2018.09.22 SAT - 速読多読コーチング
成長しようともがいてるのに疲れてしまう人へ。賢くて論理的で能力がある人の側にいる危険性。
そういう人はとても頼もしい存在に見えますが、実はとても危険な存在です。そしてまたそういう人はとても孤独な人です。自分が論理的に対処できるために「やる気が出ない」等の非論理的な理由で問題解決を放棄する人の気持ちが分からないのです。
痩せたいなら食欲を制御すればいい
年収を上げたいなら本気で働けばいい
と言う時に普通の人は
痩せたいなら食欲を制御すればいい→でも深夜のラーメン食いたい、、、食っちゃった
年収を上げたいなら本気で働けばいい→でもやる気でないししんどい
という→に書かれている部分が起きて葛藤します。論理的で能力がある人はその葛藤すらも論理で乗り越えてしまうのですが、その能力が普通の人にはありません。普通の人はそういう能力を持ってる人に憧れて自分もそうなりたいと望むのですが、それは危険な事です。また、そういう人の側にいることはとても危険です。
なぜなら、自身の葛藤すら論理で力尽くで乗り越えてしまう人は葛藤で煩悶するする人の気持ちが分かりません。葛藤し、煩悶し、苦しんでもがいてる人に
これが解決策だ
こうすればいい
という論理的な一見すると正しい解決策を提示してしまいます。しかも、その論理的で能力がある人はそれを出来てしまうのです。そうすると葛藤を論理で乗り越えられない人は
あの人は出来る
自分は出来ない
駄目な奴だ
という風に落ち込むことになるのです。
うちの会社に3ヶ月ほど前から新しい仲間が入ってきたのですが、当然色々な仕事の問題にぶち当たります。彼らは必死にやっています。それでも出来ない時とか、落ち込むことがあります。その時私が
何故出来ない?こうすれば出来る。
しか言わなかったら??論理的にはそうかもしれませんが、言われた方は死ぬほど苦しむでしょう。しかも私はちゃんとそれで問題を解決してしまうのです。聞いたあなたも論理的には納得できるから大変です。
そういう時に必要なのは論理ではなく感情的な寄り添いなのです。しかもそれは口先抜きではダメなのです。感情的な寄り添い無しに論理だけぶつけることは社長の私もスタッフも望むものを手にすることが出来ません。
あなたの側にも
大変能力があって論理的なのだけどもなんだか人の気持ちが分かってないのではないか?
と言う人がいたらその人の側からは離れる方ことをオススメします。
能力や実績、知性には尊敬を感じるが人として一緒にいて安心しない
と感じる人の側にいればいるほどあなたはどんどん疲れていくでしょう。そういう人の側からは離れて、自分なりのペースで問題に取り組める環境を作り上げることが大切です。
問題を解決していくために自分の感情をコントロールすることは大切ですし、問題に苦しんでる人はその能力を望んでいると思います。しかし、その能力は自分なりのペースで手に入れていかないと手に入らないばかりか疲れてしまいます。
アリスミラーの才能ある子のドラマには下記のような言葉が書かれています。
子どもの頃から自分の両親より知的な面ではるかに優れており、そのために親から讃嘆はされたけれども、両親にそれだけの力がないため、さまざまな問題を一人で抱えていかなければならなかった人は、また別の感じがします。引用終わり
そういう人たちは、相手に、あなたには能力があると思っているという感じを伝えることはできるのですが、同時に、どのような種類の重大な問題も、知的手段ではねのけるように要求するのです。そういう人たちと一緒にいますと、相手の人間は、自分がつらい立場にいることをわかってもらえないと感じます。
それはその人たち自身が、両親の前でそのようにしなければならなかったからです。つまりそういう人は、両親にとってはいつでも強くてよい子でなければならず、苦しんだり悩んだりしているのを見せるわけにはいかなかったのです。
子どもの頃から大変な知的能力を発揮している人は孤独なのです。両親にすら共感と理解を得られなかったら孤独になって当然です。しかもその能力によって成功してしまっているので立ち止まって悲しい、辛いと思う事すら出来ません。そういう人は賢すぎる故に両親の理解を超えており子どもの頃に悲しい、辛い、と言う感情に心から寄り添ってくれる両親がいなかったのです。
その結果、その人の周りには能力や実績、知性に群がる人はいますがその人自身の孤独を癒やすことはありません。更にその人は自分が孤独を増やすような態度を取っていると言うことすら気付かないのです。
成功者は孤独
と言うのは良くある言葉ですが、その成功者自身が成功する素質自体がその人を孤独にしているのです。なかかな成功出来ない人に取って成功者は大変魅力的ですが、そういう人の側にいて学ぼうとすると「辛さや悲しみなど感じる方がおかしい。何故自分は頑張れないのだ」と自分を苦しめることになる可能性があります。これが賢くて論理的で能力がある人の側にいる危険性です。
すげーーーー簡単な言葉で言えば
バカとハサミは使いよう
と言いますが
バカ(と天才)とハサミは使いよう
という事です(笑)読書をしすぎると、論理だけで何とかなると自分の感情を抑圧してしまいがちです。しかもそれで上手く行く人もいるのです。でも行かない人もいます。幸せになるために学んでるのに不幸になったら意味が無いですよね。今日も読書!
写真は疲れ果てた清水さんが猫に癒やされて喜んでるところでーす。
追記
自分の中のネガティブな感情を論理で抑えられる人が仕事で成功するのは間違いない。でも、それだけだと周りにストレスを与える。じゃあ、人の気持ちが分かればいいのか?というとそうでも無いのです。自分の中のネガティブな感情を論理で抑えられる人が周りの気持ちも判ってしまうと、そういう人には頼もしい上に頼られるので、下手すると依存する人が集まって共倒れになりかねません。
人の気持ちに鈍感な能力ある人は成功して孤独になり、人の気持ちが分かりすぎる能力ある人は成功して依存されまくって大変。
ほんと、人間って大変面倒くさい(笑)
清水有高プロフィール
清水有高プロフィール
会ったことがない人の場合、スパム防止のためにFacebookの友達申請は記事にイイネ!&友達申請してくれた人に私が承認するようにしています〜^^
清水 有高Yukou Shimizu
ビ・ハイア株式会社 代表取締役
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。
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