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2014.03.08 SAT - 読書ブログ

『いいね!は いいね!なのか!?』

『いいね!は いいね!なのか!?』

Facebookページを運用して2~3ヶ月ほど経ったけど、いいね!はいいね!なのだろうか?と思う。いいね!が沢山つくというのはみんなの共感を得た、と言うことなんだろうけど、実は、このページを運営していて『気合いを入れた記事』『是非、これこそ伝えたい!』と思った記事ほど

いいね!
が思ったよりつかないと言うことに気がついた。だってわかりにくいから(笑)民主主義の自殺、憲法とは何か?法律の理念について、資本主義とはなんぞや?経済学について・・・そういうわかりにくくて抽象的なことを書けば書くほど、いいね!はつきにくい。そういえば、社会学者とか、ベストセラーの作家さんの後書きとかを読むと良く書いてあるのが『わかりやすい話題ほど売れる』『本当に伝えたいことは売れない』ということ。これは1,980年代ごろの本から書かれているのでずっとそうなのだと思う。

ベストセラー作家の橋本治さんも『書籍はファーストフード化している』と言っていた。すぐわかるノウハウ本、わかりやすいエッセイばかり売れて、本当に伝えたい事は売れないというジレンマに陥るみたいなことを書いてた。おそらくそういう傾向はこれからドンドン増えていくんだろうなあ。

でも!だからこそ、いいね!がつきにくいようなわかりにくくて抽象的なことを学び、読むことの価値が逆説的に増えていくのだと思う。だれもがいいね!を求めるからこそ、いいね!がつきにくいことをやること、そこに新しい価値がある気がするなあ、、、なんてことを思った。さあ、今日も読もう。

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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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