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2019.11.21 THU - 読書ブログ

烏賀陽さんと安冨さんとの対談動画を撮影しました。「世界標準の戦争と平和」を記念した安全保障について烏賀陽さんと安冨さんの対談です。おもしろいよ。



烏賀陽さんと安冨さんとの対談動画を撮影しました。非常におもしろい対談になりました。またその内アップすると思います。烏賀陽さんの新刊である「世界標準の戦争と平和」を記念した安全保障について烏賀陽さんと安冨さんの対談です。おもしろいよ。



私は国家も民主主義はオワコンだと最近思っていた。なぜなら、自由、責任、義務、権利という概念自体が既に破綻をしているから。これは一部の独裁的な権力者が自由や責任を破壊しているからではない。

人間の考えた「自由、責任、義務、権利」とか色んな概念はあくまで「人間の生産・消費活動が自然の再生スピードを上回る事が無い」という事が前提になっているからだ。地球が破壊されたら民主主義も、自由も権利も義務も権利も何もかも吹き飛ぶ。

「自由、責任、義務、権利」とかを私達一般人が意識し出したのはホッブスのリヴァイアサンとかジョン・ロックの統治二論のころだろうか。そうすると16〜17世紀頃になる。

この時代に「人間は核兵器や様々な科学力によって地球を破壊し尽くす」という前提は無かった。しかし人間はそれを手に入れた。

人間が考えた概念はあくまで地球が存在する前提で考えられている。人間がどれだけ地球の上で騒いでも地球が人間が住めなくなるまでぶっ壊れるという前提は存在していない。

前提条件が変わったのに、前と同じ考え方をしていたらいつか破綻するだろう。それでも人間の社会は経済も、法律も色々なものが前提条件が変わっていないという風に振る舞っている。これヤバいんじゃないの?

OSがバージョンアップしてないのに、新しいソフトウェアを無理矢理インストールしてるような状態だ。バグは起きるしソフトは上手く動かない。どないしたらええんや?そんな漠然とした疑問があった。

アインシュタインとか物理学では「地球の上だけで考えている科学は宇宙に出ると成り立たない場合がある」という事を示した。社会学ではそれが起きていない。あくまで社会学は地球の上前提で考えられている。いつか社会学でもブレイクスルーが起きるのだろうか。

そんな疑問が私の中であったのだけど烏賀陽さんや安冨さんも対談の中で「国民国家亡き後の国民国家論」「オワコンとしてのネーションステート」という話が出て来た。非常にこれはおもしろかった。私の中で最近疑問に思っていることが話題でたので面白い。その内アップするので待っていてくださいませ。

烏賀陽さんの新刊 世界標準の戦争と平和
https://www.amazon.co.jp/dp/4594082335/

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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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