2016.05.07 SAT - 速読多読コーチング
コーチング 年収300万から3,000万になるために 目標達成する不満との付き合い方について
ゴールからみた不満だけが役に立つ健全な不満だ
現状から見た不満は何も役に立たないどころか不健康になり寿命を縮める
と言う事について書きたいとおもいます。というのもコーチング、アファメーションとは
とにかく不満を感じるためのもの!
だからです。どういう事かというと、年収300万円くらいの人が年収3,000万円になる!とアファメーションをしたとします。そうすると年収300万円の世界が嫌で嫌でたまらなくなるのです。不満が溜まります。不満だけになります。私も最近、会社の生産性を4〜5倍に上げたときに今までの会社の状態が嫌で嫌で不満だらけになりました。結果的にスタッフの給料も売上も上がり、クレームも減ったのですが、それは不満との付き合い方が良かったからです。
恋人がいない人がアファメーションにより『恋人がいて当たり前!』というコンフォートゾーンに移行しようとすると恋人がいない状態が嫌で嫌で仕方ないのです。すごくさみしくなるかもしれませんし、恥ずかしくなるかも知れませんし、怖くなるかもしれません。とにかく、嫌になるのです。恋人がいない!という状態に不満がたまります。
年収で言えば今まで年収300万程度で何だかんだ良かったじゃん、と思っていたのが嫌になるのです。転職するかもしれませんし、今までの自分の働きぶりが嫌になってすごく働くようになりボーナスが出るようになるかもしれません。
しかし、ここで重要なのは魔法のように300万が3,000万円に増えるのではないのです。
あくまで稼ぐのは自分です。アファメーション、コーチングにより成長した自分が『3,000万稼いでいる自分』のコンフォートゾーンになり、3,000万円を自分が稼ぐようになるのです。魔法のように『3,000万ぽーん』と目の前に現れるわけではありません。アファメーションとなえていたら急にボーナスが増えた、営業マンなら大型受注の話が舞い込んだ、ではないのです。
アファメーション、コーチングを実践する事によって300万円の自分が嫌になって3,000万円稼ぐために自分が行動する
これが大切なことです。不満が生まれたまま行動をせずにアファメーションを唱えているのにラッキーなことが起きないなあ・・・と悩んでも意味が無いのです。
苫米地さんの著書アファメーションに
新しいイメージを強く視覚化すると、人間はそれまでの古いイメージに不満を覚えます。不満は、欲求の源泉でアリ、その欲求は、あなたに必ず成長をもたらします。目的的志向が、欲求に合致した、新しい環境を手に入れるよう、あなたを突き動かすからです
とあります。不満は欲求の源泉なのです。アファメーションをしていたら不満を覚えるのが普通なのです。その不満に対して
あ〜嫌だな〜不満だなあ〜
と思うだけの状態はまだまだ不満がたらないのです。いても立ってもいられないくらいの不満を感じるならそんな悠長なことは言ってられません。いても立ってもいられないくらい飛び出します。あなたが仮に魚だとして、陸上に間違えて出てしまった。その時に
あ〜嫌だな〜酸素がないなあ〜
とのんびりに言うでしょうか。ぎゃ!!!という感じです。あなたが仮に突然水の中に落ちて溺れてしまったとしましょう。その時に
あ〜嫌だな〜酸素がないなあ〜
という風に思うでしょうか。思わないはずです。そんな事を考えるまもなく飛び出ると思います。アファメーションをして、コーチングを実践していくと年収300万円が今まで『酸素たっぷりの快適な状態』だったのが『水の中』くらいに苦しくなるのです。今まで快適だったのに、死ぬほど嫌な状態、生命の危機!くらいに嫌になるのです。
アファメーションをしてコーチングを実践していくと、段々目の前の状況が嫌になります。嫌になったときに
嫌だなあ〜
で終わらせるのではなく、更にゴールの世界のイメージをしてください。嫌だな〜と感じたときに目の前の現状、300万円の年収って嫌だなあ〜と考えても目の前の現状は一切変わりません。
私は3,000万がいいのに、なんでまだ300万円なんだろう・・・
という悩みは一切意味が無いのです。アファメーションをしていると300万円の現状が嫌になります。300万円の現状に対してドンドン不満がたまります。この時に『300万円の現状に対する不満』ではなく『3,000万の新しいコンフォートゾーン』をとにかくイメージしてください。目の前の現状の不満は全て無視して、新しいコンフォートゾーンのイメージだけをするのです。水の中にいるときに『嫌だなあ〜』なんてレベルにはなりません。現状の不満が嫌だな〜どうしたらいいかな〜なんて悩んでる時点でまだイメージが足らないのです。どれだけ300万円の現状が嫌でも、300万円をどうするか、なんて一切考える必要はないのです。ただひたすら、3,000万円になるとどれくらい嬉しいか?楽しいか?をイメージしてアファメーションしてください。そうではないとあなたはどんどん現状に囚われ、前のコンフォートゾーンのレベルから出ることは出来ません。
これも苫米地さんの著書アファメーションに書かれている事ですが、
アファメーションをすればするほど不満がたまるけども、現状の不満に囚われた試行を繰り返しても意味が無い
のです。現状が嫌になって現状をどれだけ否定してもそれは『現状にいる自分』を強化することになるだけです。現状の嫌なことをどれだけ解決したい、なんとかしたい、何でこんな風になっているんだ、と思っても解決には向かいませんし新しいコンフォートゾーンには移行しません。
多くの人はここを間違えています。アファメーションをしてせっかく不満がたまって視点が変わり、スコトーマがずれて『現状の不満』が見えてきているのに現状の不満ばかりを見て現状維持のコンフォートゾーンを強化してしまうのです。現状の不満がどれだけ見えてきても『不満が見えてきたことはすごい』と自分を褒め『3,000万という新しいコンフォートゾーン』の世界だけをイメージしてください。
年収300万円の人が3,000万円になるためには、そもそも営業利益率の高い商品、付加価値の高い商品を扱っている会社、業界でないと中々達成出来ません。この文章を読んでいる人が30才だとしたら、構造的に30才で年収3,000万円を実現できる業界、会社に転職する必要があります。しかし、300万円の現状のあなたがいる会社がそうじゃないとすると『うちの会社、業界は駄目だ』『うちの社長は駄目だ』と言っても意味が無いのです。『こんな風に不満を持てる私は偉い。』と褒めてアファメーションをしてください。
そうすると、突然『こんな場所は違う!ここだ!』とスコトーマが外れる瞬間が見えてきます。それどころか、スコトーマが外れる瞬間すら気づかずに気づいたら移動していた、というくらいになります。それは魔法ではなく、現状に対して不満がたまりすぎて嫌でたまらなくなったあなたが自然と行動した結果なのです。
コーチング、アファメーションを続けていると現状に対する不満が確実に増えます。それが増えたときに現状の不満を見るのではなく、現状の解決先を考えるのではなく、現状を超えた先にアファメーション、イメージなのです。コーチングで不満を溜めれば溜めるほど、現状の不満を無視し、ゴール世界、新しいコンフォートゾーンの世界のイメージだけを溜めるようにしてください。現状を超えるために不満との付き合い方を覚えていきましょう。
清水 有高Yukou Shimizu
ビ・ハイア株式会社 代表取締役
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。
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