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2014.03.08 SAT - 読書ブログ

『儲かるための読書と人生を豊かにするための読書』

『儲かるための読書と人生を豊かにするための読書』

読書をたくさんしていると、儲かるための読書と人生を豊かにするための読書を混同してしまう時がある。創業社長なんかをやっていると24時間どこかで仕事のことを考えているのでついつい、これは仕事の役に立つだろうか?お、この話は仕事に役立ちそうだ、と考えてしまう。その度に『ああ、やってしもたorz』と思う。

私は何のために読書をしているのか?当然、知識を収拾して思考を深めるためにしている。その結果『儲かる』こともあるだろう。現に、読初代に不自由しない程度に儲かっている。でも、全ての読書を儲かるためにやってしまったら、、、これほど寂しいことはない。そして儲かるために!と強く力んで読んでしまうと『仕事以外の気づきを感じないような精神状態』で読んでしまうことになる。それはとても寂しいことなのだ。

私が読書をしている理由は『人生を豊かにするため』だ。仕事なんて人生において一分野に過ぎない。お金を稼いでいる分野なので必要以上に重要視されすぎているけど、仕事は健康、教養、趣味、友人、家族、地域貢献、、、等々様々な、人生を充実させるための一つの要素に過ぎない。儲けるために!と全てを犠牲にしがちだけど、それだと人生を豊かにするための大切なことを見失いがちだ。

極論すれば、儲けるため、仕事のために家族や健康を犠牲にしても何にも幸せになれない。だけど、やっぱり健康や家族のためには一定以上のお金が必要だ。そのバランスを高いレベルで維持するためにも私は読書をしたい。ここがややこしいのだけど、そこで『お金』のためだけに読書をするようになると、結局本末転倒になる。

家族のために働いていたはずなのに、自分でも気がつかないうちに仕事のための家族・家庭になってしまう人がいる。そういう人はとても寂しい。読書も、人生を豊かにするための読書で、その結果儲かるようになるかもしれない。しかし、いつのまにか儲けるための読書に全てがひっくり返っていたら読書の楽しみ、すばらしさは圧倒的に損なわれる。

全てを儲けるため、お金のため、にしてないだろうか?私はそう思わない自己チェックのために圧倒的に仕事と関係ない本を読む。それが教科書だ。特に物理や数学の教科書は仕事と全く関係ない。おかげさまで私はプログラマーでも何でも無いので、こういう本は仕事に直接関係ない。生物の教科書、倫理の教科書などもそうだ。

しかし、教科書は本当に書いてある内容がいい。なんせ、数学なんて数千年かけて調べられ、研究された成果が詰まっている。そういう長い歴史を感じながら読書をすると朝の読書がいっそう豊かなものになるので嬉しい。みなさんも、教科書を読んでみたらどうですか?安いよ、教科書(笑)
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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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