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2018.10.04 THU - 速読多読コーチング

自分の中の真実に向き合ってやりたい事とやりたくない事を感じるセンサーを正常にしていこう

DSC02180 この前関西に行く用事があったので京都に寄ってきた。その際に、産まれて初めて自分が0歳から3歳前まで住んでいた家を見に行ってきた。細かい住所とかは書けないけど(今は別の人が住んでるため)二条城と丸太町の間くらいだ。小さな路地裏の家で日当たりも悪いところだったのだけど、何とも言えない嫌な感じがした。

DSC02284 記録用にと家の写真を撮ってると冷や汗をかいてお腹が痛くなってきた。よっぽどなにか嫌なことがあったのだろう。具体的な嫌な記憶を覚えているわけではないが何か嫌な感じがする。ただ、言葉上教えられてきた記憶としては「父がまだ一緒にいて、両親と一緒に楽しく暮らしていた場所」だったのだが、明らかに私が受けた印象は違った。と言うか考えて見たらそもそもそんなに本当に楽しい記憶なら人生で今まで一度も行ったことがない、という事自体おかしい。

DSC02278 お腹が痛い、冷や汗をかく、と言う反応を人は簡単に言葉で誤魔化すことができる。しかし、それは誤魔化しであって真実では無い。そういう誤魔化しを続けていると本当はやりたい事をやりたくない事と押しつけ、やりたくない事をやりたい事だと押しつける。そういう風に感覚が狂うと勉強でも就活でも仕事でも楽しいことを辛いことと間違え、辛いことを楽しいことと間違える日々が続くて鉛色の空の下で暮らすことになる。

私が父親に捨てられた話をブログに書いた時に色んな人から

父親にも事情があった
父親は今でも愛してる
父親は息子のことを大切にしてる

DSC02188 という風な指摘を受けた。ありえないでしょ?(笑)事情があったから捨てていいのか?父にも事情があるのは当然で、その事情の結果子供を捨てたのであって、それを私が忖度することではない。まして今でも愛してて大切にしてるはずだと思いなさいと言うのは、私自身が受けた心の傷に対する誤魔化しであり隠蔽だ。

DSC02272 そういう事をしてるとどんどん自分の感覚が死んでいくのでよろしくない。仕事の判断も間違えるし、プライベートの人間関係も悪化するだろう。自分の感覚の隠蔽と誤魔化しはとにかく良くないことなのだけど、0〜3歳前の子供にとっては仕方ないことだ。嫌な感じをまともに受けていたら子供は生きていけないから、なんとか「この嫌な感じは嘘であって、親は私を愛してる」と信じざるを得ない。じゃないと生死に関わる。

DSC02194 ただ、大人になってからもその感覚を引きずるのはあまりにも勿体ない事だ。知恵も力もついているのにその感覚を引きずりながら生きる事は、自分の中に幼児性を残したまま社会で生きる事になるので非常に辛いだろう。感覚の誤魔化しをしなくてももう生きていけるのだ、と自分を肯定していくことが大切だ。そのためには自分が感じたいや〜な感じとかを素直に受け取って言葉で誤魔化さないことが本当に大切。

DSC02292 私みたいなYouTubeチャンネル登録者一万人とかいる人間が、感覚を誤魔化したままライブをやり続けるとその誤魔化された感覚が自分自身も増幅されるし、また見た人に感染していくのだ。誤魔化しのパンデミックになる。しかも誤魔化せば誤魔化すほどそれは喜ばれ、自分も嬉しいという錯覚に陥る。それは本当に恐ろしい事だ。

例えば親が殴りながらこれはお前を愛してるから、と言ったら誤魔化しになる。上司がグレーゾーンの仕事をしていたり、会社が明らかに違法なこと、職業倫理に反することをやってるのに「みんなやってるしこれくらい清濁併せ飲むのがプロ」とかいうのも誤魔化しだ。そういう誤魔化しは職場でも家庭でもネットでもどんどん増殖して感染し、我々の感覚を殺す。

DSC02220 そういう問題が社会に取っても個人に取ってもどれくらい危険な事か・・・最近やった安冨歩東大教授と烏賀陽弘道さん(元朝日新聞記者のジャーナリストであり写真家)とのライブはどちらも同じテーマで別の視点でそれを扱っている。安冨さんは内面からその話をして、烏賀陽さんは原発問題からそれを語っている。興味がある人は見て欲しい。

偽りの人生を抜けて真実の人生を生きる方法〜他人からの押しつけから逃れてやりたい事をやる〜安冨歩東大教授と一月万冊清水有高
https://youtu.be/K4ncarl0Mkk
過ちを認め、成長し、幸せになっていくためにはどうすればいいのか?原発事故と心の不幸は同じ問題だ〜烏賀陽さんと一月万冊清水有高
清水有高プロフィール
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会ったことがない人の場合、スパム防止のためにFacebookの友達申請は記事にイイネ!&友達申請してくれた人に私が承認するようにしています〜^^

下記の写真は家の近くの公園の写真。どうかみんな幸せに育ってくれますように。

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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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