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2018.09.26 WED - 速読多読コーチング

お金払ったコーチに裏切られて手に入れた自由と新しい視点。コーチング万能論に陥ると見えないもの。

DSC03325.JPG とんでもなく裏切られたお陰で手に入れた自由。ここ最近、何年にもわたり金払っていたコーチ達から裏切られて(まー他にも色々あった)、コーチング理論自体に対して『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』的な感じで嫌いになりそうになった(笑)けども、ちょっと待てと、理論と人間は別じゃないかと。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いはわかるけども、ちょっと待て待て、それって読書家として正しいの??理性的な反応なの???と自分に突っ込みをいれて改めてコーチング理論を勉強し直す。ついでに哲学と心理学も勉強し直してみた。

例え仏陀に殴られても、仏陀が気付いた悟りが間違ってる、にはならない。まあ、殴らんと思うけど(笑)

別にコーチという人間が間違ったとしても理論までがダメというわけではないじゃないか。個人的には金払ったコーチ達が裏切ったのはコーチとしての職業倫理としてありえんと思うし、向こうは保身の塊になってるだろうから裏切りという私の認識自体がおかしいと言うだろう。ただ、それなら金返せよ(笑)と私は思ってるが、思ってるからこそ、理論をちゃんと見よう。

人は間違うが、理論は間違うことは少ない。無論、理論だって完璧じゃないし間違ってる場合もあるし、更新される必要はある。しかし、より練り込まれた理論は人ほどは間違わないだろう。間違うのはいつだって理論を使う人なのだ。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、から離れて色々な視点から学び直して見る。

すると、ああなるほど、こういうことか、と言う新しい視点が沢山出てくる。コーチはコーチング万能論に陥りがちだけども、それってガン患者も、風邪引いてる人も、骨折してる人も、全部同じ薬で治すようなもんで乱暴すぎる。これはコーチングが効くとか、これはちょっとコーチング以前の問題だよな、と言う場合がある。

むしろ、コーチとしてこだわっていたからこそ見えてなかった部分が見えてきた感じがする。裏切りは私を自由にしてくれたとも言える。腹立つけど(笑)ただ、知らない間にあった私のこだわりがとれたら仕事も上手く行き出すし、なんだかとても楽になった。

コーチングを実践してる人ってコーチングこそ最高!!みたいなノリがある。私は何かの理論、メソッド、信念、思想だけが最高の存在でそれだけが素晴らしいっておかしいと思っていた。だからコーチング教みたいなノリにはついて行けなかった。紹介する本だって別にコーチングの本だけじゃない。

元々私はコーチング理論は大好きだったけど、コーチングは人生を豊かにする脇役に過ぎなくて、自分自身が主役だと思っていた。コーチングが主ではなく自分が主役だった。(ていうか元々コーチングってそういうものの筈なんだが)

そんな私ですらもちょっとコーチングを理想化しすぎていたのかもしれない。

コーチングって人生のどん底や、辛い時にコーチングにわらをもつかむ勢いで出会ったりするケースが多いので、ついつい自分を助けてくれたものとして理想化しすぎたりしがちだ。その理想化はコーチ自身も苦しめるし、クライアントも苦しめるだろう。

コーチングを理想化する人はコーチング以外学ぶな!!と言うけど、おそらくそれはその人の中にコーチングを理想化しないとやっていけない苦しみがある人なんだろう。

何かの理論を理想化する人ってその人の人生が実は苦しすぎて辛いのかもしれない。例えば末期ガンの患者さんは

これなら治るかもしれないよ

という治療法があったらそれを絶対治るものとして信じたいし、それを客観的に検証するような態度は許せないのかもしれない。苦しみ故に理想化せざるを得ない事情がコーチングを理想化する人にはあるのかもしれない。

コーチング作ったルータイスのアファメーションという本にはコーチングこそ絶対的な教えで素晴らしい、他は学ぶな!なんて書いてない。また、自らを理想化して間違うことなど許さない!とも書いてない。

コーチング以外でもいいけど何かの理論や信念を理想化せざるを得ない状態というのはやはり何か病んでいるのだろう。

恋愛でも同じでこの人が理想の人!絶対理想の人!!と思い込まなければならない状況って客観的に見てかなりヤバい(笑)完璧なものは一つも無く、色んなものから学ぶしかない。

いいじゃん、完璧じゃなくても。理論からズレてもいいじゃん。間違ってもいいじゃん。謝ったらいいだけじゃん。コーチは必ずクライアントの100%味方になる!!!!と言ったけどできない時もあるかも〜くらいでいいじゃん。私は完璧にあなたの問題を解決できる存在です、というのはマーケティング戦略的には素晴らしいけどいずれ無理が苦し大変やん。

人間は完璧じゃない。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いはわかるけど読書家としてはグッと堪える。
でも腹が立つ(笑)
それが人間だなと。裏切るのも裏切られるのも人間だし、そこから学ぶのも人間だなと思う。

裏切られた当初はショック受けすぎて、マジでYouTubeで暴露&自殺ライブしてやろうと思ったけどみんなのお陰で大分落ち着いてきた。ほんと、こんだけ本読んでて、こんだけお金あって、ビジネス成功しても、しんどいものはしんどいんです。成功してる姿だけではなく、足掻くすぐも見せるからこそ、一月万冊は価値があると信じてます。みなさんいつもありがとう。大感謝です。

コーチングにも学ぶところがあるし、他の色んなものも学ぶ事が当然ある。
そして人生の主役は自分なのだ。

私はこれからも色々読んで、七転び八起きしつつ、皆さんの為にいい本を紹介していきたいと思っています^^涼しくなってきたな〜ライブやるかな〜何気に明日は烏賀陽さんとライブする予定なんだ。お楽しみに。写真は烏賀陽弘道さん撮影です。

追記 

ルータイスのアファメーションの最後にはこう書いてあります。

「私の後ろを歩かないでください、私はあなたを指導しているのではないのだから。私の前を歩かないでください、私はあなたに従いたいのではないのだから。私の隣を歩いてください。ただ、私の友人になってください。」
アファメーション 著 ルー・タイスより引用

コーチングをあがめたり、コーチングを絶対的な教えとして教えようとすることは草葉の陰でルーが泣いてるぞ。

清水有高プロフィール
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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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