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2014.03.08 SAT - 読書ブログ

『自分の気づき、学び、考えは同時代の大多数には評価されないくらいがちょうどいい』

『自分の気づき、学び、考えは同時代の大多数には評価されないくらいがちょうどいい』

『一月1万冊読むなんて絶対無理だ!』と言われて嬉しくなった^^。その人に一月1,500〜3,000冊の読書してるよ、と言ったら『そんなバカな!ありえない。』と言われた。私はこういう反応があるたびに嬉しくなってしまう。自分のやってることがぶっ飛んでいればいるほど、ぶっちぎりで先に行っていればいるほど多くの人に理解されなくなる。

例えば
仏陀→当時の王族、貴族、バラモン達から迫害を受ける
イエス・キリスト→当時の権力者達によって磔にされる
ガリレオ・ガリレイ 星界の報告など→当時の協会から処刑されそうになる
モンテスキュー 法の精神→焚書処分
デイヴィッド・ヒューム 人間本性論等→当時の権力者達からかなり批判される
フィードリッヒ・ニーチェ 今でも批判が多い
ヴィトゲンシュタイン そもそも理解されなくていい、と言いきって本書いてる
福澤諭吉 赤穂浪士を否定したのでかなり当時の武士から嫌われた

などなど、時代を動かした人々というのは同世代に生きた人達から嫌われたり理解されなかったりしている場合が多い。考えてみれば当たり前の話で、同世代の人全員に理解されるような考えだったら目新しくもないし、革新的でもないので影響力があるわけがない。

つまり、読書をし、学ぶ人は同世代から理解されないくらいの方がちょうどいい。特に、沢山学び、成長し、革新、進化を望んでいる人であればあるほどそうなる。

しかし、ここが人間の難しいところで、人間は集団から外れることを本能的に嫌う。それは生物だった頃、群れから離れることは死ぬ確率が上がるので怖がって当たり前だ。群れから離れること=死ぬ確率が上がるなんて言う状態は、少なくとも現代日本では考えにくい。それでも本能に刻まれてる情動というのは恐ろしいモノで私達を今でも縛り続けている。

学び、読書し、成長し続ければし続けるほど孤独になり
孤独になることは死の恐怖を呼び起こし、
学び、読書し、成長することに無意識的にブレーキをかけようとする。

死への恐怖は動物的感情で理性的ではない。
学びへの欲求は人間的理性だ。
私達は人間でもあり、動物でもある。理性によって私達はどこまで進化していけるのだろう。

私は読書家であり、経営者であり、日本国民でもあり、生物でもある。それら全てを認めた上で、世界に何をなせるのか?それを考え、深めていくためにも読書はとても有意義だ。私は読書家としても、経営者としてもぶっちぎりで先に行きたいので誰にも理解されないくらいがちょうどいい。それくらい先に行ってから、普通の社会とどこで帳尻を合わせるかを考えるくらいが楽しい。


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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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