2017.07.11 TUE - 読書ブログ
フェイクニュースの見分け方 烏賀陽弘道さん著 感想
Amazonからによると内容の概要は
新聞、テレビ、雑誌、ネット、コメンテーターetc.
嘘にはもうウンザリだ。
一見もっともらしいニュースや論評には、フェイク(虚偽の情報)が大量に含まれている。
真偽を見抜くには何をすべきか。
ポスト真実時代を生き抜くための正しい情報選別法を大公開!
http://amzn.to/2rTBlPM
より抜粋。と、書かれている。
私も月1500冊以上本を読むけど、大切なのは『まともな本』か『まともなニュース』かという点。沢山読んでいればアホみたいなトンデモ本もあれば、とても信頼出来ないニュースにも出会う。沢山本を読む人こそある程度の『まともな本』か『まともなニュース』かどうかをある程度見極める基準が大切だけど、この本にはそれが載っている。
匿名の情報は信じない、とかソースをきちんと確認しようとか、そういう基本的な姿勢をこの本から学ぶだけでもかなり読書の質は上がる。なにより、京都大学卒業して朝日新聞社に入社したのに色々決意してフリージャーナリストとして独立されてる気概が素晴らしい。そのあたりの事情については『「朝日」ともあろうものが。』という著書に書かれている。
この人は自分の経験、見て聞いてきた物と同時にその他の信頼出来るデータを参照して本にしてる。例えば福島原発関連の本としてこの人が書いた『原発難民 放射能雲の下で何が起きたのか』という本があるけど、ちゃんと現地に行って取材してる。私自身も福島原発事故以来、あれだけの大惨事なのだから報道や人の書いたものだけで満足することをしてはいけないと思い、年に1〜2回は福島県の原発付近を定期的に訪れて自分で見るようにしている。
正しい情報は常に現場にある。現場の一次情報に自分で触れて、そしてそこから色んな信頼の置けるデータを引き合いにして論理的に構築していく本が私は好きだ。
私はこの人の本を何冊か読んだけど『「朝日」ともあろうものが。』と『フェイクニュースの見分け方』を2冊を特におすすめしたい。なぜかというと現場のジャーナリストが2005年にオールドメディアの腐敗を嘆いて書いたのが『「朝日」ともあろうものが。』。そこから12年経って2017年にオールドメディアの腐敗どころかオールドメディアは死につつある中、新しく台頭してきたインターネットメディアの真贋を計る本がフェイク。この2冊を同時に読むと時代の流れを感じるし、何よりも既存メディアいた人だからこそ書ける迫力がある。
著者について
烏賀陽弘道(うがや・ひろみち) 1963(昭和38)年生まれ。京都大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。名古屋本社社会部、「AERA」編集部勤務などを経て2003年退社。以降、フリージャーナリストとして活動。著書に『「朝日」ともあろうものが。』『報道の脳死』『報道災害【原発編】』(共著)など。
フェイクニュースの見分け方から学ぶ正しい読書と情報収集の姿勢、というライブをやってこの本を紹介しようと思った。
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見れなかった人も後で録画でチェック。フェイクニュースの見分け方は☆5をアマゾンレビューでつけて、スタッフに勧めるためにも私以外に追加で5冊購入。自己啓発本やビジネス書ばかりでは無く、たまにはこういう本もいかが?
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清水 有高Yukou Shimizu
ビ・ハイア株式会社 代表取締役
一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。
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