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2014.03.08 SAT - 読書ブログ

『数学の教科書を読んで思ったこと〜わからないことが気持ちいい〜』

『数学の教科書を読んで思ったこと〜わからないことが気持ちいい〜』

これは私の価値観です。

わからないことに出会うことが気持ちいい
知らないことに挑戦することが気持ちいい
自分の知らない分野が何なのか、それがわかることが気持ちいい

そう思っています。一般的な人達は

わからないことに出会うことが気持ちいい

なんて言うと、拒否反応を示します。例えば、人と会うのでも、気心の知れた友人と会うのと、全く知らない人に、しかもアポ無しで合うのはどっちが嬉しいでしょうか?普通は気心が知れた人です。

知らないことに挑戦することが気持ちいい

これもあまり理解されません。普通の人は、損得が関係しない趣味ですら、新しいことをやりたがりません。アニメゲームマンガですら、同じ分野のジャンルのものを見続けることを好みます。

自分の知らない分野が何なのか、それがわかることが気持ちいい

これも正直理解されないでしょう。普通の人は『自分が知っていることの中に囲まれていることがいい』『知らないことに挑戦するのは怖い』と思っている以上、自分の無知を認めたくありません。『これ、知らない??』と言われた時に『知らないことがあった。やったーーー!!』となりません。『ふーーーん。そうなんだ』と頷いて知ったかぶりをするか、凄く苦しそうに『す。。。すいません・・・知りません。不勉強で申し訳ない』と何故か謝ったりします。

わからないことに出会うことが気持ちいい
知らないことに挑戦することが気持ちいい
自分の知らない分野が何なのか、それがわかることが気持ちいい

私はそんな気持ちで今日は数学1~3、数学A~Cの教科書を読み直しました。知らないこと、忘れていたことが沢山有り嬉しくなりました。どうして『わからないことに出会うことが気持ちいい』『知らないことに挑戦することが嬉しい』のか。それは

今の自分の知識では、今の自分の悩みを解決できないと知っているから

です。これ、殆どの人が意識をしてません。人間である以上、人には悩みがあり、不安があり、問題課題がある。では、その悩みを解決するためにはどうすればいいのか?それは簡単で悩みを産んでいる現在の自分よりも精神的に、知識的に、人間的に成長するしか無い。でも、殆どの人が

悩みを発生させたレベルの自分から成長せず
ただひたすら問題が解決することを祈っている

ように見えます。私も会社を経営していると色んな課題が発生します。それらの課題を根本的に解決するためには、やはり知識を習得するしか無い。例えば儲かってない会社があるとして、何故儲かっていないのか?その原因を調べず、学ばないまま『景気が良くならないだろうか・・・』と悩んだりします。

もっと身近な例で言えば、私は20代の頃とてつもなくモテたかった!(笑)でも、10代は一切彼女が出来ませんでした。そこでやったことは『モテる人の口説き本を50冊読む』『モテてる人にどうやったらもてるのか?を聞く』ことでした。それこそホストの本は沢山読みましたし、実際にホストクラブに行ってホストの人の話も聞いて、モテてる先輩社会人達からスパルタ教育(笑)を受けました。その結果は・・・とてつもなくモテましたよ。10代の私が聞いたら吃驚するでしょう。

でも、これも殆どの男性が『モテたいなあ・・・』と祈りながら、モテるとは何か?モテない人の特徴は何か?を調べもせず、モテるためにはどうすればいいのか?という方法論すら勉強しないし、学ばない。でも、モテたいなあ・・・と悩む。

今、自分が直面している悩みや問題は今のレベルでは解決不能です。
今の自分よりも一段上に進化するしないと根本解決は不可能。

それを心の底から実感していれば、知らないことに出会うと言うことは自分を成長させるチャンスなので楽しくて仕方なくなります。高校時代の数学の教科書を見返せば、知らないこと、忘れていることにたくさん出会います。私はそれが楽しくて仕方ない。

こんなことを忘れていた
こんなことを知らなかった

そういう発見がどんどん自分を成長させていく。そして、知らないことがある事が嬉しいことだ、と言う心の持ちようが、更なる成長と学習を産んでくれる。私が読書を大量にやる心のエネルギーはこの考えから出ている。

速読の方法論が知りたければ、苫米地英人さんと宇都出雅巳さんの本を参考にしています。苫米地英人さん、速読脳の作り方、クロックサイクルの速め方など。宇都出雅巳さんのどんな本でも大量に読める速読の本、などです。

しかし、方法論も大切ですが、

どうやって読書をするか

よりも

何故読書をするか?

の心持ちの方が読書をより充実させます。そんなことを数学の教科書を読みながら思いました。

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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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