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2016.05.12 THU - 速読多読コーチング

速読多読コーチング 読書数をあげて賢くなるためには喫煙しろ?

510erYzw1KL非喫煙者が喫煙者の本を読むと賢くなる、と言う話をコーチングの視点で書きたいと思います。

この時点で非喫煙者の人ならマジかよ!!クソ最悪!と思うでしょう(笑)まあ、だからこそ読んでみて下さい。

人は自分にとって重要な物、見たいものを見ます。これは人間の脳が持っている当然の性質で人間は全ての物を見る事が出来ません。脳がパンクしてしまうからです。見たような気持ちになってみていません。この何が重要か重要じゃないかを決めて認識を振り分けてくれているのが人間の脳のRASというカラクリです。

それを実証するために下記のワークをしてみてください。

まず、自分のパソコンか携帯電話でこの文章を読んでいるなら、携帯電話をどこか見えないところに置いて自分の携帯電話のスケッチをしてみてください。一切見ずに、自分の携帯電話を描くのです。画家のように上手く描く必要はありません。

一度やってみてください。

どうですか?やりましたか?15秒とかでもいいですよ。

さあ、どうですか?描きましたか?10秒でも1分でもいいので描くことに挑戦してみてください。

どうでしょうか?iPhoneならホームボタンの位置、ボタンの位置、スピーカーの位置など殆ど思い出せない、と言う人が多いと思います。それがRASです。

人間は自分にとって重要度の高い物しか認識しません。自分にとって大切な物だけ、自分にとって都合良く認識します。そうじゃないと脳みそがパンクしてしまって情報処理が追いつかないのです。

51FwT9bCECLコーチングでは自分でゴールを設定すると『そのゴールを達成するのに都合が良い、重要な物を自分が認識するようになる』のでゴール達成が出来るようになる、と言います。

年収300万円くらい・・・という現状を受け容れている人は、目の前に年収3,000万円稼げるチャンスがあっても見えないのです。逆に年収3,000万円の人は年収300万円になる方法が見えません。

働いている人で、良く自由な時間が欲しい、という人は沢山いますが、私は社会人になってからそういう悩みを持ったことがありません。年間4,000時間以上働いたこともありましたし、週に20時間くらいしか働かないときもありました。私は自分の時間を自由に選びたいのでスケジュール帳すら持ちません。自由になる、と決めるとそういう風に出来る方法がどんどん見つかるのです。これがゴール設定とRASのカラクリです。

人は見たいものを見る。これが顕著に別れるのが

喫煙者VS非喫煙者(嫌煙者?)

のRASです。

41ZGznjkLlL._SX311_BO1,204,203,200_タバコをすう人達は

・タバコによって寿命が延びる
・タバコとガンの因果関係は怪しい
・タバコによって賢くなる
・タバコによって人生が楽しくなる
・タバコによって金持ちになる
・タバコによって仕事の生産性が上がる

という風にRASで世界を見ます。非喫煙者からしたらふざけんな!!!という世界ですね。

しかし、実際にこういう発言をしているのが国立大学の医学部の教授だったり、著明な文化人、知識人、映画監督、小説家などがいます。

私が好きな著者の苫米地英人さんもパイプや葉巻が好きな人です。しかも、現在喫煙者は肩身が狭いですから、ワザワザこんな主張をする人達は『がちがちに論理武装』している場合が多くて読み応えがあります(笑)

すげえな、と思ったのは天皇陛下も入院したり手術したりする順天堂大学名誉教授である奥村さんの発言です。

FullSizeRender 70タバコをすうとインフルエンザウィルスに感染しにくくな
とか
タバコをすうと自殺者がいない
とか
自殺者を減らしたければ日本人全員にタバコをすわせろ

と言う風に発言しています。

なかなか強烈な意見です。

他にも、紙タバコではなくパイプタバコで面白いデータがあります。

これは英語で書かれたサイトが殆どなのですがアメリカの生命保険会社が『パイプタバコをすう人(すい過ぎは駄目)には、非喫煙者より生命保険を良い条件で提供する』というCMを流しているのです。

hoken実際にそれを保険の代理店が売っています。生命保険会社はビジネスでやっているので

『パイプ喫煙が非喫煙者より健康に良い』

と判断しないとこんな商品を売らないはずです。

なんせ、アメリカの生命保険会社といえば金の権化ですから、自分に損をするようなことは一切しないでしょう(笑)

これを真実と取るか間違いと取るかがその人が何を重要視しているか、と言う事に左右されます。

自由論を書いた著明な哲学者だったジョンスチュワートミルは、その自由論の中で

絶対的な意見は存在しない
ニュートンだろうがローマ教会でも絶対的ではない
自由に議論してお互いがお互い間違ってるかも知れない可能性を話し合おう
そうやって自由に考えていくことが一人人離の成長に繋がり引いては国家全体の成長となる

と言っています。お釈迦様も『絶対的な真実は存在しない』と言っています。

非喫煙者からすると

・タバコは迷惑
・タバコでガンになる
・タバコをすうとアホになる
・タバコなんかを買ってる奴はバカ
・タバコの副流煙ですってない人までガンになる

ですし

タバコをすってる奴は死ね!社会的に抹殺してもいい!

513AF2A7YKLくらい思っている人もいるでしょう。実際、禁煙活動を大々的に推し進めたのはアドルフ・ヒトラーです。ヒトラーは健康は義務、タバコは禁止!と大々的に推し進めました。

人間、本当に見たいものしか見ないのです。

読書をするときもこれが顕著です。

意外と人は読みたい物しか読んでいません。小説が好きな人は小説ばかり読んでいますし、自己啓発本ばかり読んでいる人もいます。苫米地さんの本ばかり読んでいる人もいれば、引き寄せの法則ばかり読んでいたり、実用書の本ばかり読んでいる人もいます。

これではIQは上がりません。むしろ賢くなりません。バカになります。

そもそも、なぜ本を読むかというと、人生を豊かにしたい、成長したい、と言う人が多いと思います。もしあなたが月に7冊以上本を読むなら日本人の中で相当本を読んでるほうです。

〔 全 体 ・過去の調査との比較 〕
1か月に大体何冊くらい本を読んでいるかを尋ねた。「読まない」の割合が 47.5%と最も高い。次いで,「1,2冊」の割合が 34.5%,「3,4冊」の割合が 10.9%,「5,6冊」の割合が 3.4%,「7冊以上」が 3.6%となっている。

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これは文化庁の調査です。平成 25 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要です。

余談ですが・・・見たいものしか見ない、と言う意味では最近の若いもんは本を読まない、という意見もそうです。これ、この平成 25 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要によると間違っていて、一番読んでるのは若いもんで、読んで無いのは爺さん婆さんさんです(笑)
dokusyo

ワザワザ本を読むと言うことは、何かしら目的がある筈です。

成長したい
魅力的になりたい
年収を上げたい

なんでもいいのですが、問題があって、それを解決したい、と思っている人が多いでしょう。しかし、これが難しいのですが『あなたがその本を選んだ、見えている重要度』でいくら読書をしてもあなたの問題は解決しないのです。あなたは一生懸命読書をしているだろうし、成長しようとしてると思いますが、問題が目の前に存在するレベルで選んだ本にはその問題の解決策が書いてない可能性があります。そして、書いてあったとしても読めていない可能性があります。

今までの自分の視点だけでは解決出来てないから目の前に問題が存在するわけですよね。今まで読みたい本を読み、勉強したいことをして、勉強しまくってもまだ解決出来ないんです。

それを変える方法は簡単で

自分が読まないジャンルの本を読む

です。禁煙運動は現在ファシズムのごとく世間を席巻していますので、この文章を読む人の多くが非喫煙者だと思います。自分が読みたくない本、間違っていると思う主張を読むと言うのは非常に知的な作業です。

そして、本当に喫煙が身体に悪いなら喫煙している人達は絶滅していて今存在してないはずです。タバコの歴史は数千年です。アメリカ新大陸を発見した西洋人が西洋に広め、そこから世界に広がって500〜600年以上。もし、本当に喫煙が害しか無いなら500〜数千年の歴史の中でその人達は絶滅しているんでは??テコとは何かメリットがある?と考えて読むのは面白いでしょう。

そもそも、デメリットしか存在しない、メリットしか存在しない、というのは大抵嘘です。原子力発電所もそうだったでしょう?(笑)夢のエネルギー!なんて嘘じゃないですか。絶対安全!も嘘でした。

更にいえば、人間が摂取する鉄分、塩、各種ミネラルもメリットとデメリットが併存しています。ビタミンだって取り過ぎると駄目です。食い過ぎると健康に悪い。さりとて絶食し続けたら餓死します。

自分が絶対間違ってる思ってる事こそ、調べてみると面白い発見がある。それこそが読書の醍醐味ではないでしょうか。私のサイトをワザワザここまで読む人はちゃんと読書をする人達だと思います。だからこそ、より有意義な読書をするために、別の立場の思想を持った人達の本を読むのはいかがでしょうか。それはあなたの人生をより豊かにしてくれると思います。
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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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