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2017.10.27 FRI - 読書ブログ

憲法について基本的な知識が無かったら賛成も反対も出来ない。自分で憲法の条文を考えよう。

1 憲法について基本的な知識が無かったら賛成も反対も出来ない、と思った。憲法改正の手続きが進んで行くだろうけど、自分ならこういう憲法がいい、と条文を粗いレベルでいいから考えられている人はどれくらいるんだろうか。何かに賛成だ、反対だと言うときに『自分ならこういう物がいい』という意見がなかったら賛成も反対もそもそも出来ない。例えばとあるゲームを出すとしてそれをiPhoneやAndroid端末で展開するのか、それともPlayStationなどのコンシューマーで展開するのか?どちらにするのか、という議論があったときにiPhoneではどの開発言語で作られて、Android、PlayStationならどのプログラミングが必要か・・・と言うこともわからずに『やっぱりゲームはPlayStationとかのコンシューマーがいい!』とか『いやいや、時代はスマートフォン!』という議論をしても建設的な議論にはならない。スマフォとコンシューマーでは開発コストも言語も違うしマーケティング戦略も変わってくる。それも知らずに『何となくの好み』だけで決めたら大きな失敗をする。

更にわかりやすい例え話をするとしたら、今日の夕飯は何がいい?『中華にする?』『和食にする?』と嫁さんから旦那さんが言われたときに旦那さんが中華と和食の差もわからない。作られてる材料もわからない。更にいうと今冷蔵庫に何が入っていて作る手間はどれくらい違うのか、追加予算はどれくらい必要なのか、という事もなーーーんもわからないまま『日本人なら和食だろ!』とか言っても夫婦仲は悪化するだけだ。

私は葉巻が好きだけど、キューバ産の葉巻がとくに好きだ。その時にキューバ産さんのコイーバがいいですか?それともキューバ産ではないダビドフがいいですか?と聞かれたら私はキューバ産がいい、と答える。でも本当に好きなのはキューバ産のアップマンかホヨーだ。二者択一を迫られたときに知識が無かったら賛成も反対も出来ないし、もっといい案としてある第三の選択肢も見えない。

憲法改正の手続きから始まる自衛隊をどうするのか?日米安全保障条約をどうするのか、といった議論をする際にそもそも日本の自衛隊の戦力はどれくらいあるのか、そして自衛する場合の予算はどれくらい必要なのか、といった知識も何も無いまま『日本は自衛する能力を身につけ、核武装すべき!』とか『戦争反対!平和憲法なのだから自衛隊予算削減!』といっても何の意味も無いだろう。それは空理空論に過ぎない。

小室直樹さんの憲法原論に『平和主義がナチスを成長させた』という意見がある。各国が平和平和、戦争嫌い嫌いとなってるうちにヒトラーの『私は戦争をしない』と言う言葉を鵜呑みにして色々ヒトラーが台頭して成長させる土台を作ったのだという意見だ。例えば日本が北朝鮮に対してどういう態度を取るのか、についても最低限北朝鮮の戦力がどれくらいなのか、核弾頭の開発度合いはどれくらいなのか、という情報を知らずに『北朝鮮など滅ぼせ』とか『対話が大事!』といっても無意味だろう。

経営者なら分かると思うが、従業員からの『経営改善の意見』は大抵空理空論であることが多い。情報も少なく、現実も大局も見ずにこうしろ、ああしろ、という意見が多い。一従業員の知る情報と視点なら正しいことが、経営者の視点から見たら『そんなことしたら従業員もお客さんも含めて会社全体に迷惑がかかる』という事が本当に多い。無論、従業員だけではなく経営者も知識が無いと『こうしたら儲かる・・・』と思って戦略や大局を間違えて失敗することも多い。

何かの意見に賛成するにしても反対するにしても、そもそも自分が正しい知識と情報を持っていなければ賛成だろうが反対だろうが失敗する可能性が高い。憲法改正の手続きがすすめられる中、単なるイデオロギーだけで賛成反対を決めることは本当に無意味だ。

知識は無くても思想的、感覚的な立場だけで賛成と反対を表明していいと言うのは思考停止だ。思考停止する元として『上の人間がきちんと考えてくれるだろう』という甘えが自分の中にあるのではないだろうか。何だかんだお上が決めてくれる、難しい事は分からないけど細かいリアルなこと(国際政治、軍事関連、経済政策など)は調べるのも考えるのも面倒くさい・・・となってないだろうか。私はそう思ったので取りあえず最近は最新の軍事情報、国際政治状況を調べるところから始め、自分ならどのような憲法を作るか、という事を考えるようにしている。というか、それがなかったら賛成も反対も出来ない。憲法改正がすすめられる中、最も重要なのはそういう知的態度を持つことではないだろうか。そういう態度を持つことが大変かもしれないけど自分自身を成長させ、この社会がより良くなっていくことではないだろうか。そんなことを思った。

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今日も読書!

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。コーチングと読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中。月1,500冊以上の読書をして、それとは別腹で漫画も毎月数百冊読む。趣味はパイプ、葉巻、ドライブ、喫茶店&本屋巡り。
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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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