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2018.09.11 TUE - 読書ブログ

不登校問題や毒親問題の根本的な原因の一つって人類が戦争をするからだよな、と思う。愛したいはずの子どもを何故そんなに躾という名の虐待をするのか?そうじゃないと戦争に勝てないからだろう。

DSC07633 不登校問題や毒親問題の根本的な原因の一つって人類が戦争をするからだよな、と思う。愛したいはずの子どもを何故そんなに躾という名の虐待をするのか?そうじゃないと戦争に勝てないからだろう。不登校児達が抱える悩みとして大人から「そんなんじゃ社会でやっていけないよ!!いやでも我慢してちゃんと行きなさい!」と脅されるのが本当に恐いというもの。

確かに資本主義の競争というなの戦争を勝ち抜くためには「辛いからやだやだ」と言ってたら負けてしまうだろう。資本主義以前に学歴社会で勉強が「いやだいやだ」と言ってたら学歴社会では負けるだろう。

親は戦争や競争に負けるのが怖くて子ども達を兵士として鍛える。でも戦争がなかったら?資本主義的な競争もなく、学歴社会的な競争もなく、更にいえば実際の戦争も一切無かったら??果たして子どもが嫌がってることを「やれ!!!我慢しろ!!!!」というのだろうか??じゃあ、全人類が競争をやめたらいいのかというとそうでもないだろう。なぜなら誰かがズルしたらその人が総取りするからだ。

戦争やめましょう
資本主義な競争やめましょう
勉強も無理矢理するのやめましょう

と言って

隠れて誰かがすげーーー武装してたらその人が圧勝する
隠れて誰かがすげーーー働いたらその人の年収が上がる
隠れて誰かがすげーーー勉強したらその人だけ賢くなる

誰も頑張らない所で頑張ればその人の一人勝ちになる。それが怖くて全員やめるにやめられないんだろう。昔はその競争をしてても地球環境全体がおかしくなる、という事はなかった。だから競争や戦争が行われていても人類全部滅亡にはならなかった。

今や地球には1万発以上の核爆弾があり、100発爆発させるだけでその爆発における環境破壊や餓死者も含めると20億人くらい死ぬ可能性だってあるそうだ。更にいえば世界には443個の原発が動いていて、それらの殆どが海沿いにある。核爆弾と原発だけで人類何回滅亡するんだろうか。

核爆弾については下記を参照
https://gigazine.net/news/20170130-what-if-nuclear-war/
原発の数については下記を参照
https://www.sting-wl.com/worldmap.html
人類が核ミサイルを保持し、原子力発電所を持つようになり、二酸化炭素を吐き出しまくるようになってこの競争は人類全部滅亡するまでのチキンレースと化した。この問題を解決するには

地球という小さな所にいるのではなく、太陽系、銀河系、宇宙全部にフロンティアを広げて行く事だ。地球が崩壊しても別に大丈夫、という風になればこのチキンレースのゴールはもっと先になるので人類は当面絶滅することなくチキンレースを続けられる。

という競争全体のパイを広げるという手段と

子どもを競争の犠牲にするために虐待しない。愛する。と言うものだ。

競争に負けてもいいから子どもが嫌がるならやらなくていいよ、と愛してあげるということだ。無論、これには「子どもが嫌がっても競争に勝つ能力を植え付けることが愛情だ」という反論もあるだろう。私が子どもの頃から死ぬほど受けてきて、そして死にたくなるほど聞いてきた言葉だ。

「子どもが嫌がっても競争に勝つ能力を植え付けることが愛情だ」

という意見は人類全てが戦争状態にあると仮定するならこの意見は正しい。誰も子どもが死んで欲しいと思ってないからだ。物理的な戦争じゃなくても良くて、経済的な戦争も沢山してる。それもにたような物だ。その経済的な戦争に勝つ手段としての学歴も戦争の延長線上だ。

ただ、どうせなら大人達は戦争がある前提で「みんな戦争してるんだから仕方ない。だからお前も強くなれ」と子供に言うのではなく

戦争自体がなくなる世の中

を少しでも目指す方がマシじゃないだろうか。

「子どもが嫌がっても競争に勝つ能力を植え付けることが愛情だ」

は戦争をしてるなら確かに正しいのだけど、その社会を作っている大人が子どもを産んで育てるときに少しでも戦争自体がなくなる世の中を目指した方が真の意味で子どもを愛することにならないだろうか。

少し話は変わるのだけど、この前凄い話を聞いた。うちの会社に中国人の若者が入社(日本語ペラペラで大学も日本。)してくれたのだけど中国では身長の高い女性が優遇されて、身長の低い女性が差別されてるというのだ。その中国人の彼には凄く可愛い恋人がいる(羨ましくなるくらい可愛いぞ!(笑))のだけど、身長がそんなに高くないらしい。それは中国では差別の対象になる。

私はこれを恥ずかしながら知らなかったのだけど、調べてみたら

中国で「身長差別」深刻化、高いほど高給に=農村住民や南部出身者は不利―英紙
https://www.recordchina.co.jp/b1109-s0-c30-d0045.html
と言うような記事などがすぐ見つかった。記事を引用すると
2014年10月25日、英紙エコノミストは「中国では身長差別が加速し、経済発展に悪影響を与えている」と題する記事を掲載した。環球時報(電子版)が伝えた。

中国では人材を募集する際、条件として求める身長を明記することが多い。たとえば今年初めに警備員2人を募集した遼寧省大連市の企業。「まったく同じ仕事を2人がした場合、給与に差は出るのか」と尋ねたところ、会社側は「5ミリでも背が高い方が給与も高い」と答えた。「身長が1メートル80センチ以上あればさらに高給になる。顧客に安心感を与えるからだ」と説明する。

福建省華僑大学の観光学科では、男子は1メートル70センチ、女子は1メートル58センチ以下なら受験できない。大学の調査では、女性の身長による所得差が明らかになった。身長が1ミリ高いごとに給料も1.5〜2.2%上がっているという。

中国では貧しい農村住民や、体格的に南部の人々の身長が低い。給与による身長差別が加速することで、地域による所得格差が拡大している。(翻訳・編集/AA)
引用終わり。

とあるように、中国では背が低いと男性も女性も経済的にも学歴的にも機会不平等なのだ。これは酷い話だなと思ったけど、何でこんなことが起きるのかというと戦争、喧嘩に勝つという観点で見たらデカい方が強い、と言うものが原初的にあるからだろう。嫌な話だが、日本だって同じだ。私は人材ビジネスを20年近くやってるけど就職活動の時に美男美女のほうが優先されるのは嫌と言うほど見てる。

これは中国だけではなくて第二次世界大戦時に日本の同盟国であったドイツの武装親衛隊も同じだった。武装親衛隊に入るためには身長が高いことが条件だったのだ。

もっと単純な例でいえば日本だって男は身長が高い方が一般的にはモテるし、女性だってミスコンで優勝する人は身長が高い人が多い。ミスユニバースジャパンの優勝者は私が調べた限り170センチ未満の人はここ10年いなかった。日本以外でも欧米でも同じだろう。パリコレなどのモデル達は背が高い。

デカい方が良い、というのはいかにも原初的な欲求として喧嘩に勝つ!というものを満たすのだろう。私自身も身長が183センチある。しかし、人類全体の資源から考えた時に180センチ以上もあるのは資源の無駄きわまりない。

DSC07710

デカい奴はその分メシを食うからまこと迷惑だ!私もこの前お腹空いたからハンバーグ二つ食った。


人類の身長なんて全員120-140センチくらいでもいいだろう。流石に50センチとかになったら野良猫にも負けてしまいそうなので120-140センチ位は欲しいかもしれない。でも、50センチあったらナイフ、ピストルで武装すれば充分ライオンにだって勝ててしまう。

デカい分メシを食うし、服を作るのだって沢山の布がいる、寝るにしたって場所を取る。満員電車ではまこと迷惑な存在だ(笑)人類全体からみたら身長の高い人類全体にドラえもんのスモールライトを当てた方が良い(笑)

このあたりに興味がある人は下記の本がオススメだ。

美貌格差: 生まれつき不平等の経済学
ダニエル・S. ハマーメッシュ
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DSC07694 身長が高い方が良い、美男美女の方が良い、学歴が高い方が良い、年収が高い方が良い・・・は全て人類が競争、戦争をするという前提に立つならとても正しいけど、こんな時代はそろそろ終わりにしてもいいんじゃ無いだろうか。

ただ、競争を放棄する、というのは本当に難しいだろう。全人類ガンジーの非暴力活動をせよ!というようなものだ。とてもハードルが高い。だから出来ないし、厳しいのだろうけど、その内このままなら地球資源喰い尽くすか、宇宙に行くか、というチキンレースに人類は全員で負けてしまうのではないだろうか。

ただ、そこまで難しい人類全体の話をしなくても学歴社会と資本主義社会で勝つために、本当に子どもが嫌がることをさせることがプラスなのか??という観点は持っていて欲しい。

私は不登校でも私は中間テストでいい点を取っていたし、ストレートで地元の公立大学に入学したので、不登校=勉強できないは間違いなのだが・・・世間的な印象としては不登校=学歴負け組になるだろう。

不登校をする=勉強しない

ではないのだ。むしろ、親が不登校をあたたかく認めてあげたら勉強はどこでも出来ると言うことがわかって不登校しててもいい大学に入ることは出来る。いい大学に入ることがプラスではないけども嫌がる子どもを無理矢理学校に行かせなくても学歴社会で勝とうと思えば勝てる、という事例があったことを大人達は少しだけでも頭の片隅に入れておいて欲しい。

むしろ私は自分のペースで好きな勉強が出来たので勉強に対する嫌な感情を持たずに済んでいて、今でも読書を続けて勉強をし続けているから良かったかも、とすら思う。(無論、それでも不登校を病気扱いされるのは辛かったが・・・)

資本主義社会で勝つ事だってそうだ。私は社会人3年目くらいで年収1,000万超えて、起業してからどん底も経験したけど間違いなく一般的なサラリーマンの何十倍も経済的に自由だ。

子どもが嫌がってることを無理矢理やらせなくても、親が望む学歴や年収は手に入る事例だってあると言うことを頭の片隅に置いておいてもらえると幸いだ。

不登校=いい大学に行けて稼げる

なんてことはいわないけども、

ちゃんと学校に行く=いい大学に行けて稼げる

が100%ではないという事を知って欲しいし、それを子ども達に愛情を持って可能性として教えて上げて欲しい。子ども達は大人達の想像を絶するほど苦しんでるし悲しんでる。私も子供時代の悲しみが辛すぎて今でも嫌になる。嫌になるけどもそれは過ぎ去った過去なのでどうしようもない。その悲しみを受け止めて、今苦しんでる子どもが少しでも救われる方向になればナ、と思って書いた。

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清水有高プロフィール
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清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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