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2014.03.24 MON - 読書ブログ

厚生労働省が睡眠について新指針を発表 読書は情報的な運動だ!

厚生労働省が睡眠について色々検討している。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000037879.html
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000036715.html
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要するに、しっかり寝ることは大切だ、と言うことだ。これって凄く読書とも関係してくる。何故かというと、読書は運動だからだ。読書が運動、と言うと??となるかもしれない。人間の脳は重量に比べてものすごくエネルギーを使う。重さが全体重の1%しかなくても脳の消費カロリーは、1日の消費カロリーの20〜30%ほど使う。ものすごくエネルギーを使う。カロリーを消費する。物理的に運動すると疲れるけど、読書をして色々考えるほうが実は消費カロリーはでかい。脳は物理的に動かないので運動してない様に見えるけど、思考というのは情報的な運動だ。パソコンのCPUやメモリ、ハードディスク、各種デバイスは物理的には運動しないけど、電気エネルギー必要になる。つまり、パソコンも運動してるのだ。

物理的に動いていると運動っぽく見えるけど、それはもう古い考えだ。

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物理的に動くだけではなく、思考すること、読書をすることも運動なのだ。実際、基礎代謝は肝臓(26%)、脳(19%)、骨格筋(18%)、腎臓(11%)、心臓(7%)、神経その他(19%)で行われている(「 FAO/WHO/UNU合同特別専門委員会報告」1989より)骨や筋肉よりも脳みそのほうがエネルギーを使う運動をしてるのだろう。マラソンでも、サイクリングでも、運動して疲れたら休む必要がある。休息せずに動き続けたら身体のコンディションが悪くなるので運動能力も落ちる。最悪、怪我をするかもしれない。

身体が疲れたら休む、と言うことを意識してる人は多いけど、脳が疲れたから最適な休みを、と考えている人は少ないのでは無いだろうか。ある意味、脳は身体の中で一番運動をしている。読書をしたり、何かに集中すると更に消費カロリーが増える研究結果もある。

ちょっと古いけど、これによると50%ほど消費エネルギーが増えたとのこと
http://answers.google.com/answers/threadview?id=381608
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何かに集中したり、読書したり(写真はKindleで読書中)するとおなかが空く。脳が疲れる。もし、大量に読書をすることに挑戦する人がいるなら、しっかりとした睡眠を取ることも絶対にオススメする。質のいい睡眠は脳をしっかり休息させるし、読書で仕入れた新しい知識が長期記憶に定着していくことも助ける。大量の読書をする人は大量の運動をしているのでしっかりした休息が必要だ。読書と睡眠は本当に大切!寝る子は育つと言うけど、読む子は寝よう!とも言える。20世紀以前は物理的な運動が重視されていた時代だけど、明らかにこれからは情報的な運動、思考が大切な時代になっている。ますますそれが顕著になる。だからこそ、20世紀以前の『物理的な運動で疲れた身体を休ませること』よりも『情報的な運動で疲れた身体を休ませること』を真剣に考えた方が絶対にいい。
難しい事に挑戦しない読書、マンガとか読んでもあまり消費カロリーは増えないんだろうなあ。
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よく寝て、よく読もう!

 
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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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