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2014.09.13 SAT - 読書ブログ

女の人は男の19.5倍以上、ストーカー被害に遭い、 女の人は男の43倍以上、強制わいせつに遭う。

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女の人は男の19.5倍以上、ストーカー被害に遭い、
女の人は男の43倍以上、強制わいせつに遭う。

こんな恐ろしいデータを見ることになったきっかけは悩みを幸せに変える法則 苫米地英人さんの本だ。この本の中に『男脳、女脳なんて存在しない』『女は男の所有物という儒教洗脳がストーカーを産む』という文章があった。

生物学的観点から見たら男の脳みそも女の脳みそも同じで、文化的、社会的影響により『性差』なる幻想が産まれる。その上で、男の方が女より偉い、という儒教的洗脳が『長男の嫁』に代表される女は男の所有物、という幻想を作り出し、それがストーカー被害を生んでいるのだ、とのこと。
どれだけ気弱でうじうじした男でも、女より男が偉いんだ、という無意識下での洗脳が働いていると振られた時に『女の分際で!』『女のくせに!』『男の意向に沿わない女は屑だ!』という思いが働き、ストーカーをしたり、振られた腹いせ、復讐に嫌がらせをしたりする、ということらしい。

なるほどなるほど〜と思って、実際にストーカー被害者は女性の方が多いのかな?と思って調べてみた。ちょうど、警察庁にそういう統計データがあった。平成25年のモノだ。

平成25年度の男性のストーカー被害者は2,036人
平成25年度の女性のストーカー被害者は19,053人

なんと!約19.5倍も女性の方が被害者になっている!更に、被害に遭うのは元交際相手か妻が約6割を占める。また、友人知人や職場関係者で2割強を占めている。面識がない相手に対するストーカー行為は7%未満で殆ど無い。要するにストーカーとは付き合っていた相手や元妻に振られてから起きるか、友人知人や同僚に振られてから起きる。ドラマやマンガとかだと『知らない相手からストーキングされてる!』という事が描かれるけど、実際には元彼か自分が振った友人知人同僚が殆どのようだ。

ストーカーした理由の殆どが

好意から 約7割
好意が満たされず怨恨の感情 約2.5割

で、要するに『好きで好きでたまらない!』と相手の都合を無視してストーカーするのと『何で俺のことを好きにならない!!』と逆恨みするのが殆どのようだ。精神障害や妄想などでストーカーになるのはたった0.4%。ドラマなどで『頭おかしい知らない相手からストーカーされる』というのは殆ど無い、と言うことだ。今までの恋人や夫、友人知人がストーカーになる可能性の方が圧倒的に高い。これは恐ろしい結果だった。

また、痴漢に遭う、と言う観点で調べてみたけどこれもやはり圧倒的に女の子の方が多かった。これは平成18年のデータになるけど、警察庁によると男約200人の被害者に対して強制わいせつにあった女の数は約8,500人。43倍近く女の方が被害に遭っている。

ストーカー被害者の男女差といい、強制わいせつの男女差とイイ、圧倒的に男が女を攻撃している。これが儒教的洗脳による男尊女卑、男は女より偉い、女は男の所有物、という影響ならあまりにもひどいひどすぎる。その上で、痴漢されたりするのは露出するような服を着る方が悪い、なんてアホみたいな意見が出たりする・・・それは食欲が抑えられなくてお金を払わずスーパーの食品を食べてしまったのに『すぐ食べれるような所に置いてある方が悪い』『美味しそうな匂いをさせてる方が悪い』と言うくらい動物的な発言だ。

我々はこういう社会、常識にの中にドップリ浸かりすぎていて『男尊女卑』の恐ろしさが目に見えていない。男が女より尊重される、長男の嫁なんていうくだらない幻想がはびこることは毎年数万人以上の女性を傷つけている。でも、読書をしてこの社会とは何か?という風に俯瞰して見ないとあまりにもその空気は透明すぎて見抜けない。朝には

男は女が自分より賢くなると必死に妨害する。
また、女友達は自分のコミュニティ中の女性が読書し出すと必死に妨害する。
https://www.facebook.com/monthlymansatsu/posts/374091046077885
という記事を書いたけど、日本に漂うこの文化はちょっとそろそろ卒業した方が良い。男が武器を持って闘っていたり、力仕事が中心だった数百年前ならいざ知らず、今や労働は知識労働、情報労働になり、肉体的な差はあまり関係なくなってきた。そんな21世紀に未だに腕力が強い方が偉い、なんてゴリラじゃあるいまいし、そろそろ捨ててもいいだろう。

これからの21世紀、このままいくと人口は減っていく。どこかの政治家が『女は産む機械』なんて事を言っていたけど、いい加減、そんなレベルの低い発言がなくなる日本になって欲しい。その上で、人口が減っていく上で、女性も男性も対等に活躍できる社会にして、国会議員の男女差も、上場企業の役員の男女差も、どっちも半々くらいになってほしいものだ。男が女をモノ扱いする社会なんかよりよっぽど生産性が上がりそうだし、もしかしたら人口減ってもGDPあがるかもしれない(笑)そしたらなんて素敵な21世紀の日本だろうか。

こういう状況を見るためにも、そして明るい未来を見るためにも読書をして視点を広げたいモノです。と言うわけで今日も読書なり。


リードマン 一月万冊 1ヶ月で1万冊読めたらいいな!
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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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