2017.08.11 FRI - 読書ブログ
フェイクニュースの見分け方 から学ぶ正しい読書と情報収集の姿勢について
書き起こしでは烏賀陽弘道さんの厳しい取材姿勢などについて色々書いていますが、実際に朝日ともあろうものが、の本書を読むと朝日新聞社時代に学んだ良い部分や、留学を許してくれた上司への感謝、カポーティの冷血が好き、などの面白い話も書いてあるので読み物としても非常におもしろいです。フェイクニュースの見分け方と共に朝日ともあろうものが、はお勧め^^
フェイクニュースの見分け方 から学ぶ正しい読書と情報収集の姿勢について
★元朝日新聞記者が書いた『フェイクニュースの見分け方』
清水:本日は渋めな本、烏賀陽弘道さんの『フェイクニュースの見分け方』を紹介します。
平田:とても読みやすい本でしたね。
清水:因みに、烏賀陽さんの「烏」の字は“トリ”ではなく、“カラス”ですのでご注意下さい。
平田:烏賀陽さんは『フェイクニュースの見分け方』以外に幾つか本を出しています。『「朝日」ともあろうものが。』は併せてお勧めしたいです
清水:元々、烏賀陽さんは京都大学を卒業し、朝日新聞に入社した所からジャーナリストのキャリアをスタートさせました。2003年に朝日新聞社を退職しますが、朝日を辞めたキッカケについて書かれた本が『「朝日」ともあろうものが。』です。私も読みましたが傑作でした。『「朝日」とも〜』はAmazon現在絶版ですが、中古は1円からAmazonに出ております。
平田:あんな面白い本が実質タダで読めるなんて。
清水:厳密には、本代1円+送料250円ですね。『「朝日」ともあろうものが。』には、メディアとして有り得ない朝日新聞の姿が書かれています。例えば、元オウム真理教の上祐氏に取材を申し込んだ際、原稿チェックが条件として提示されたそうです。しかし新聞などの報道媒体に於いて、取材対象が原稿チェックを行うのは基本的にNGです。この時も烏賀陽さんは「検閲になりますし、編集権の侵害に抵触しますから原稿チェックは出来ません」と教団に伝えました。すると、「この前の朝日の記者さんは見せてくれました」と返答があったそうです。言論の自由に峻厳な筈の朝日新聞社会部が教団を相手にそんなことを言ったのかと、烏賀陽さんは頭の中が真っ白になったと書いていますが、実際に朝日新聞社内で聞き回ったところ、以前に記事を見せているのは事実と判明したそうです。大手メディアである朝日がルールを破ることは、私も衝撃でした。
朝日ともあろうものがの中には下記の文章として烏賀陽弘道さんの取材ポリシー、ルールが紹介されています。
ぼくは二十年以上の記者生活の中で原稿を出版前に取材相手に見せたことは一度もない。それだけは譲ってはならない鉄則だと信じているからである。検閲に手を貸すようなことを記者自らがやっていては、銀行員が客の預金をクスねているのと同じで、職責への背信行為だ。読者への裏切りでもある。言論の自由、民主主義の破壊行為だ。「無害な記事ならいいんじゃないの」という同僚もいたのだが、例外を作ってはならない。どこかよそで「朝日さんは見せてくれましたよ。あなたも原稿を見せてください」と引き合いに出されるに決まっているからだ。同業者に迷惑だ。そして、それは社会的には「烏賀陽が原稿を流出させた」のではなく「朝日新聞社が原稿を流出させた」ことになる。銀行員なら、一円だってクスねれば背信行為なのであって、額の多寡は問題ではない。それはやってしまったら最後なのだ。
これは清水も全くの同意で、もし一月万冊が本を紹介していたときに私が知り合いの著者から「あの紹介の仕方は良くない。こう変えてくれ」と言われて変更していたら一月万冊の視聴者、読者への裏切りだと思う。そういう信条があった上で烏賀陽弘道さんは朝日ともあろうものが、の中で驚くべき話を書いている。
そんな中、二〇〇〇年一月十九日付の朝日新聞朝刊に「『尊師』に決別でなく自立オウム真理教上祐史浩氏と一問一答」という見出しで、上祐氏の単独インタビューが載った。ありゃ先にやられちゃったな、とぼくはいささかがっかりしたのだが、別にそんなことは構わない。なお教団にアプローチを続けていたある日、広報担当者から電話がかかってきた。
上祐氏がインタビューに応じるという。ぼくは心の中でガッツポーズをした。インタビューの段取りを話し合い、用件が済んだところで、向こうが切り出した。
「ところで烏賀陽さん、この取材、原稿は事前に見せてもらえますよね」ぼくは仰天した。「それだけは絶対にできません」「どうしてだめなんですか」「検閲になっちゃいます。勘弁してください」ぼくはそれが編集権の侵害になりかねないこと、そんなことをしたら大問題になってヘタをすると自分がクビになる、と必死で説明した。
そうですか、と向こうはため息をついた。しばらく沈黙した。そして、信じられないことを言ったのである。
「でも、この前の記事、朝日新聞の記者さんは見せてくれましたよ」ぼくは頭の中が真っ白になった。
という一文。朝日新聞社自体が取材ポリシーを破っていたという話。こういう大きな話意外にも他に小さなねつ造ならいくらでもあると書かれている。
★完全ねつ造された珍遺失物
清水:朝日新聞の実態についてはこれ以外にも多くの驚くべき事実が記されています。例えば、三重県の伊勢市の事故について記事が書かれたとき、そこには「近くの子どもたちや主婦は、事故の起きた道路を『魔の道路』と呼んでいた」という一文が入れてありました。しかし、実際その道が「魔の道路」と呼ばれているような事実はありません。この一文は大衆受けしそうだからという理由でねつ造されていたのです。烏賀陽さんは、事実と反したことを書くのは良くないだろうと反論したのですが、編集長が「これをねつ造しても誰も困らないだろう」と掲載を決定してしまいました。
朝日ともあろうものがの中には下記の文章としてねつ造記事の一例が紹介されています。
「事故があった県道は、伊勢市から南島町へ通じる道路で、片側一車線のところを鮮魚輸送のトラックなどがひっきりなしに通っている。しかし現場付近は歩道が整備されてなく、通学路になっているため、父母らの要請で、歩道が延長された。しかし、学校から一・五キロの地点で歩道は途切れ、あとは路側を示す白線が引いてあるだけ」
これが、ぼくの書いた記事の原稿である。ところが、この原稿を読んだデスク、勝手に次の一行を書き加えた。
「近くの子どもたちや主婦たちはこの道を『魔の道路』と呼んでいた」組み上がった紙面の刷り(大刷りという)がファックスで送り返されたのを見て、ぼくは啞然とした。こんな話、取材のどこからも出ていない。完全な捏造、フィクション、デスクの作文である。しかも、現場はひなびた漁師町で、そこの「子どもや主婦」が「魔の道路」なんてシャレた表現をするはずがない。
以上、烏賀陽弘道さんの朝日ともあろうものが、より引用
平田:ねつ造の話は一部どころではなかったですね。丸々一記事全部ねつ造、というのもありました。「電車のおかしな忘れ物」というコーナーで、遺骨やヘビなどといった記述があったのですが、これらは全て担当記者のねつ造であり、編集部も黙認していたという事です。
清水:よく「新聞は一切嘘を付いていない」「新聞は権力からの介入を受けない」と言われますが、それは大嘘です。権力はマスメディアに介入します。新聞におけるねつ造の詳細や権力との関係性は『「朝日」ともあろうものが』や『フェイクニュースの見分け方』に詳しく書かれているので、是非読んでください。また、TV業界でもねつ造がまかり通っているのは有名な話ですね。私の知人でTV局に勤めていた人にも、入社早々ねつ造に関わったという人がいました。「お前はオオクワガタを捕まえた人間として出演しろ」と言われ、そのまま嘘の内容で番組が作られたという話です。だから、メディアそのものに対してどこまで信頼が置けるかも疑う必要があるのです。
★良質な情報と悪質な情報をどう見抜くか
『フェイクニュースの見分け方』を書いた烏賀陽さんは1963年生まれの53歳です。1986年に朝日新聞社に入社し、新聞記者、編集者、週刊誌記者、フリー記者と活字媒体のあらゆる職種を経験しています。また、著書で烏賀陽さんは「職業人生の中でアナログ・デジタル・オンライン化というマスメディア産業の技術革新を職場と現場、同時進行で体験出来たことは幸運」と書いています。『フェイクニュースの見分け方』には昨今乱立しているネットニュースやネット上でのデマについても取り上げていますが、これはアナログ、デジタル化の両方を現場で経験している烏賀陽さんだからこそ書けた本でしょう。先ほど紹介した『「朝日」ともあろうものが。』を書いた2004年、2005年辺りはネットニュースが殆ど存在していません。最近になって急増した問題です。
この本はフェイクニュースについて書いてあるようですが、実は本を選ぶときの軸を学ぶ事もできます。私は月1500冊〜3000冊読んでいますが、駄目な本も各所で目にします。どうしようもない本を読むのは辛いですが、誰かが紹介した本だけ読むのもつまらないでしょう。自分で本を決める為には何かしらの基準が必要です。『フェイクニュースの見分け方』はタイトル通り、良い情報および良著を見抜く時に役立ちます。ちなみに、平田さんがお勧めしたい部分はどこですか?
平田:私は社会人になりたての頃、自らが発信する立場の人間になったことで、どんな些細なメルマガや記事にも必ず人の手が入っているという事を再認識し、ゾッとした覚えがあります。メルマガや新聞を購読していても、配信されてくるものを絶対的に正しい情報だと信じ込み、思考停止して読んでいる自分がいることに気付いたからです。逆に、私がもし嘘を書いたり話したりしてしまえば、数万人が嘘の情報を信じてしまいます。しかし、情報発信側に身を置く人ばかりが世の中に溢れている訳ではありません。普通に報道や新聞を見て、内容自身に疑いを持つ人は多くないでしょう。特に大手メディアの情報は鵜呑みにされてしまいがちです。烏賀陽さん自身は記者の視点でメディアを論じていますが、この本は受け取る側の人間としても疑う視点について気付かされる良書だと思います。
清水:一次情報に触れることを推奨しているのも私の中では良いと思える点でした。一次情報とは、正に情報が発信されたその現場です。事件であれば事件現場、経営状況であればその会社の正に役員会議室など、限界はありますが現場には積極的に触れて行くべきなのです。古事記や聖書など昔の本では現場の体験を容易には出来ませんが、最近の本であれば現場に行ってみることは難しくありません。原発事故について書いてある本が合った場合に、福島県まで行って出来る限り原発の近くまで行くのは可能なはずです。でも、実際に行こうとする人はほとんどいません。現場以外にも、著者自身に会うことも推奨できます。今回のテーマであれば烏賀陽弘道さんが主催するイベントに参加するなど、方法はいくらでもあります。
私はオカルト本をファンタジーとして読むのは好きですが、一次情報に触れていない所は嫌いです。スピリチュアルや臨死体験を語る人は、霊界や死後の世界に行って取材してきた訳ではありません。そういった種類のものはワラントとデータがはっきりした本とは言えません。もちろん、世界中の科学者が理論上の存在を認めていながら観測をされていない、重力波等の世界になれば話は別です。
★ライターは善人ではない?!
清水:『フェイクニュースの見分け方』では、影響力がある人が情報をどう扱うべきかについても言及されています。その例として、フリーアナウンサー・長谷川豊さんが貧困女子高生について書いたブログ記事に間違いがあったという話が出て来ます。長谷川さんは、貧困女子高生について放映されたTV番組を引き合いに出して女子高生自身の批判を行いますが、烏賀陽さんが元ネタの女子高生インタビュー動画を一言一句書き起こしてみたところ、批判に使われていた内容は動画のどこにも見つかりませんでした。長谷川さんが女子高生のインタビュー内容を正確に引用せず、乱暴な要約を行った結果、言われ無き批判が産まれてしまったのです。
この例を引き合いに、烏賀陽さんは「匿名の情報を信用すべきではない事」だけでなく「出展の信用度」をも重要視するようにと語っています。ネットなど、匿名で発信できる情報は、書き込んだ本人も何の責任も取らなくて良いものです。だからこそ好き勝手に書けてしまうのですが、情報を受け取る側の人は底まで把握できていません。
平田:情報へ触れる度に真実かを吟味する必要があるということですね。
清水:ライターも、コンテンツの責任者も、どちらも善人であるとは限りません。ですから、面倒臭くてもしっかり疑いの視点を持って読む必要があります。そもそも、情報の解釈というものはフェイクが紛れ込むものです。
平田:ここで言うフェイクとは、書き手の主観のことでしょうか?
清水:主観というほど強くなくても存在してしまうミスリードを指します。ある事象に対して複数の意見が存在する場合、発信する側の主観で読者の解釈をどちらかの意見にミスリードさせてしまうというものです。これも『フェイクニュースの見分け方』に例がありますが、スリーマイル島原子力発電所が炉心融解した後の、周囲に与える放射線の悪影響について専門機関が分析する話があるのですが、A大学からは「悪影響がある」、B大学からは「分からない」と、それぞれ別の結果が返ってきます。これを「危険だ」とするか「問題はない」とするか、最終的には解釈の話ですから、発信者の意図で変わってしまうのです。私が毎日発信している一月万冊の動画も、私自身は「みんなが読書して欲しい」という意図で運営し、読書の素晴らしさ、楽しさを届けています。
平田:そうですね。別にこの多くの本を読んだ上で「読書は最悪だ!」とミスリードさせることも我々には可能な訳です。
清水:世の中の情報には発信者の意図が隠れているという前提で世の中を見れば、大きな動きを捉えることも可能になるでしょう。例えば、日経新聞は経団連の広報誌、産経新聞は政府の広報誌です。それを把握した上で紙面に載っているニュースを見ると、どういった意図が裏にあるかがわかってきます。それは社会の動きに敏感になると言うことでもありますから、投資やビジネスは成功し易くなるかもしれません。誰が何を伝えたいかを知ることは、発信者の意図にも気付く近道です。しっかりと情報を吟味し、意図を理解する人が増えていけば、みんなの情報の見方は高度になりますし、世の中はもっと面白くなります。そのためにも、世の中に万円しているフェイクニュースの正体を先に見抜く必要があります。そして、見抜くためにこそ烏賀陽弘道さんの『フェイクニュースの見分け方』はお勧めの一冊です。
★ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストはニュースとしてどうなのか?
このライブをしていたときに視聴者さんからの質問で『ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストはニュースとしてどうなのか?』という質問がありました。
どのような媒体でも、絶対中立の立場はありません。誰かの意図やフェイクが混ざっている前提で裏を読んでいくことが大事な姿勢です。正しいものを教えて貰う姿勢では誰かの良い様に使われてしまいますから、自分で考える力を付けてください。先日のニューヨーク・タイムズ(英語版)に「インドでは妊婦用の小冊子が配られていますが、内容に間違いがあるから妊婦と胎児の健康に危害が及ぶ可能性がある」という記事が載っていました。仮に、インドの妊婦全員がニューヨーク・タイムズを読めば小冊子の間違いに気付けますが、何も知らずに国内の小冊子だけ読んでいれば、亡くなる可能性があります。ですから、ビジネス、健康において自衛する為には沢山の知識を取得し、自分で判断することが大切です。考えることを放棄して「正しいことを教えてください」という姿勢は止めましょう。質問にあったニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストについてはご自身で考えて結論を出してください。
今日も読書!
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追伸
一月万冊8月イベント
2017年8月26日 一月万冊葉巻会
残席わずか 第二回 一月万冊葉巻会 会費一人6万 ライブでは聞けないコーチング、速読の話
一月万冊9月万冊祭開催!
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一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。上場企業役員や投資先企業のオーナー、コーチ、投資家。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。コーチングと読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中!
平田悠貴(ひらたゆうき)東京都出身。吉祥女子高等学校卒業後、学習院大学文学部哲学科卒業。ビ・ハイア株式会社副社長。株式会社スピネル代表取締役。三松真由美の夫婦仲相談所マネージャー。プロのコーチ。イラストレーター、漫画家、アートディレクター。アニメは80〜90年代の作画が大好き。美術館や映画館が大好き。清水と二人でライブに出つつも常に清水より目立とう、主役の座を奪おうとする。趣味の漫画の時間が忙しいので副社長で納まって上げている、という名言を清水に放つ。年収高くなりすぎて起業してくれと清水にお願いされた猛獣系女子。(この紹介文は清水が書きました^^)
清水 有高Yukou Shimizu
ビ・ハイア株式会社 代表取締役
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。
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