2014.04.04 FRI - 読書ブログ
明日と今日と昨日と、普通の人は何を思うのか。空の境界と神田さんの本
成功のための未来予報、というタイトルだけど、もう、未来を考えてる時点でやっぱり神田さんは仕事で成功していく人だなあと思う。殆どの人は今日のことしか考えてないし、今日のことに付随する月末のことくらいまでしか考えてない。ひどい人だと今日どころか、昨日や1年前のことばかり思い出してるだけかもしれない。
未来を考えよう、と思う時点で一般人からは逸脱してるわけで、その時点で成功する確率が高い。成功のための未来予報というタイトルだけど、成功するためには未来を予報する側に回ろう、というタイトルのほうがいいのでは無いだろうか(笑)
未来なんて考えても分からない、と言うかもしれない。確かにそうかもしれない。1兆年後の未来は分からない。明日のことだって完璧に言い当てることは神様にだって不可能だ。
話が急にぶっ飛ぶけど、この前アニメの作品で空の境界 未来福音という作品を観た。この作品は結構好きでBlu-rayもDVDも全巻持っているのだけど、そこで未来を観れる、と言うアニメのキャラクターが出てくる。作品内でその未来を観れる能力は『今まで観てきた情報を全て無意識に記憶していて、それを計算し高確率でこのまま発生する未来を予測・測定する』という設定になっていた。ちなみに似た様な能力は真マジンガーZの高次元未来予測という能力でも出てくる。
これって現実世界の我々にだって出来ることだ。本気で過去の歴史を学び、現在の政治状況についてしっかりデータを取り、政治学、社会学の本を勉強すれば今、国の状態がどういう状況なのかはある程度自分なりにわかる。そこからこれからの世界経済や国がどういう方向に向かうのかは予測も出来る。もちろん予測だから全てを言い当てることは出来ない。それは神にも出来ない。
でも、未来について本気で考えること、は出来るはずだ。実は読書の目的も未来が決まっているととても充実する。果てしない未来に想像を及ばせる。現在とは全くかけ離れたことを考えれば考えるほど、新しい知識が入ってくる。逆に、過去のことばかり、現在のことばかり考えている人がいくら読書をしても大して知識は入ってこない。過去や現在を強化するための知識ばかりが入ってくる。それは未来を生きるためには逆に枷になるかもしれない。
神田さんも本に書いていたけど、私達は100%正しい未来を予言することは出来ない。でも、考えて予測することは出来る。いつも今日や直近の未来の事ばかり考えているなら、たまには1,000年後、1万年後のことを考えて読書をすると面白いかもしれない。時間なんて結局座標に過ぎない。昨日のことを考えることも、明日のことを考えることも、実は同じ労力だ。なのに、何故か人は昨日や今日のことを考えることは簡単で、明日のことを考えるのは大変だ、と思うことが多い。それは、左に1キロ歩くのは簡単だけど、右に1キロ歩くのは100倍大変だ、と思うくらい滑稽なことだ。左右に1キロ歩くのは同じ労力だし、10年前を考えるのも、10年後を考えるのも同じエネルギーしか使わない。そんなことをこの読書と昨日観たアニメから思った。
清水 有高Yukou Shimizu
ビ・ハイア株式会社 代表取締役
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。
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