。』これが普通になる。この文章が普通に受け入れられないなら自分の抽象度はまだまだ低いかもしれないという指標にしてください。
他にも苫米地さんは苫米地さんは30代で思い通りの人生に変える69の方法の中で『自分のニーズを最優先にしてはいけない』『全ての人間関係は、相手のニーズをどのようにして満たすか』と書いています。174Pに
結婚だけではなく、全ての人間関係とはそういうモノです。相手のニーズを満たしてやるから、良い人間関係を築くことが出来ます。人生のゴールにおいても、趣味で純粋に自分だけが追求するゴール以外は、その殆どに必ず相手が存在しています。とあります。
中でも、誰もが一番に挙げる職業のゴールは、間違いなく沢山の相手がいます。なぜかといえば、そこにはお金が発生するわけですから、必ずそれを相手から受け取らなくてはならないからです。お金持ちになりたいなら、沢山の相手からお金を受け取る必要があるでしょう。
すると、沢山の相手をハッピーにしなくては、お金持ちにはなれません。同様に、その他の多くの人生のゴールにおいても、その達成は相手をハッピーにすることにかかっています。相手がハッピーになるから、ゴールを達成することが出来るのです。ところが、世の中の殆どの人はこれとは正反対のことをしています。
本当にお金持ちになりたい!と思えば必然的に抽象思考をして多くの人のために働きます。苫米地さんの金持ち脳にも書いてありますが、お金は抽象思考出来る人にしか稼げない(55P)、のです。
逆に貧乏になるのは自我コントロールが出来てないから、とも書いています。金が欲しいけど、どうしても自分の事を考えてしまう!と言う人は自我のコントロールが出来てない。動物レベルなのです。
ゴール設定は100%相手のためにする。ゴール設定は自分中心から離れる。これが実践できている人は人間関係でもイライラしませんし、ムカついたりしません。ただ、ここで一つ伝えておきたいのは『イライラする、ムカつくことと、怒ることは違う』ということです。怒りたくない、腹を立てたくない、と言う人は結構いるのですが、いくら自分中心のゴールから離れて抽象度の高いゴールを設定しても怒りからは逃れられません。そもそも怒りたくない、というのが自分中心のWant toではありませんか(笑)
戦争と差別を無くす!とゴール設定してるのに、本気で毎日戦争や差別に対して怒りや憤りを感じなかったらそれはおかしいでしょう。ゴールが嘘なのか、ゴールに対して臨場感を感じてない証拠です。私の会社の掲げているゴールは
『100倍学び無限大の夢を叶えていく 世界の働き方を変える』
ですが、世界の働き方を変えられてないことに怒りを感じたり、全ての人に教育機会や読書できる機会が100倍じゃないことにイライラしなかったらおかしいでしょう。
自分が何を認識し、どんな感情を発生させるのかは全てゴールが決めます。ゴールによってRASの基準が決まり、スコトーマが決まります。ゴールが高くなればなるほど、その怒り方も抽象度が高い思考になります。先ほど、上司部下、妻、夫、恋人の例を挙げましたが、あなたが受け入れているゴールが低ければ低いほどイライラや怒りはコントロールできない抽象度の低いものになるでしょう。
ゴールが高ければ高いほど、あなたは感情的になりません。高いゴールであればあるほど、冷静に怒りを選択しない限りゴールに達成出来ません。世界の戦争に対してテレビの前でムカついていても仕方ないのです。政治家や権力者に論理的に働きかける必要があります。怒りたくない、イライラしたくないと言うこと自体が自分中心のWant toで煩悩なのですから、そこから離れて他人のために怒れたとき、はじめてあなた自身のゴールも高くなっていると言えるでしょう。
例えば苫米地さんは怒らない選択法、怒る技術と言う本を書いていますが、この本も『自分がイライラしたくない』というレベルで読むのか『世界のために正しく怒りたい!』と思って読むのかで全く視点が変わってくるでしょう。自分以外のため、他人のため、世界のために本気で冷静に怒れる人は素晴らしいと思います。
苫米地さんの夢がかなう脳!185Pにも『大事なのは最初からできる限り抽象度の高いゴールを考えること』と書いてあります。
ここで大事なのは、最初からできる限り抽象度の高いゴールを考えること。はじめは抽象度の低いゴールを設定し、段階を踏んで抽象度を高めていく、と言うやり方は行けません。 現状に近いゴールは、それを実現するためのやり方が分かってしまいます。やり方が分かってしまうゴールではダメなのです。 ゴールは現状から離れていればいるほど「いいゴール」です。つまり、どうやったら実現できるのか想像もつかないようなゴールが望ましいと言うことです。 現状から離れたゴールを設定し、どうしたら実現できるのかが分からない状態になると自然と思考の抽象度が上がります。 つまり、やりかたがわからない、現状から離れたゴールを設定することこそが、自分の能力を引き出すことにつながり、またより多くの人の役に立つことにもなるわけです。 ですから、ゴールを設定するときには、徹底的に抽象度が高いゴールを考えるべきなのです。とあります。
これはとても気をつけるべきことなのですが、低いゴールは低い故にリアリティを感じやすいのです。年収1億円!というゴールよりも年収1000万円!の方がリアリティを感じやすいですし、一見するとハッピーな気持ちになりやすいのです。
しかし、それはあなたを現状維持にする罠だと思いましょう。年収1億円!よりも自分の会社の人達全体、あるいは自分の業界全体の人々を年収1億円!のほうがリアリティーを感じにくいのです。それでもいいのです。リアリティーの感じ方は別に譲るとして、とにかく、徹底的に高いゴールを設定してください。
更に具体的に言うと、今、貧乏な人、今、満たされていない人、今、直ぐ解決したい問題がある人ほどこれは気をつけるべきポイントになります。
今、お金が無い
今、家賃すら払えない
今、お腹が空いていて食費もままならない
今、会社の資金繰りがピンチ
今、夫婦喧嘩で離婚の危機
なんでもいいのですが、今、自分の中で危機を迎えている人です。そういう時こそ、高いゴールを見るのです。
今、お金が無い→だからとりあえずお金が欲しい
今、家賃すら払えない→とりあえず家賃が払えれば安心できる
今、お腹が空いていて食費もままならない→とりあえずご飯を食べれたら満たされる
今、会社の資金繰りがピンチ→とりあえず月末の資金繰りをなんとかしたい
今、夫婦喧嘩で離婚の危機(恋人と大喧嘩でもいい)→とりあえずケンカを終わらせたい
と言う風になりがちです。しかし、これは順番が逆なのです。そういう危機の時にゴールを下げてしまうからこそ、その危機が起きているのです。もしかしたらあなたは毎回お金が足らないのでは内ですか。あなたは毎回そういうピンチに陥ってませんか。
その度にゴールを下げている。その為にその問題が発生しているのです。ピンチの時こそ、冷静になり、ゴールを保ちましょう。もし、それが出来ないなら、自分の受け入れているゴールが低いことを認め、自分がどんな人になりたいか、どんな状況になりたいか、ルータイスの言葉を借りるなら『問題を解決したらどうなるか』をイメージしてください。
私はとあるコーチから『独立したのはいいけどなかなかうまくいかない。既に1,000万円も借金がある。結婚を考えている人もいるのに、一体どうしたらいいんだろう』と相談をうけたことがあります。
その時私が言ったのは『借金が1,000万円?君らしくない!君は借金1億円で悩むべきだ!借金が1億円じゃないなんて私らしくない!』と言いました。
そのコーチは唖然として怒り始めました。しかし、少し考えてみてください。借金1,000万円が1,000兆円だったらどうしますか。もはやそれは悩みではありません。どうせ返せないと思ってスッキリ諦めています。1,000万円は返せそうだけど返せなくて、大変そうで悩んでいるわけです。借金1,000万円で悩む人は借金100万円を返すなんて楽勝です。借金が返せない人は二つの間違いをしています。
第一に借金自体が悪、と言う考えです。
第二に借金の金額は少ないほうがいい、と言う間違いです。
借金とはその人の信用に対して与えられるレバレッジです。この資本主義においてその信用は合った方が良い。信用が少なくて少ししか借りられない人よりも沢山信用がある人の方が良い。つまり、借金は悪ではなく、いいことなのです。銀行にとっても預金してくれる人はお客さんではなく、利子を払ってくれる方がお客さんなのです。そう考えると、借金は大きければ大きいほど、資本主義において信用がでかく、より大きなビジネス、ゴールに挑戦できることになります。
借金で悩んでいる人は借金の金額が少なくなればいいと思っていますが、借金できる金額自体がもっとでかければどうなるでしょうか。自分が借りられる最大の信用枠が10億円だとしたら、そのうちの1,000万円の借金なら悩むでしょうか。悩みません。なので、1,000万円の借金が返せなくて悩んでいる人は自分のマインドの信用枠を10倍とか100倍にしてください。そうすると1,000万程度の借金で悩まなくなりますし、自然と返す方法が見えてきます。
1,000万で悩んでいる人は、おかしい、私なら10億円で悩んでるはず??なんで1,000万ごときで悩んでるんだろうとセルフトークを変えてください。目の前の1,000万円という数字は変わりませんが、マインドが変わればあっという間にその問題は解決できるでしょう。逆に、それができなくて、ゴールを下げてしまっているからその数字のレベルで常に悩み続けるのです。お金に悩んだり、何かピンチを迎えている人こそ、何でこの程度のピンチなんだ??とゴールを保ったり、ゴールをあげてください。
なんで借金1,000万円なんだ?をなんで、10億円じゃないんだ??でもいいでしょう。桁を上げる以外の方法としてて
なんで財務大臣と共に日本の財政について悩んでないんだろう
なんで借金で苦しんでいる世界中の人々のために悩んでないんだろう
でもいいのです。あなたが営業マンで売上が上がらない時、思ったような売上が上がらない時も同じです。家賃が払えないとか税金で悩んでるとか何か目の前に問題がある時こそ、ゴールを上げてください。問題の大きさまで自分を小さくしたり、ゴールを下げたりするのではエネルギーも出ませんし、解決策も見えてきません。
あなたのゴールは本当に高いでしょうか。もし、目の前に問題が起きたり、イライラすることがあったり、ムカつく人がいたら、あれ、私らしくないぞ、と修正してください。そういう意味では、目の前の問題も、イライラも、ムカつく人も、全てあなたのゴールを高くするチャンスなのです。
本当の意味で正しいゴール設定が出来たとき、あなたの悩みは全て解決するでしょう。ただし、大切なのは
ゴール設定が大事だから
と言って
これは本当のゴールか?
正しいのか?もっといいゴールがあるのでは??
と行動もせずに唸っていては何にもなりません。苫米地さんの本にも書いてありますが、取りあえずのゴール、現状を超えた!と思うゴールを設定したらまずはそれに邁進しましょう。数年かかるかもしれませんがそれにむかって成長しましょう。
ゴールに向かって行動するするのはあなたです。ゴールがあなたを行動させてくれるのではありません。ゴールを決めるのも、ゴールに向かって行動するのも全てあなたです。
とりあえずでも、なんでもいい、真剣に考え、ゴールを設定したらド真剣に取り組んでみましょう。そしたら確実に世界は変わっていきます。
清水 有高Yukou Shimizu
ビ・ハイア株式会社 代表取締役
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。
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